ゆっくり一人歩き

いわゆる良い物ってどんなものだろう?考えるより、国宝を見るのが早いでしょう!国宝をゆっくり自分の目で見て廻ろう!

伊射奈岐神社 その2

2010-04-26 00:17:30 | 神社
もう一つの伊射奈岐神社は佐井寺というさらに南に行った場所にあります・・・

と、口で言うのは簡単なのですが、これがなかなかややこしい・・・

大きな道に面していないし、細い道が入り組んでいる・・・

大体の方向を見定めて勘に頼って走っていくとちょっと関係のありそうな場所に着いた!



佐井清水水源となっている・・・

後から考えるとよくこの場所を見つけられたなぁ~と思うようなところにあるのですが、これこそが佐井寺の名の由来と思われる場所なのです!

と言うのは、この佐井の清水は行基の祈願によって噴出したとされていて、山田寺(これまた行基の開基・・・)に引き込まれていたそうです。

そして、その佐井の清水が霊験あらたかなので山田寺を佐井寺と呼ぶようになったみたいです。

伊射奈岐神社は佐井の清水から細い道をさらに進んだところにありました。



石段を登ると・・・



予想外の新しい社殿でした。

祭神は予想通りでイザナギノミコトです。

ここの由緒書にも、もう一つの伊射奈岐神社とほぼ同じ内容のことが書かれていてイザナミノミコトを移したとされています。

道がややこしかったけれどなんとかこれでイザナギとイザナミの両方をお参りできてスッキリ!

片方だけではシックリしませんからねww



狛さんはいたって普通で、桜が良く似合っておられました・・・



社殿の横から古墳時代の窯跡が見つかったそうです。

江戸時代には佐井寺焼きと呼ばれる陶器の窯が近くにあったそうで、古墳時代からずぅ~と続いてきたのでしょうか?

まぁ、それはともかく、古代からこの周辺に人が生活していたことは確かなようです。


家に帰ってからいろいろググってみると面白いことが解りました。

伊射奈岐神社は現在の場所よりも元は西の方にあったそうです。

行ってみると解るのですが、伊射奈岐神社の西側には佐井の清水があり、その西側がさらに高くなっています。

おそらくその高くなったところに伊射奈岐神社があったのではないか?と想像できます。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする