Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

デジタルアムプで年末調整

2022-12-30 | 
年末調整で初荷を発注した。年内に届くことはなくても年始ならば構わない。なによりも2022年会計で落としてしまうことが重要。本来ならば11月中に発注するつもりだったのだが口座が閉鎖などになったりで遅くなってしまった。

投資目的は幾つかあるのだが、一つは昨今のデジタルアムプ素子を使って、印象を得ることである。TDA7498と称するSTマイクロエレクトロニクスのアムプチップがある。160ワットの出力も驚くのだが、Dクラスということでとても効率がいいらしい。

手元に使いたいスピーカーとしてオーラトーンのキューヴが二つあるので、これを鳴らしてみたいという希望もあった。スタディオモニターとしての卓上での鳴りは知っているのだが、その昔は通常のアナログアムプで鳴らした音しか知らない。真面に鳴っている印象が無く、自身でも真面に使った記憶がないのである。本当ならばバンバンとパワーを入れても潰れないということだったのだが、そのような使い方は要らないので、小さな音でも綺麗に鳴ってくれないかと思っている。

先ずは試しに、其れの為に使う旅行用に購入したDACにヘッドフォーンをつけて聴いてみた。デジタルコンサートホールの通常の再生とハイレゾ再生での差異が通常のウィンドーズPCから明らかに再生されたので、アムプさえ質が良ければハイレゾ再生が楽しめると想定した。11月の米国ツアー向けのプログラムから例えばモーツァルトのヴァイオリン協奏曲をハイレゾ再生しても弦の合奏が弓の切っかかるような音まで再生されていて、意外に思った。勿論ソリストの響きもよく分かる。

つまりそこからラインアウトで出して、アムプのラインインに入れられば可也の音質が得られる筈なのだ。電力消費量は、これである程度篭り部屋で聴けるようになれば、メインシステムからサブのアクティヴに送って鳴らす必要が無くなり、電力を節約できる筈だ。デジタルコンサートホールのハイレゾがある程度の音質で再生されれば合格で、その他の日常のラディオネット放送とかはそれで足りるようになる。

DACもアムプも中華製の安物なのだが、それでハイレゾ視聴まで出来たらやはり凄いことだと思う。必要なので改めてバナナステッカーというのも発注した。嘗てはこうした接点を増やすものはオーディオファンには忌まわしいことであった。

その他にもDACとアムプを連結させるミニプラグとRCAプラグの接続ケーブルも発注しておいた。適当なものは手元にあるのだが、この手のプラグも嘗ては真面なものを使うこともないほどの使用法であった。

確かに高級ヘッドフォンでも最近は通常のステレオプラグではなくてミニプラグにも対応しているものが多い。小型の高音質オーディオ機器が流通していて、それが更にデジタル化したことで、スタディオデジタルのHiFiが本当に手軽にヘッドフォーンを使えば耳に出来るという今日の技術的な成果は甚だしいことだと思う。



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暮へのお片付け 2022-12-29 | その他アルコー
どんなに酷い目に遭っても 2022-12-27 | 生活
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年末年始の買い出し

2022-12-23 | 
アトフェントカレンダーも終わりに近い。もう幾つ寝るとである。今年はベルリナーフィルハ―モニカーのデジタルコンサートのクイズを答えて二日券を集めた。20回以上貰ったので、40日分ほどあるのだが、1月15日までに使わなければ無効となる。その前に年内有効のただ券が一週間分あって、年末までに使わなければ行けない。つまり今日辺りから使っても15日までは入れることになる。大当たりはしていないが、先ずはこれが使える。

時間との戦いとなるのだが、今年未だアーカイヴとして観ていないものを先ずは流す。しかし殆どを観ていて、コルンゴールトの交響曲の米国ツアーに持って行ったものを観たい。その前のダラピッコラのプログラムも放送でしか聴いていない。ペトレンコ指揮以外では殆ど匹敵するものがないが、先日のヘンデルも未だ入っていないようであり、何よりも期待した「スペードの女王」が入っていない。また年末のジルフェスタ―は生ではTV中継を観るので、アーカイヴ入りまで待つ。要するに時間もないがあまり観るものがないということになる。そもそも演奏会中継は観ない。

