親柱に刻まれた石工の野田寅蔵の名前
架橋 / 大正13年
石工 / 野田寅蔵
長さ / 7.5m 幅 / 3.0m
拱矢 / 2.5m 径間 / 7.0m
環厚 / 35㎝ 単一アーチ
やっとの思いで探し出した
西畑橋から300mほど上流に架かっているが、
この橋を知っている人が少なくてここでも時間を食ってしまった。
石橋は県道に架かる新稲葉橋の下流に架かっているが、
新稲葉橋の存在が大きいので、なかなか見つけることが出来なかった。
小じんまりとした橋は牧歌的で、周りの田園風景に溶け込んでいた。
規律よく並べられた輪石が気持ちよく、壁石との調和が取れていた。
路盤はコンクリートで補強され、
欄干がないため墜落防止にフェンスで保護された何とも頼りなさそうな感じが
かえって味を出している。
( 大分県竹田市久住町白丹 稲葉 )