久しぶりに四国での仕事が入り、
行けていなかった国宝のいくつかを巡ることにしました。
夜中のうちに家を出発!
PAで仮眠の後
朝八時に着いたのは尾道にある浄土寺!
学生時代に一度来たことはあるけれど
その頃はあんまりお寺に興味がなくて記憶も曖昧・・・
案内通りに境内に車を止めて
取り敢えず門の前へ
浄土寺の参道といえば線路下から続く、この階段!
室町時代の山門は重文指定
門前が階段だと門の全体像が見え辛くて残念に思うことが多いのですが
ここの階段だけは印象深くて別の思い・・・
尾道といえば
小津安二郎の『東京物語』や大林宣彦の尾道三部作などのロケ地
映画も好きな私には堪らないのです!
階段を上って門をくぐると
↑国宝!浄土寺本堂!
鎌倉時代の折衷様式
と!ここで本堂の御本尊が御開帳中であることを知る。
但し、朝は九時半から・・・
う~ん、まだ一時間ほど時間がある
早くも予定は狂うのですが、こんな機会もないので待つことにしました。
境内の周りをウロチョロして時間潰し
いよいよ国宝本堂の内部へ!
内部は密教建築らしく外陣と内陣が蔀戸で別けられています。
開帳中の御本尊は平安時代の十一面観音立像
金色に輝く素晴らしい像でした。
なんの予備知識もないとこのまま本堂を後にしてしまいそうなのですが
掛けられている曼荼羅もなかなかのもので必見ですよ!
本堂の後は厨子の裏から出て隣の阿弥陀堂へ
↑浄土寺阿弥陀堂
重文指定だけど外から観るといつ国宝になってもおかしくない様な感じ
もっとも浄土寺の境内が国宝に指定されているので
阿弥陀堂も国宝扱いなのかもしれません・・・