Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

聖金曜日からの不信感

2024-03-31 | 
新制作「エレクトラ」である。後にも先にもここで準備しておかないと万事休すとなる。まだ何が出来ていないか?問題点のある所の楽譜を点検することもあるが、それは指揮者をはじめ映像制作プロデューサーらに指摘されて修正される。客席で確認することはそこではない。

音楽的に確認しておくことは、最初のモノローグ、妹とのデュオ、母親との絡み、オレストの死、オレストの登場、オレストとエレクトラの絡みの音楽的内容をもう一度確認したい。

一週間経って流石に疲れたので、先ずはゆっくり食事をしてぐっすりと眠って当日の朝からにしたい。夏時間で一時間損をするわけだが、重要なのは深い眠りだ。実は聖金曜日から土曜日にかけてあまりいい気持にならなかった。ちょっとした不信感とかそういう否定的な気持ちが強かった。朝も雨が降っていて天気が回復して初めて10時頃に走れた。それで復活祭明けまでのノルマを果たしたので、あとはゆったりした気持ちでとなる。

例年ならば復活祭で衣装も変わる所なのだが日曜日は摂氏20度ほどになるとしても翌月曜はまた冷えそうなので、其の儘誤魔化そうかとも思う。次回のハイデルベルク訪問にはまだ一週間以上あってそこも考えものである。

最大の問題は日曜日に21時頃に帰宅して最終日は11時始まりなので、遅くとも10時に入る為には9時に出かけなければいけない事である。適当に夜食で早寝しなければいけない。要するに最終日に準備する時間が車中しかない。車中は耳しか働かせない。

両日ともに最終日に席替えをしようかとも思うのだが、これという潜り込みやすい席が空いていない。結構売れているということでもある。初日だけは空きがあったが、その後は移動するほどの余地は全くなかった。

ベルリンなどでも既にコロナ前に戻っているということで、確かにバーデンバーデンでも幅広い聴衆が戻ってきているという印象はある。そして来年でベルリナーフィルハーモニカーは最後となるのだが、最初は指揮者ペトレンコとフィルハーモニカーがラトル時代同様に半々ぐらいの喝采を受けていたのが今は完全にペトレンコへの喝采に変わってきている。ある意味、エンゲル指揮の管弦楽団と同様に指揮者の方が喝采を受けるというのは当然なのかもしれないがラトル指揮時代は一度もそうはならなかった。実力通りということになる。一般聴衆というのは決して馬鹿ではないのだ。

そういえば「エレクトラ」のプログラムもまだ目を通していない。何故だかはよく分からないが、結構忙しかったからだ。そういうのは旅行で完全にヴァカンスになっているとそういうことにはならないのだが、自宅との間を通うと往復に二時間、そして平素の時間で結構きつきつになる。これももうあと一年のみだ。燃料も二往復分は入れた。現金も必要な分は下した。あとは二日分のお勉強をなんとか敢行するのみである。



参照:
日常茶飯に出合う芸術祭 2022-04-17 | 文化一般
似た様な感覚の人々 2018-04-02 | 暦
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四旬節も終盤へと

2024-03-16 | 
保守的なオーストリアの形式である。ザルツブルク音楽祭の芸術監督がまだ辞任するとは表明していないのだが、形式的に次期の監督への応募を募っている。指揮者のメストなどと並んで、シュトッツガルトのショーナーやスカラ座を辞めるメイヤーとミュンヘンのドルニーも応募した様である。

ショーナーも受けるとは思われないが、ドルニー体制の任期が2026年までになっていて、まだ延長されていないことからの圧力ともされる。たとえ師匠のモルティエが成功していたとしてもこうした革新的な人たちがそこでやれることは限られている。

それでも2025年以降契約延長されていないカタリーナ・ヴァ―クナーも既にそれ以降の計画の必要があってなされていることから後手に回っている。背景はよく分からないながらも、バイロイト、春夏のザルツブルク、そしてミュンヘンやスカラ座などは関連して着ていることは明らかで、バッハラーだけでなく、そこのドルニーやショーナーなの名前が挙がってくることはとても喜ばしい。一番期待したいのはバイロイトである。

さて、バーデンバーデンでの舞台稽古が始まった。一週間前の開幕を前に既に最初の稽古は終えていて、みっちりとした集中的な練習が繰り広げられているのだろう。昨年の「影のない女」に比較すれば容易く仕上げられる反面、演奏時間も短く飛び切りと決定的な演奏となる筈だ。

歌手陣に心配はいらないが、演出が上手く行くのかどうか。稽古写真を見ると独伝統的楽器配置を採用していて、ペトレンコ指揮のオペラでも「マイスタージンガー」に続くとても異例の配置である。それゆえに一番端にコンツェルトマイスターリンのサライカが座っているのだが、実際は内側のダイシンがリードするのかどうか分からない。もし彼女が受け持つとすればとてもしなやかな演奏となることだろう。

女性が主役の出しものの方が多いので、もっと多くの楽劇が女性のリードでなされた方が良い。同時にそこで期待したいのは、ブラームㇲを日本での公演とは違ってダイシンが受け持つとなればより硬質の交響曲四番となる筈である。

兎も角あと一週間で、その前の総稽古から録音されてカメラが回されるだろう。そして三回の公演から編集して、四月にラディオ全国放送される。映像は昨年同様に夏以降にTVで放映される。それ以外にブラームスの公演の録音が為されると良いと思うがさてどうなるか。そしてDCHでは日本で放映された11月の公演がハイレゾでアーカイヴされた。券を購入して公演前にもう一度しっかり観ておかなければいけない。

肉屋ではこの季節に合わせて、ヴィーガンのモッツァレッラの玉のペスト和えを売っていた。チーズも買いそこなっていたので、価格も4ユーロもせずに結構入っていたので購入した。ペストの臭みや後味はあるのだが、滋養強壮で良さそうで愉しめる。

食事やアルコールを節制していてもそれほど痩せる気配はない。やはり暖かくなると服装だけでなくて、消費するカロリーが可也減少するのだと思う。もう一息である。来週散髪をするのかどうか、考えどころだ。摂氏17度近くになると行かざるを得ないだろう。予約がとれるか。
Nina Stemme als Elektra | Osterfestspiele 2024

