ベイトフィネスの基準で,水郷時代からずっと太さが変わらないのが8LBという太さである。
一時期7LBを使ったことがあるが,高級ラインにしか設定がないし,なによりスピニングと差がないに等しい。
問題は,最近の物価高。
フロロマイスターは安価でそこそこの品質だったので「お助けライン」だったが,いまや300mで1600円近くもするではないか。
左写真の,R-18は格安だったせいもあるが,240mで1800円。
フロロマイスターは,1600/300=5.3,すなわち100mあたり530円弱。R18は,1800/240=7.5,すなわち,100mあたり750円である。
すでにここで200円以上の差がついているが,フロロマイスターは「裏返しても使えない」ことがほとんどだ。
比較的高級ラインなら,裏返して2回,限界では3回までは使える。
そうなると,もはや「そこそこ高級ライン」の方がマシである。
フロロマイスター,実は4LBのスピニングでは問題ないのに,8LBになると品質のムラなのか,いきなり途中で切れたりすることもある。
以前は「安いからしょうがない」と我慢していたが,どうやらもう,フロロマイスターの在庫を増やすメリットはなくなってしまったようだ。
事実,高級ラインの値上げ幅は意外に低く,何回も使えることを考えるとお得ですらある。STEEZは複数台あるのだし。
いや,ホント,ウクライナ問題が出るまでは物価高どころかデフレスパイラルだったのに,いまは物価高。
給料が上がるなんてことは望めないが,とにかく「そこそこ」でよいと割り切る必要もありそうだ。
ちなみに,ナイロンではない「フロロコーティング系」の安物ラインをアマゾンで見かけるが,ゴミになる予感しかしないので買わないネ。
ダイワのジャストロンが,最後に残された選択肢かね