師匠の伊勢ケ浜親方から渡される優勝旗を受け取る照ノ富士
優勝賜杯を手にする
コロナで異例の無言での国歌斉唱が行われる
今日、幕尻の番付の照ノ富士が5年ぶり2度目の優勝を果たした。
優勝経験者が関脇以下で2度目は44年ぶりの快挙だそうである。
大関で、しかも優勝経験者で、怪我や病気で序二段まで陥落していた力士が、
ここまで這い上がって来たのは奇跡に近い。
まして幕内復帰だけではなく、優勝という快挙まで達成した。
そんな地獄を見た人間の復活劇に感動した。
それはモンゴルとか日本とか言った垣根を超えたものだった。
「 よくここまで・・・ 」 やって来れたと思う。
その地位も知っていたし、応援していたので、その感動もひとしおだった。
これは相撲に限らず、どんな世界でもいえることだと思う。
” 諦めたら前に進まない! ” 。だから諦めずに努力して前に進む。
その努力をするという気持ちと行動が賜物だと思う。
昔、スランプの時に先輩の青木宏親さんからアドバイスをもらったことがある。
「 諦めんで努力ばしよっと、元おった位置まで戻るっけん、頑張らにゃんたい! 」
って言われた言葉を思い出した。