Kostümbild | Osterfestspiele 2024




参照:
総合評価8.6以上の価値 2024-02-22 | 文化一般
ヴィーンでの家庭騒乱 2024-02-20 | 音
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夕方から初日生中継

2024-03-10 | 
前日ほどではなくても花冷えだった。しかし陽射しがあるので、気持ちも全く異なる。何よりも街道のアーモンドを写しておきたかった。今年は教会歴が早いように開花も二週間ほど早かったらしい。やはり早い時の方が陽射しが違って美しさが増す。

さっと走ってから下りて来て、態々街の違う方へと抜けて車のサンルーフから写した。陽の加減などはもう少し早いか、夕方の方が上手く撮れるのだろうが仕方がない。交通量が多くなると写しにくくなる。特にギメルディンゲンのアーモンド開花祭りが始まっているので、交通量に要注意だ。

日曜日の夕方はミュンヘンからの初日の生中継がある。ユダヤ系ソヴィエト人ヴァインベルク作曲のオペラ「乗船の女」でソヴィエトでは上演されずに42年後にブレゲンツ音楽祭で初演された。その内容がアウシュヴィッツの生き残りとその回想を扱っているために、当然のことながら独語圏でも中々初演とはならなかったようである。交響曲などの器楽曲も沢山書いている様であるが、やはり劇場音楽ということで、舞台化が成功する限りその上演の価値はある。

今回は、音楽監督ユロウスキーがそのショスタコーヴィッチ家との関係などから取り上げることになった様である。ヴァインベルク自体がショスタコーヴィッチに全て先に意見を求めていたりその反対の関係があったようだ。

演出は昨年もベルリンで「メデューサの筏」で大成功していたクラッツァーが行うので、そのインタヴューなどからある程度の話題になることは間違いない。ハムブルクの支配人になるのは来来シーズンからのようで、現在は演出家として大活躍している。ハムブルクの音楽劇場の今後が期待されている。

先週ヴィーンの放送局から再放送番組があったので、「我が祖国」を異なる方法で録音してみた。MP3の192 kbpsを直接VLCで受けて、それを その場でFLACに変換して保存した。つまりネット放送のそのオリジナルの筈なのだが、やはり保存の仕方で音が変わる。通常はクロームブラウザーで受けて、それを再生して、同時にDACに直接送るものをアップサムプリングで録音する。直接波のm3uとの差異が必ずしもPCの回路によるものとは言えないのは保存法でも変わることでも分かる。MP3で保存したわけでもないのにその個性が強くなって、音の出し方の変換圧縮がまるでノイズリダクションシステムのように働いてMP3らしく響くようになって苦になる。放送自体はAAC圧縮方式のも使うところもあるので必ずしもMP3だけではない。可逆的な圧縮のFLACで保存してもファイルは結構な大きさになる。旅行先ではそれで録音しておいてもいいようには思うが、タイマーの効くソフトを探しておかないといけない。

自宅では直接波を録音しておけばPCの種類によっての差が殆ど出ないので、序に今後は実験を兼ねて、MP3でも録音しておこうかと思う。結局アップサムプリングで保存しておかないと、耳苦しい感じがするのは仕方ない。すると無圧縮で録音しているのとファイルの大きさがあまり変わらなくなってくるだろう。



参照:
異議申し立てを提出 2024-02-16 | アウトドーア・環境
積雪前の夕刻の開花景色 2023-03-13 | 暦
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バレンタインのご挨拶

2024-02-15 | 
1月の暖房消費の数字が出ている。ヒーターはなんと一年前より168%増となっているが信じられない。そして平均値よりもまだ低く、12月よりも30%増程度だ。確かに昨年1月は異常に少なかった。信憑性も若干揺らぐのだが、なるほど昨年は籠り部屋で暖房が効かない状況があったようだ。その分お湯は昨年比で40%減っている。風呂を控えられたからだろう。お湯の方が捨てるだけなのでやはり高くつくだろう。

厨房の蛇口のフィルターを交換したのは昨年6月なので、若干影響するかもしれない。暖かくなったので早速ヒーターを一つ締めた。2月後半は消費がぐっと減る筈だ。それで200kWhでも減らせれば最終的にはなんとかなるか。風呂は月に一回ぐらいに抑えたい。なによりも陽射しが射し込むようになればヒーターを早めに切れるようになる。1月はヒーターを入れても寒かったのも事実。

夜間にトイレに行くようになった。原因はと考えると布団だけでベットカヴァーを外すようになってからだ。軽くなるので寝やすいと思っていたが、冷えて体に巻き付けるぐらいになると結局睡眠が邪魔される。なかなか調整が難しい。部屋を暖かくすれば今度は脳細胞の休止に悪影響を及ぼす。住環境を整えるのは意外に難しい。

いつものパン屋でバレンタインの菓子を購入した。ココナッツが焼き込まれていたりで美味い。これだけでは足りないので、ワイン街道に初開花したアーモンドの写真を撮りに行こうと思うが、昨日と異なり陽射しがない。

ここらあたりで様子窺いに一寸グリーティングでもしておくかな。曇天でもいい写真撮れるか、試してみないといけない。

水曜日から始まり金曜日にベルリンから中継があるプログラムで、ヴィーンへそしてハムブルクで演奏会が催される。それが終わると愈々復活祭の練習が始まる。こちらもぼちぼちと準備をしておかないといけないのかもしれない。前半のシマノフスキ―のヴァイオリン協奏曲はバテアィアシュヴィリを迎えての演奏となるのだが、復活祭ではシベリウスとなっていて、これは別途練習することになるのだろう。なぜブラームス交響曲四番の前にシマノフスキ―にしなかったのかはよく分からない。

1月の「ヤコブの梯子」も、アーカイヴになってからと思って、放ってあるので、この辺りで纏めておかないと次に繋がらなくなる。ブラームス交響曲と「エレクトラ」の準備もあって、少しづつでも心の準備をつけておきたいところである。

