ダイワリール「STEEZ(スティーズ)」【SLPきょうのオーバーホール#6】
初めてダイワ公式の動画を観ました。
わずか15分程度に圧縮されていますが,作業用の大きな(ゴム)マットがかなり重要ですよね。あとは,洗浄液。
非常に気になったのは「ハンドルノブ回転」の許容範囲です。自分では「クルクル」回らないとダメですが,ダイワ公式では「クル」ぐらいなんですねえ。
次に気になるのが,このまま素人が真似すると危険だということが警告されていないこと。ええ,自分なら「Eリングは最初のうちは外さない範囲で」と伝えます。
使う工具の説明も必要なのではないかと。ドライバーの精度がわるいと簡単にネジをナメてしまうから,ダイワのこの製品がオススメですよ,なんてのでもいいと思います。トルクうんぬんもありますが,マットのおかげでかなり自由度が増していますよね。このマットだけ作業用にほしいです。
これをまとめると,次のようになります。
【公式だからこそやってほしいこと】
- どの油脂類を使うのかということを示してほしい(ダイワ純正だとはわかりますが)。
- ハンドルノブの回転許容は,個人的に疑問です。リールOHが終わって返却されたとき,第一印象で「あっ,ハンドルが軽くなった」って結構印象変わりますよね。もちろん,耐久性を無視して脱脂してはいけませんが,グリスなのかオイルなのか,純正部品が売れるのだから説明してくれてもよいでしょう(自分はオイルです)。
- 工具の説明もほしい。純正だからこそ,SLPワークスで販売しているからこそ,示してほしいです。その方が工具も売れるでしょう。
- 異音がしないリールのOHなので,この動画では何も修理案件がないのでよいのですが,個人的には「クラッチカムベアリング」「ゼロシャフト」へのグリスアップの重要性に触れてほしいです。なぜかというと,「シュルシュルする」という症状に,とくに初めて購入したSS-SVで非常に悩まされたので...。原因追求は,ひたすらトライ&エラーでしたよ。
- 最後の仕上げで「ワックスかけないの」と疑問に思いました。シリコンスプレーでもよいわけですが,とくに構造上「TW」にゴミが詰まりやすい以上,普段から綿棒等でしっかり掃除しておかないと,はっきりいって普通のベイトリール以下になってしまうのが「TW」の最大の盲点です。自分は,毎回歯ブラシとCRC-666で掃除して,シリコンスプレーで軽く仕上げます。
- どこがキモなのか書いたら企業秘密というところは理解しますが,「ここはこうした方がラク」「ここはこうしない方がいい」という種明かしを少しぐらいサービスしてもよいのではないでしょうか
自分は,ベイトリールのOHは,セクシーダイナマイツさんに「キモ」を教わってからというもの,ほぼすべて自力で解決してきました。商売になるようなレベルではありませんが,友人レベルなら「おお,これはスゴイ」と言わせたことも何度かあります。
本当に,セクシーダイナマイツさんにはお世話になっているわけですが,コロナ禍でまったく会えない日々が続いています。それでもまた,いつかお会いできる日を期待して...。
一番伺いたいのは,やはりスピニングOHの基礎です(1WAYローラークラッチの調整です)。