特段不具合ないけどやれるときにやらないとね。
STEEZのギア関連は非常によく出来ていて,シマノの07メタマグのような「グリス蒸発」が起きない。
いま思えば,07メタマグの頃はジュラルミンギアもまだ熟成されていなかったんだろうね。
したがって,STEEZは1回OHすれば余裕で1年使える
自分のものは同じ1016SHが3台あってローテーションしているから,さらにOH頻度は低くなる。
それでも,以前チニングのあとにOHした1016Hが調子よくなった(巻きが軽くなる・クラッチのキレがよくなる)ので,今回もOHに取り組んだ。
普通はここまでで分解止めるのが正解です。
ここから先は正直「キツイ」のでオススメしない。でもね,1年1回だからやっぱり「やっておかないと」という義務感が生じて結局バラバラにした。
結論としてはクラッチカムベアリングに組まれている「プラスチック」の黒いシュー(部品名は後述)のようなものを組み忘れて,スプール入れたら「ガガガ」とヤバイな音がして気がついた次第。この時点で90分経過しているのでクタクタなんだけど...。
ダイワのWEB展開図より。新品だと税込み65000円オーバーなんだ。自分は中古でしか買ってないけど。
クラッチカムベアリングカラーという部品だった。
「プラスチック」の黒いシュー(クラッチカムベアリングカラー)のようなものが幸いゴミ箱(作業机の真下)に落ちていて,ちょっとツバが欠けてしまったけど力がかかる部分じゃない(単にピニオンギアを軽く支えているだけ)ので,再度バラシて組み込み,成功した。
正直,机が狭いというか・老眼というか,OHはキツイ辛い作業になってきましたね...。
壊したくない人は普通にプロに依頼して,セコイ人は自分で頑張るといっても,正直07メタマグのような気楽さはまったくないヨ...。
あと2台は当面大丈夫(不具合があるわけではない)なので,ハンドルノブの分解整備だけで止めておくことにした(実用的)