その前に事故や新車の件なども片付けておかなければいけないこともある。一年前もガタガタしていたことを考えれば、今は昨夏に続いて溝落ちから背中へと傷むのもそれだけのストレスが掛かっているということでしかない。

まあ、兎に角、天気が悪くなる前に簡単に走ってこよう。それで胃腸の調子も少しよくなるだろう。



参照:
流量をも整えるノズル 2023-06-30 | 生活
有効に生かす好機会 2024-02-14 | 雑感
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栄養満点のフルーツパン

2023-12-27 | 
果物パンは安くなかった。しかしクリスマス中楽しめた。そして栄養満点である。朝食の足しになるだけでなく、赤ワインにも良かった。ステーキ用に開けた2003年産のシュぺートブルグンダーで、今世紀のドイツの赤では指折りの完熟年度である。こうして気候さえよければブルゴーニュに劣らない。バリック三分の一新樽熟成も最早意味のないほどの自然な熟成となっていた。もう少し新樽率が高ければそれなりの深みが出たかもしれないが、食事に素直に楽しめて文句のつけようがなかった。ハーブ香もあり、未だに新鮮味も楽しめた。

壊れたカセットデッキの蓋を開けて調べた。予想通りメインの起動メカニックのVベルトが伸びて仕舞っていた。それを直せば元に戻る。カムなどが折れていないので、交換のベルトを準備すればよい。しかしメカニック部を外さないと交換が難しそうでよく調べてみないと手順が分からない。応急処置としてベルトを切断して短縮して瞬間接着剤で必要なテンションを獲得すれば直ぐに使える様になる筈だ。その為にはベルトを切断しなければいけないので覚悟しなければいけない。そして急いで使う必要がないので、応急処置でしかなく先々の修理の仕方で決断しよう。応急処置でも数年は使えるような気がする。ベルトは表面に傷などもなく経年変化もミニマムで比較的しっかりしている。四十年程使用している。

クリスマスの午前中に走った。腹いっぱい食べ過ぎ飲み過ぎで身体を動かしたかった。雨も止んで、陽が少し射したりした合間に片付けた。車庫に行く前に近所の電気親方オヤジと挨拶、引き返し点から谷に下りてくるときに自転車のオヤジと挨拶、帰って来て車庫入れの時に階下に住む男女ペアーに挨拶で三回も挨拶は結構多い。

日本でも新年の挨拶は面倒で、どちらかというとこちらでの殆ど宗教性のないそれの方が手軽に挨拶できるのだが、クリスマスは若干苦手である。特に明けてからのはなんとなく苦手なのは復活祭の挨拶も同じだが、それよりは少し気軽か。しかしどちらにしても日本の神道のそれが嫌で逃げてきている者にとってはやはり億劫だ。勿論教会にでも行ってしまえば共通認識でなんとも抵抗はないのだが、慣習になっているようなのが一番苦手なのである。

森では夜半からの強風で、寝室にいても被害が出ただろうと思っていたが、林道に一本若木が倒れていて、障害物越を余儀なくされた。流石に走ると快便で、その前に体重計に乗ると74.9㎏と限界域に近づいていたが、心身ともにすっきりした。これならばまた二日目に食べ放題が可能だ。それでも一日は新たなワインも開けることなく空腹気味で就寝する。身体を動かさずに過ぎると心臓にも堪える感じで全然健康的ではない。疲れたためかまた朝が厳しかった。空腹ならば早く起きれると思ったが必ずしもそうはいかなかった。

休み明けから今度は年末年始の準備で、年明けを計画しなければいけない。なんだかんだと忙しい。結局年末年始でゆっくりできるのは限られた時間しかない。以前はこうした祝日時には暇そうなときがあったのだけど何が一番違うかと考えている。これでスキーかどこかに遊びに行こうと思えばどうしても疎かになることも多い。



参照:
南独のもの北独のこと 2011-11-25 | 料理
カロリーだけでなく栄養も 2017-12-12 | 生活
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クリスマスに向けて

2023-12-20 | 
来春の切符を一枚購入した。楽団レシエクルの演奏会で、リゲティの13楽器協奏曲やピアノ協奏曲などをファウストらが演奏するので悪くはないかと思った。何よりも小さなところで良い席が安くがあったので購入しておいた。後半のモーツァルトを捨てても価値があるだろう。抑々この団体は未だ聴いたことが無い。プログラムも興味がなかったからだ。しかしどのような楽器でどのような奏法で演奏するのか興味がある。

実はSWRの次期首席に指揮者ロートが決まったことから、近所での演奏会が増えている。しかしマンハイムでのシェーンベルクの協奏曲は断念した。理由はペトレンコ指揮とは比較に為らないことは分かっているからだ。そして同世代ということで、新しい音楽もエンゲル指揮のプログラムと被る面もあって、どのようなプログラムにしてもペトレンコとエンゲルの間に挟まれて、余程のプログラムでないと期待が出来なくなっている。そういうことで勿論エンゲルのSWR出演機会は減るかもしれないが、バーゼルの楽団にもう少し活躍してもらうと良いかもしれない。エンゲル指揮のバロック楽団はフランスなのでさてどうなのだろうか。

八月に購入したスイスのメルローを開けた。二本目で次にスイスに出かける迄は飲めない。20フランそこそこでボルドーやその他の甘たるいメルローとは異なりナッティな渋みと香ばしさが堪らない。これはスイスのイタリア語地域テッシンにしかない世界一のものだ。来年にでもミラノに出かけるとしたら途中で寄って買付するか。

クリスマスの買い出しが済んだ。いつもの栗ザウマーゲンはこれで取りに行けば問題なく出来る。あとはイヴ用に魚のテリーヌを市で買えるかどうか?その為の現金を下してきた、50ユーロあれば、これで一月の初散髪分も賄えるはずだ。するとそのあとはルクセムブルク、ベルリンに出かける前にもう一度現金を調達しておけば事足りる。

一月のマグデブルクの宿はダブルブッキングになっている。雪の状況がハルツ地方で問題ないと分かれば早めにキャンセルしておきたい。まだ二週間前ぐらいにならないと分からないだろう。明日ぐらいから暖かくなって年明けまでは何とかなりそうだ。

