これは内地でよく見かける墓のようであるが、
墓ではなくて、首里の尚金福王を拝む遥拝所である。
現在は、拝所としての機能をはたしていないのか?
人が中に入った気配も無く、ウコール(線香)の跡もなかった。
尚 金福は尚巴志の子、尚 忠王の弟にあたる王で、
在位は1449~1453年と、わずか4年の短い期間であった。
尚 金福王の拝所の近くには、皇(コウ)グスクがあるが、
皇グスクは、その形をまったく留めておらず、造成によって破壊されてしまっていた。
このグスクには、王の側女(妾)が住んでいたとされる。
そしてその側女は、ここで王の子を産んだと言われている。
この皇グスクを教えてもらったのは、70歳くらいのとても美しいおばあちゃんであった。
そのおばあちゃんから親富祖グスクへも連れて行ってもらった。
尚 金福遥拝所へのアクセス
尚 金福遥拝所へは、国道58号線を
浦添市の牧港補給地区の反対側の屋富祖信号より右折し、
左へ入る二つ目の道を500mほど行った所にある。
城間地区の同仁病院の裏辺りになる。
駐車は、アパートの入り口の空いた場所に駐車した。
( 沖縄県浦添市 城間 )