今年は初めて暮のジルフェスタ―コンツェルトが日本でもオンタイムで観れるようになったらしい。今迄はNHKが買い取っていたことから一月に放送されていたようで、あらゆる可能性は地域ブロックで邪魔されていたらしい。その様なこともあり、同時に日本ならず世界中で視聴されることになるのは喜ばしい。特に本年は人気テノールのヨーナス・カウフマンがペトレンコの指揮でベルカントを歌うようで、その指揮のみならずベルリナーフィルハーモニカーが如何に瀟洒にイタリア音楽を奏でることが可能かが期待される。復活祭における「スペードの女王」やマーラーの交響曲七番など最早行くところに敵無しのようにどのような音楽を最高の演奏が可能となっている。その点においてカラヤン指揮のイタリアものなどはそのチャイコフスキーと同じでお話しにならないものとなることだろう。

如何にもエンタティメントなプログラムに見えて、嘗てのカラヤンが自家薬籠中としたのに対して飽く迄も本物を聴かせてくれるかどうかが、半ば片足をイタリアへとつけているペトレンコ同様にフィルハーモニカーにとっても大きな挑戦ともいえるのだが、上手くいかない手はないと考えるのはよく分かっている人たちの共通するだろうか。

クリスマスの生活の買い物は概ね済ませて、イヴに朝一番でマーケットに行ってテリーヌがあるかどうか、その足で八百屋に廻って必要な野菜類を購入、そして肉屋で注文のものを受け取る。これでクリスマスを越えて、あとは年末に足りないものを買い足せば終わりである。

要らぬことに捉われて予定していたことが殆ど出来なかった12月であるが、来年へと継続していくしか方法がない。何とか多くが年末に解決して欲しいものである。

咽喉風邪は未だに完治しないのだが、対炎症剤も減らしながら、何とか終わりに向かって欲しい。クリスマス年末年始に高級なグランクリュワインを開けようと思うと口が完璧になって欲しい。なによりも望まれるところである。



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待降節から大晦日へ 2022-12-08 | 暦
子は親のなすが儘になるか 2021-12-14 | 雑感
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光背を負うたその芸術

2022-12-11 | 
不凍液が届いた。車のフロントグラス洗浄などの凍結を避ける。一度破裂されて思いがけない額になったので、不凍液で解決されるならお安いことである。昨年と同じもので額は19ユーロと安くはないのだが、1リットルで摂氏零下70度まで不凍であるから半々に割っても零下30度ぐらいまで安全である。スキーツアーに行って数日停めておくとなるとそれでも足りないが、ミュンヘン往復ぐらいなら一泊して戸外に停めておいても零下25度程で用が足りる。

目星でほぼそんな感じになっている。年内に一度と新年になってからは謝肉祭後までは厳寒地に出かけないとすれば、2.5Lで出かけて、戻って来て減った分を継ぎ足して零下17度対応位にしておけば春まで引っ張れる。一冬19ユーロはお得である。

就寝前に濃い目の塩水で嗽したら喉の痛みで熟睡できなかった。それまでは快い痛みだったのでなめてしまった。こうなると嚥下に問題が出てくる。蜂蜜レモンティーの呑み込むのが痛い。

昼迄ベットにいたので、晴れ間に思い切って走った。若干熱気味で、ショック療法なのだが、途中で行き交う人などもいてなぜか、足を痛めてからでは大分早かった。上りに左足の違和感があったが、大分よい。

BMWがやっている待降節のチャリティコンサートの生中継を観た。五月にハースのオペラ「ブルートハウス」を観たキュービリエ劇場でBMW主催で行われていた。顔になっているはバイエルン王家のプリンセスで流石に絹の様な素材でロイヤルな色合いの服を準備していた。演奏はイタリア人指揮者がハイドンなど以外に二人の歌手を伴奏してのプログラムだった。ソプラノのゴルダ・ショルツは翌日にMETに飛ぶということであったが、テノールのフォークトは翌日に公演中の主役を歌う。軽く歌っていただけだが、歌唱は若干安定せずでショルツの方がよかった。結婚してから声が丸く艶っぽくなった感じでこれなら世界で売れると思った。本人も声の発達に関しては語っていたのだが、売り込む方は何処迄計算していたのだろうと思う。