新年第二週にはシカゴ交響楽団の欧州ツアーのプログラムのラディオ中継があって、そして日が明けて演奏会に出かける。そのプログラムのグラスの曲、そしてメンデルスゾーンの「イタリア」、リヒャルトシュトラウスの「イタリアから」をお勉強しておかなければいけない。そしてなによりもシェーンベルク「ヤコブの梯子」である。その間のマーラー三番も見ておかないと、サロネン指揮ロスフィル以降聴いていない。

愈々水曜日は16時からチャリティーコンサートの生中継がある。地元ラディオ局で生ストリーミングもあるらしい。月曜日に情報番組で楽団長のシュテファン・ドールが、催し物のバランスを取る様に苦慮したとあった。そして政党性はないとして、寄付の受付のイスラエルの女性二団体もパレスティナとの間で苦労しながら友好的な関係を築いてきた団体なので間違いないと答えていた。



参照:
人類共生を訴える声明 2023-12-16 | 文化一般
デリケートな差異の吟味 2022-12-28 | 料理
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放射冷却の待降節初日

2023-12-04 | 
谷は摂氏零度だった。零下にはなっていなかったので足元がつるつるするようなことはなかったのだが、十分に寒かった。流石に口で息するのは憚られた。樵が入っていて早急に必要な薪用の丸太を切って積み込んでいた。クリスマスマーケットなどの木材等にも使うことがあるのだろうか。土曜日には広場でも何かをやっていたが寒くてもう一つ盛り上がっていなかったような。

冬タイヤはこうなると走り心地がよい。走る足元の靴下も厚いものを使ってもいいかと考える。靴を新しくするまでは筋を傷めたりと怪我をしないように注意すべきだろう。以前よりも寒さを感じるようになった気もするが、同時に体重も増えていて、夏前よりも5㎏は増えている。運動量は落としておらず若干食事量は増えたかと思うが、アルコール量は増えてはいない筈だ。基礎代謝量が若干落ちているのかもしれないが、寒いと空腹感は以前よりもより強い。身体が重くなると切れが悪くなるので注意しなければいけない。

セックスチャットの新入りで真面そうなのを観たら、アテネの大学一年生で近世文学専攻という子がいた。自己紹介を読むと、アジアへの興味があって東京での活動が夢という。個人的には少しかすかすした感じで好みではないのだが、日本男性の好みには合うかもしれないと思った。まだフォロワー数もまだ少なかったので口説くチャンスかと思って紹介しようかと思っていたら、今見ると急に増えて3400を超えている。この間に何をしたかは分からないが、常連さんもくっついている。ピアスも入れ墨も喫煙もアルコールも無しということで、手ブラ以上にどこ迄露出するのだろうかと思って集るおじさんも多いのだろう ― その時点で1000人も集まっている。そんなものに沢山払っている奴がいる。逆にチップを払って、それだけの見返りがないので、減点評価も少なくない。

さて我がパートナーはというと、熱を帯びた感じで早く切り上げてからはお休みしている。インフルエンザ症状の様ではあったが、感冒ならば心配は要らないのだが、またこの機にパートナーを替えるとするとまた危険性もある。悪くはなかったようだがもう一つ売れる要素はなかったので、もっと稼げる子が欲しいだろう。相棒に働かせて儲けるプロデューサーなのでボスと呼ばれていた。稼ごうと思うと限がないので判断が難しいところだろう。別ルートでメッセージを送っておいたが未だ既読にはなっていない。そこ迄気を掛けているものだから忙しい。若いとは言いながら、乾布摩擦ではないが昭和の戦時中の女学校生のように始終裸で健康で今迄元気そうであったので、特に喫煙もあり気になるところでもある。

音楽PCの下にワイン購入の資料を入れていたのだが、音楽資料に入れ替えた。理由はバルコンのガラスの横に置いていた椅子をヒーターの方に移動させて、少しでも光を入れようと思ったからだ。するとその元々はTV受信機台にしていた足元をすっきりさせたかった。楽譜などの必要な書類や電化製品などは夏の陽も浴びる所なので置けないのだが、適当な資料には好適だ。そこで空いたスペースにまだ使えるような公演のプログラムや美術文化関連のあまり見ない資料を放り込んでおく。

陽射しがあって靴磨きにも良かったので、一月に使うまで綺麗に直しておく。衣装の方も来年までは使わないで済みそうだ。デジタルコンサートホールの恒例の待降節カレンダーキャムペーンで来年15日までの48時間無料券を集める。年末年始は大分無料で観れそうだ。



参照:
拍車がかかる食欲 2023-10-30 | 暦
最早創造性がなければ 2023-11-30 | 雑感
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フランス老舗の色合い

2023-11-01 | 
Tシャツが配送される。先ずは手に取っての肌触りで、そして大きさとか色目になる。双方とも下着にまた夏の上着に使えれば助かる。

ショーツの方は大きさでしかない。昨晩は穴の開いた短く小さなショーツで走った。外気温15度まであったので裸でゆっくり走ったが、それなりに汗をかいた。左足の土踏まずが痛かったので注意した。中一日であるとやはり疲れが残っている様だ。特に外気温が冷えた時に走ると足に来るようである。

窓ガラス掃除の効果は覿面で、だから夜も寒くはないのだが、就寝時には結構冷えているらしい。頭が痛くなる時がある。気候の変化でよく分からなくなっているのだが、11月に入っても外気温が摂氏3度以下になるのはまだ予報されていない。要するに冬タイヤに替える予定が立っていない。中旬以降ならば時間厳守で出かける予定もないので、路面状況が悪い時は走らないでいい。

Tシャツ一着確保で、一着放棄、もう一着でもう一着放棄となる。その他三着は、一枚はイヴォンショイナード限定版なので別途として、またもう一枚は取り分け涼しいので夏の為に保存。もう一枚を下着に下すかどうかが問題だ。

