黒木大藤は、1395年、後征西将軍良成親王のお手植えと伝えられ、
幾多の戦と大火に見舞われながらも、
樹齢600年以上を数える今でも力強く、
また、たくましく生き続ける長寿の藤として全国に知られるようになり、
国の天然記念物に指定されている。
黒木の大藤がある素盞嗚神社には、
素盞嗚神社の小さな社殿を取り囲むように
東西約50m、南北約80mの、
約3,000平方メートルもの広大な藤棚が広がっており、
毎年4月中旬ごろに開花し、1メートルを超える紫色の花房を垂下させる。
開花期間中に開催される黒木大藤まつりには、
全国から約20万人もの人が訪れ、藤の美しさに感動させる。