自宅の幼虫がもう少しで青虫になるところ。ピンぼけはご容赦下さい。
庭に柑橘類があるとアゲハチョウがやってくる,のは幼児のときには昆虫図鑑で知っていたし,何度も姉と羽化させたものである。
問題は,チョウの種類である。
こちらのアゲハをあまり観ないような気がする。
家で1回,4年ほど前に羽化させたときはこちらのアゲハだった。幼虫がリビングのソファーの下で羽化し,気がついたらアゲハが部屋に居た。
ただし,幼虫の食欲は相当で,糞の量が凄まじい。まったく臭くない糞であるのは幸いだが,糞の処理が室内では面倒なので,自然に任せることにした。
ところが,家ではともかく,メトロリバーに行っても気がついた
クロアゲハがやたらと多いような気がする。
子供の頃,どちらかというと「憧れ」的存在だったクロアゲハがメトロリバーにはいくらでも居ることにいまさら気がついた。
さらに,清流のメトロリバーではこちらも多い。
美しさに見惚れるアオスジアゲハ。本当に美しい。
いままで,チョウのことはあまり気にしなかったが,利根川に行ってみるとこうしたチョウがあまり飛んでいなかった。キリギリスはいくらでも居るが,やはり植生によって昆虫分布が異なっているのだろう。
トンボの種類もまったく異なっている。メトロリバーではシオカラトンボをほとんど見ない。むしろイトトンボがかなり居る。その証左として,川底にはピンチョロ虫(カワゲラの幼虫)がたくさん居る。エサ釣りでオイカワ・ハヤを釣るなら,エサは用意しなくてよい,というレベルの清流だ。
8/1の利根川は,生態系の違いを知る意味で重要だった。間違ってもアオウオやレンギョの群れを見ないメトロリバー。その逆に,アユの群れがあるメトロリバー。
生態系は「豊か」「貧弱」という言葉で片付けられるものではないと思う。生態系は「違い」でしかない。八郎潟でアキアカネの大群があるように,とにかく「異なる」だけで,貧弱でも何でもないと思う。
以上,チョウの成虫写真はウィキからお借りしました。