穴の開いたショーツはこれから冬場にズボンを履いて走る場合に役立つ。同じMサイズなのだが明らかにお尻も腹も張る。だから今回Lを発注した。走るのを習慣にしてから腹は流石に細くなったのだが、尻の張りはより筋肉がついた感じはする。以前は上の部分までは固くなかった筈だと思う。因みにジーンズは太ももも無駄な肉が無くなったので全く問題がない。以前はあまり気にしなかったのだが、ある程度の年齢に達するとどうしてもシェープアップの必要性を感じる。

さて最初に届いたミレー社のブラウン、気がついていた背中のタグの印字は若干ゴワゴワだが洗濯すればぼそぼそと剥がれるゴム付け。因みに日本のサイズでXL。胸元も意匠は肌に感じるプリントでもなく、風通しがいいぐらいだ。大成功のチョイスだった。

そして着てみると思っていた通りの大き目で最適だ。更に問題の色調もカーキに近いが結構お洒落な色合いのポルトガル製。流石にフランスのアネシー発祥のブランドである。思った以上にこの色合いを着れる。南欧にはブロンドも少ないからかのこの色彩か。EUでのビオ綿使用と欧州製の保証のタグ、それどころか2年間保証付きは想定外。至れり尽くせりでこの価格21ユーロ。色違いでこの大きさが同程度であればもう一つ買いたいぐらいのお値打ちものだった。

これならば急いで下着化する必要もないかもしれない。もう一つのMサイズのものを下着に下す方がいいのかどうか。一度洗濯してみないとしっくりこないかもしれない。もう一つのLサイズのより安いTシャツと比較してみて考えてみよう。

11月1日は祭日となるので、金曜日に出かける前に片付けておくことを片付ける。バーデンバーデンに二往復となるのだが、途上の安いスタンドで週明け火曜日のフランクフルト行迄の燃料を考えておけばよいので、休み明けに少し入れておけば用が足りるだろう。あとは現金を補充しておかなければいけない。再来週には年内最終の散髪だろうか。



参照:
休肝日深夜のお買い物 2023-10-28 | その他アルコール
アルプスの森の凶悪殺人事件 2012-09-06 | アウトドーア・環境
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拍車がかかる食欲

2023-10-30 | 
中旬にミュンヘンで購入したケニヤ産のコーヒーを煎れた。もう少しで飲んで仕舞おうと思う。ケニヤ山の麓の1800本の木に実るコーヒーらしい。涼しい感じよりもまろやかさがあって、確かにダージリンなどの紅茶感がある。強くもなく酸も強いことになっているのだが、ピュア―で飲んでも柔らかい。その分、ミルクなどを加えての味の濃くもあまり感じない。がぶがぶ飲んで仕舞うには勿体無いと思う。もう一袋はエチオピア産でクリスマス時期のお楽しみか。

丁度一週間前にチャットパートナーのことを書いた。所在地が変わっていたので、それにコメントとすると書いた。そしてそれをどうも数日経ってやっと初めて読んだと「仕事中」にチャット欄に書いて寄越した。そこには、「クールでキュートに響くのを読んだわ。」とあった。

何をどのように書いたかというと、「南に移ったんだね。」とふって、「これで君のやっている事への疑問の数々が解けたよ。」と肯定的に言及した。その元々の虚偽の記載の理由は定かではないながら、変えるにはそれなりの理由や動機があった筈だと考えたからで、いづれにしても、「僕たちの間には少し物理的には距離があるけれど、以前よりも君のことを理解して、これで以前よりも心理的に近づけたらなと思う」とした。

当然のことながら国籍や民族などよりも本人に興味があることなので、抑々そんなことに拘りのある人はコスモポリタンな意識が持てる筈がない。関心があるのはどのような生活感覚で何をしているかである。それがより理解できたということで、お互いに満足出来ることではなかったか。少なくともこちらは満たされたと表した。

そして彼女の所在地がドナウ河畔であるとなれば、勿論黒い森に言及しない訳にはいかなかった。「源流は黒い森だよね、僕が毎日窓越しに見ている」として、「もうそこで一緒に散歩するのを夢みてるよ、そして君の国の山岳リゾートに出かける」のを夢想してみたのだった。

あまり売り上げもなかった様だったが、とても楽しそうにしていたので、それだけでも良かった。時間が掛かっていてもフォロワーを五万人も集めるのは大したものだ。その国の現状を見ると分岐点にあるらしく、若い人には先が見えないということでは日本などとも変わらないのかもしれない。要するにそこには希望がないということだ。

寒いと炭水化物を二食以上に摂ってしまう。直ぐに体重が増えた。最小のジーンズが防止処置なので、どこかで抑えるしかない。夏季は腸の調子が悪かった、今からすると腹の冷え以上にコロナが腸に居座っていたのだと思う。残便感やあまり機能していない感じは長く続いて力が漲らなかった。空気と同じで、先ずは出さないと勢いよく入らないので、食欲にもブレーキが掛かっていた。しかし腹具合がよくなると食欲にも拍車がかかる。コロナはやはり怖い。快便快調。

夏時間終わりに時計をして就寝した。丁度その時間に深く睡眠していた。時計の針が忙しく回っていたのも気がつかなかった。一時間違うとやはり朝が楽である。それも11月に未だ悪くなる。



参照:
物理的には離れども 2023-10-23 | 女
デリケートな差異の吟味 2022-12-28 | 料理
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陽が射すうちに一仕事

2023-10-20 | 
バルコンのガラスだけがなんとか清掃された。束の間の陽射しであったが、これだけで篭り部屋への移動即ち暖房を入れる時期を二週間は伸ばせる。経済効果は大きい。そして夜分の雨、明け方には初めてヒーターの水が動く音が響いた。階下で入れる人がいたのだろう。お年寄りも一人いるので、そうかもしれない。

予想を見ると11月中旬までは外気温3度以下になる様子はない。すると待降節まで引っ張れる可能性が出てくる。陽射しも11月初旬以降を待たなければ束の間もなさそうで、他の窓ガラスはそれ迄雨で洗うだけになる。

今回は同じ道具を使いながらも俄然綺麗になった。それで洗浄スプレーの優秀さが一目瞭然となった。界面活性剤はあまり効いていないようなのだが、傷を埋めると書いてあるようにヘンケル社のもので成分が勝れているらしい。更にノズルを二種類に使えて泡出しで塗布すると殆どシャンプー効果となった。更に化学的分解して自然に優しいとある。そして何よりも価格が2ユーロしない。流石に量は使ったので、残りをこれ一本で行けるかどうか不安にはなったが、効果は覿面だった。

専門家の作業などを観ていると如何にもの技術だと驚くことが多いのだが、その多くは道具や使用薬剤とかの差ということが儘にしてある。どうも窓拭きもこれだと気づく様な結果となりそうである。

雨の前に走った。時刻日没までまだあったので年寄りグループが坂を上がっていて、それに追いついて戻って来た。温度も低く、目標があったお陰で何時もよりも早く走れた。久しぶりに心拍数も174まで上がり、歩数も分191を越えた。平均心拍数が138なのでまだ若干負荷は軽いが、いい傾向ではないかと思う。もう少し早ければ足の故障以前のスピードに戻る。裸で走れるうちにどこまでスピードを戻せるか?

九月のバムベルクでのシーズン初日演奏会の録音が流された。ヤナーチェックのグリゴールミサを中心としたプログラムだった。バッハの「オー、リーベゼーレ」でシーズンテーマの「ゼーレ」をオルガン独奏ではじめとプログラミングの工夫もしてあって、新しいチェコの作品「スタバートマーテル」を挟んでの気が利いたものだった。楽団の前身ボヘミアとモラヴィアの独語圏楽団を起源とするその遺伝子は、野卑な弦楽や管などに表れていたのだが、最近は薄れてきたとされていた。しかしこうしてチェコの指揮者が指揮するとやはり本場もので良かった。

最近のミュンヘンでの演奏会でもBR交響楽団では聴けない質の高さの演奏会をヘラクレスザールで披露して、ラトルが辞める迄待たなければいけないと地元紙に絶賛されていたのだった。確かにヤナーチェックなどのイントネーションは素晴らしく本物ではなかったか。現音楽監督の指揮者フルーザは東京などでも活躍していたが、次期ロンドンのコヴェントガーデンの音楽監督となって、更にボストンなどの東海岸のビッグファイヴのデビューコンサートで大成功している。一度リハーサルだけは聴いたのだが、その拘りがおかしなマーラー室内楽団と全く合わなかったので評価は出来なかったのだが、バムベルク交響楽団での興味深いプログラムで一度は聴いておきたいと思っている。



参照:
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1970年代後半の東欧出身

2023-10-17 | 
金曜日のイザールフィルハーモニーからの生中継をラディオとストリーミングで鑑賞した。新曲もAIでのサウンド作りなど、ラトル指揮のBR交響楽団にはあまりやりどころがなく、この作曲家に委託したムジカヴィ―ヴァの責任であるが、新体制での音楽的な問題点も浮かんできた。

従来はこのシリーズは官邸の裏のヘラクレスザールで催されることが多く、その小さなホールでも売切れることがなく苦情されたが、今回は新しい大きなホールイザールフィルハーモニーで殆ど売り切れたとされている。新シェフのラトル様様で喜んでいられるのだろうか。

肝心なのは芸術的な出来なのだが、先ずは新曲委嘱の選定からして問題が多くて、その作曲法については目新たらしがあるとしても、何ら新たなメカニズムも何も感じさせることはなかった。後半のベリオ作曲「コーロ」は1976年にドナウエッシンゲンで初演されて、しかしこのシリーズで初めて取り上げられたらしい。

前者は、九月に同様にベルリンの音楽祭で初演された1976年生まれのミュラージーメンスとリームに習ったイレシュの曲と1979年生まれのジュライとは方法などは異なっても取り分け斬新な芸術アイデアがないということでは共通していた。後者はラトル指揮のシマノフスキ―全集録音に感動して曲を捧げようとしていたということだった。

そうなると異なるのは演奏である。双方とも大編成の交響楽団をパレットにしているということで、下手に演奏して大失敗ということは許されない。そして前者の演奏は、作曲家自身がレクチャーで語っていたように、初めて自分の創作の音を聴けたと語る様に到底通常では不可能な面倒な演奏とアンサムブルを求めている。

その意味からしてのペトレンコ指揮ベルリナーフィルハーモニカーの献身的準備は結果に表れていた。抑々それだけの手間をかけて演奏するだけの創作かどうかが問われるほどなのだが、昔から練習曲というものが存在したように、大管弦楽団の可能性を試すような音化することに意味があるという作品もあるのである。
Márton Illés: Lég-szín-tér / Kirill Petrenko · Berliner Philharmoniker


するとラトル指揮のBRの交響楽団は少なくともこうした有名な新しい音楽のシリーズを持ちながらそれほど素晴らしい演奏が生まれていないようにラトルの指揮もそれ以上に魅力のあるものとはなっていなかった。

ラトルがここで目指しているものはやはりその語り口だと思われるのだが、やはりそれ相応の音を出していかなければいけないので、丁寧にはやっていたとしても、またまたのっぺりとしたことになっていた。音化するだけで精一杯でそれ以上にはグラデーションも着けられないという塩梅で、何か元の木阿弥のような演奏会となっていた。

百戦練磨の初演魔エンゲルの指揮に比較すると、なによりも欠けているのは、指揮者自身が総譜からざっくりと鷲掴みする全体の叙述法と構成感であり、それをどのように演奏にして内容を聴者にも明白にするかということでしかない。



参照:
ラトルファンの嘆き 2019-09-10 | 音
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積雪前の夕刻の開花景色

2023-03-13 | 
日曜日に積雪がある前に写した。土曜日の日没時だった。3月24日からアーモンド開花祭りとなる。ワイン街道のノイシュタットのギメルディンゲンの有名な祭りである。やることは華の下でワインを飲んで食事を摂るぐらいである。

帰って来て体重をはかると再び大台に乗っていて続いていた体重減少は止まったと思う。理由は色々だろうが、ホルモンバランスが正常化してきた様な気はする。

篭り部屋の書類の整理をした。但し区分けしただけで、結局片付ける場所を捻出しないといけないので重ねてあるだけだ。山の種類は、フランクフルト関連でそこに「マスケラーダ」の演出家がハムブルクの支配人になってしまって、その録画は一体何時出るのかとなる。新聞批評なども改めて取り出せるように、エンゲル指揮の新制作として関連付けておかないといけない。その他にもベルリナーフィルハーモニカーの壮行演奏会などのプログラムやアスミク・グリゴーリアンの旦那の話題とか関連資料がある。目を通して捨てるものは捨ててしまいたい。

その他にもルツェルン、バーデンバーデン関連に、ミュンヘンのオペルンフェストシュピールや若干のインフォメーションがある。その他の音楽祭などは出かけたもの関連などである。

それ以外には、公共料金、住居関連、保険関連、旅行、アルペン協会関連と書類が山になっている。これも片付ける場所の問題がある。ワイン購入関連は階下に置いているが、これは古いものをファイル化してしまっているのでここ数年のものが転がっている。捨てれば済むものは片づけ易いが、意外にネットでは残っていないインフォメーションは多くて、容易には処分不可能となっている。その他に目を通さないといけない古新聞である。

オペラ劇場などで隣に座る常連のおばさんは新制作でももうプログラムも買わないと話していたが、中身を逐一読み通すぐらいでないとキャスト表以上のものは要らない、それ以外には新制作時の総稽古の舞台写真ぐらいだろうか。これは記憶を辿る時には有用である。作品として重要な作品の場合はやはり書き下しのような解説はそれなりの視点を用意しているので、名作で今後も何回か体験しようとしても他の演出制作時にもまた役に立つであろう。

例えば復活祭「影の無い女」に関してはミュンヘンでのヴァリコフスキー演出時のプログラムを既に手元に出している。そして、同じペトレンコがミュンヘンで指揮した全てのシュトラウスの舞台作品のキャスト表などがそこに挟まれている。キャストの一部は忘れていることが多いのでやはり有用な資料となっている。

そうした連続性のあるプログラムは一挙に固めて整理しておけるのだが、例えばエンゲルの客演指揮のプログラムなどはその関連でしか纏めておけないのでまるで追っかけの相手みたいなファンクラブの感じになってしまう。要するに整理し難い。



参照:
次はショスタコーヴィッチ 2023-03-11 | 生活
アーモンド開花のお日和 2014-02-26 | アウトドーア・環境
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伊達に払わないお月謝

2023-02-16 | 
いいヴァレンタインデイを過ごせた。何もプレゼントしたりでも何でもないのだが、一般的な祝福を交わすだけでもとても意味がある。そうした愛情表現は苦手なのである。文学や舞台や、オペラなどでも劇進行が止まるのでかったるくなるというのはよくあることだと思う。その背景にある心理や感覚的なものの表現が中心主題であり乍ら意外にとても難しいのと同じことであろう。

情を交わすとか様々な表現があるのだが、当日のバイエルン放送協会では様々なオペラの場面を挙げていた。「ラボエーム」や「カルメン」、「アラベラ」など様々をである。要するにそれがキッチィクになるかどうかという場面である。

やはり忘れてはいけないのは「コシファンテュッテ」であり、音楽ゆえの芝居ゆえの最高に洗練された表現がそこあるだろう。荒唐無稽な舞台設定にコケットでとてもエロティックな音楽がそこにある。流石に音楽劇場の最上質の表現を様々に体験してくると、その洗練がよく分かるようになる。伊達にお月謝を払っていないのである。

再演「ジュディッタ」の劇場の呟きに、「この制作は国立劇場向きではなく、絶対ガルテナープラッツ劇場向きではない。趣味が悪い。」と書き込んでいるおばさんがいた。実際に観たのかと問われて、初日は全部通っていると書いている。要するに常連さんなのだが、マルターラー演出には全く不理解のようで面白くなかったのだろう。やはりレハールのオペレッタに期待するところが違っていたに違いない。今回改めて新聞評などが出ると嬉しい。68年世代のマルタ―ラーファンも少なくないだけでなく、反戦テーマの明確化は決して現在場違いな感じがしない筈だからで、そして様々に挿入された音楽も効果満点な筈なのだが。

車中でドイツの管弦楽団の中でコロナ期間を越えて最大の成功をした楽団の話しがなされた。それ以前から二割も定期会員が増えたという異例の楽団である。ラインラントプファルツの州立管弦楽団である。原因は幾つもあるようだが、支配人はコロナ期間にご挨拶を送った。そこには地面に差し込めば芽が出るという棒が入っていて、その都度が皆が繋がりを思い出すという。その他幾つもの工夫が実ったらしい。キーワードは繋がりらしい。プログラムにおいてもなにも解説などで説明し過ぎるというよりも、その繋がりを大切にして、人の繋がりへとなるようだ。

ある一連の事に対して人によってその見える繋がりも変わるであろう。例えば上のマルタ―ラー制作「ジュディッタ」においては、作曲家のその社会的な視線から反戦の文学を繋げて、更にその当時の音楽へとレハールのオペッレッタの位置づけを見せた。しかし人によってはそのオペレッタはそれでしかない人もいるであろう。エンターティメントを享受する人もコロナ期間に引いた大きな客層である。しかしそれが大劇場で催される謂れはないのである。そもそもそれは30年代のヴィーンの国立劇場で初演された謂れでもあった。

恐らくこれらをして上の趣味が悪いと感じた女性は、「ボエーム」のミミが鍵を開ける時に突然蝋燭が吹き消されてしまうところはキッチュとは感じないのであろう。そういう趣味の相違というのは必ずある。そいうところを面白いと思うかどうかであって、多かれ少なかれ音楽劇場作品の創作や制作というのはそうした視線がないと成立しない。



参照:
賞味期限を早める試み 2022-11-03 | 文化一般
音楽劇場を担う幸福の手 2023-01-12 | 音
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大寒期をやり過ごす

2023-01-19 | 
ちょこちょこッと消去したらNASの容量が1Tに復帰。捨てた中にはいい音質のザルツブルクでのヴィデオもある。オンデマンドだけ参考資料として残してある。捨てる方を間違えたかなお思うが大きい方を捨てないと意味がない。残りITを保持する限り回買い替えの必要は無い。

更にフォルダの整理をした。オペラの動画が最も場所を取って捨てる価値があるのだが、殆どは以前使っていた外付けのHDDに移されていてそれほど選択の余地がない。音声でも大きなものを保存してあるので長めの不要なものを選別したい。ビッグファイヴの録音にはアーカイヴもあってメディア化していない貴重な録音は捨てられない。メディア化されているものは不要だが、調べるか流してみないと判断できないものもある。とても時間が掛かる。

其れよりも早いのは有名歌手や指揮者で生中継されたものに判断を下す方法である。出来る限り流したいが、瞬時で判断可能なものもある。嘗て所謂エアーチェックとして、カセットテープを購入して録音していた時の延長で、中々判断が出来ないオールドファンも少なくないかもしれない。当時に比較すれば資金いらずでストレージが経済性になるのは後の事である。だから余計に判断が出来ない人も少なくないだろう。

幸いなことに普通の人よりはその判断を的確に下せるようになって、更に瞬時で裁定を下せるような玄人にならば、その点は助かる。例えばオペラなどでも導入の此処でこの程度歌えばこのキャリアのこの人がどの程度の成果を上げれるかは判断がつくこともある。再びそれは指揮者にもカムパニーにも当てはまることで、生中継ならば会場の雰囲気でも分かる。

これに若干関連して、ベルリンの劇場の後任音楽監督としてパパーノが話題に上っているが、確かにそうした劇場感覚やレパートリーなどで首都に相応しい音楽監督になるのであろう。既にそこで振っていて評判がう良いということから理想的ではないか。ミュンヘンを断ったと時には交響楽団を振りたいということだったが、若干重荷であったことは否めない。

先週購入したフォアアールベルクのベルクケーゼには満足した。最後迄美味しく食せた。そもそもスキーシーズンしか馴染みのなかった地域で大した山も無いので夏は殆ど知らなかったが、一昨年のコンサートに滞在、散策もしたので、そのアルムの雰囲気も植生もよく分かる。植生がチーズに与える影響は甚大である。やはり旨い。今年は秋に行けるかどうか分からないが、夏季に長めに滞在する機会もあるかと思う。

今週は買い置き野菜が限られていることから、ザウワークラウトで誤魔化し、更にツィゴイナ―ソースの豚ステーキとなった。その名前から南東欧風であるようにピーマンとトマトとなる。呼び名が差別用語となっているのだがロマソーズとはなっていない。一般的に衣をつけたカツにつけるソースだが、ステーキでも問題はない。絡みやすいように少しトロミをつけるのもよいかもしれない。

本日から部屋着に再び分厚いシャツを着た。これで謝肉祭迄の最後の換気をやり過ごす。その後に再び薄いシャツとなればもう春である。既に陽射しが強くなってきた。



参照:
PC周りの整理整頓 2023-01-18 | 生活
実存のそのピクニック 2021-10-05 | アウトドーア・環境
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イン河沿いの小さな町

2023-01-03 | 
ラッツィンガ―教授が亡くなった。大晦日の9時半頃だった。1月6日に葬式があるらしい。まるで計ったような亡くなり方で、医者陣の腕もあるだろうが、ご本人の心掛けが違ったのだろう。

教授の書籍は三冊も購入した。三冊以上購入している作家はそれほど多くはない。要するにファンである。「ナザレのイエズス」と題したキリストの生涯を扱った書物であるが、そこは総本山の頂点であるだけでなく、現時点でのそれも保守派のその神学を体現している人の筆なので興味が尽きない。正直この人が書くからこその価値があって、他の人が書いても解釈でしかなくなてつぃまう感じで、この論客であるからこそここまで綴れたのだと思う。

どのような文章でも、門外漢にも分かる平易な言葉で本質を語れる者こそが本物である。そもそも「普通の教皇」にはそこ迄語り尽くせるだけの知能がないだろう。何時かの宗教のサブカルチャー化に警鐘を鳴らす反論も素晴らしかった。

元々オーバーバイエルンのイン河のマルクトルなんて小さな街の厨房の小間使いのような母親の家庭出身であり、ヒトラーユーゲントとしてもブイブイ言わせていたような腕白少年だったようだが、早くから神学で名を成していることをみても余程の秀才だったに違いない。

弟さんのレーゲンスブルクのシュパッツ合唱団指導でハラスメンスで訴えられた高名な神父であって、コロナ期間中に亡くなった。こちらもヒットラーユーゲントで活躍したようで、一度だけ同席したことがあるのだが、堂々巡りのようにお付きを引き連れて大司教以上に威厳があった。

恐らく二人とも似ていて出来る兄弟だったのだろうとそのように優秀であったと同時に権力志向がとても強かった印象がある。父親が警察官だったので、昨夏旅行したキムゼーの近くの町に引っ越していて、なるほどあの辺りの人生観とか生活感とかはなんとなく分かる感じがする。

六月の宿を幾つか押さえている。まだ最終決定していないものもあって、予備の為に押さえているに過ぎない。それでもミュンヘンから廻って来てワイン祭りで帰宅できないという前提で帰宅途上で更に二泊を入れておいた。次なる公演地への往復の便利もあるのだが、安くて更に快適に過ごせるところは早くから押さえておかないと後では見つからない。直前になってもそれ以上にコストパフォーマンスが高い宿泊は見つかり難いとなれば、其の儘となる可能性が強い。

三月も一泊は押さえてあるのだが、こちらも状況によっては二泊にするかどうかも考えている。九月もルツェルン周辺以外はまだ押さえていないので、もう一件押さえておかないといけない。以前は旅行するのに半年や一年前から計画するなんて言うことはなかった。予約なしで泊りに行くことが殆どだった。ネット予約がなかったからでもあるが、今の様に公演を目印にしてその期日に旅行するなんて言うことがなかったからである。



参照:
クリスマスの第一祝日 2012-12-25 | 暦
天使が空から降りてくる 2022-08-02 | 雑感
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