指揮者フォリアーニも後姿は故岩淵竜太郎の様であったが全然悪くなかった。オペラを振れば信用できるだろう。それ以上に演奏家の音の運び方がとても読めていて非常に良かった。先日から座付き楽団云々のそれが囁かれていたのだが、劇場楽団として常時トップとして賞されているが、これだけの音楽が出来る座付き楽団はない。ペトレンコのが齎したそれは指揮者が変わろうがきっちりと受け継がれていく音楽性だと分かった。
Advents-Benefizkonzert der BMW Niederlassung München


当晩は、大劇場では「ヘンゼルとグレーテル」が上演されていた。要するにここに乗っている人たちは、そこには乗らないのだろう。そして並行上演の「ローエングリン」に乗っている面子を再確認した。するとエンゲル指揮には女性陣が弦が引っ張って、もしかするとホルンの名人デングラーが乗っているかもしれない。エンゲルが昨年振った「ジュディッタ」は飛び入りしたもので、今回の方がいい面子が乗るのではないかなと期待している。要するに、ペトレンコのその芸術の光背を負うた後期ロマン派の音楽が為されるのではないかと期待が高まる。勿論「ローエングリン」よりもより緻密な音楽を待ちたい。フォミリー上演て一体どういうものであるかは分からないのだが、券を購入している人は全くそんな人ばかりではないのは分かっている。



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ワクワクの集積オペラ 2020-12-16 | 音
思えば遠くに来たもんだ 2018-12-04 | 雑感
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待降節から大晦日へ

2022-12-08 | 
体調を崩した。一日はあまり空腹もなく、その前日には喉に少し来ていた。主にランニングの時に風邪ひき症状にもなっていた。流行りものというよりも季節の変わり目の通常の風邪風であり、コロナ前には頻繁にあったものだ。若干微熱気味で喉も腫れてきている。要するに平常化した感じに強く、コロナ期間はこうした素直な風邪は一度も引かなかった。

走り終えて食欲も出ていて、もう回復期にあるのだろうが、熱だけを下げたい。恐らく明日にはまた走れるだろう。

来週始めに床屋の予約を入れておいた。前回は9月末だったので又二ヶ月伸ばし放題にした。来週は冷えそうで、完全に冬装備となりそうだ。積雪と降雪を覚悟しなければいけないので、ミュンヘンでの宿泊を一晩伸ばす可能性も考える。もう少し様子を見てみたい。若しくは帰路での宿泊も考える。往路は時間さえかければ何とかなる筈だ。

兎も角本格的な冬型となるので散髪しても寒いだけなのだが、上手くいけば来年の謝肉祭前ぐらいまでは伸ばせておける。年末年始はゆったりと過ごしたいものである。

生やしっぱなしの髪と同じように森も伐採してやらないと駄目になる。先日の樵作業は倒木を整理したというよりも伐採していたのが走りながら分かった。谷が凄く明るくなっていた。こうなれば森の健康が保たれる。だから道端に下されてた木材よりも森の中で倒れている丸太の方がいいものがある筈だ。直ぐには作業せずに暫くしてから林道迄下ろしてくるのだろう。春は春で動植物の動きがあるので何時頃作業するのだろうか。その谷にはそれほど頻繁に足を入れていなかったのだが、伐採作業に記憶は今迄なかったので興味がある。

環境活動「レッツテゲネラチオン」つまり最後の世代という意味だが、来月6日まで再犯防止予備拘留処置が裁判所で認められた。厳密に為されなければいけない処置であるが、再犯意志がある所での処置は仕方がないだろう。

少なくともこちらが出かけるファミリー公演の「ヘンゼルとグレーテル」だけ邪魔して欲しくない。子供たちの前で繰り返しても目的が違う。しかし「ローエングリン」には何かそうしたアピールが似合いそうだ。

そのファミリー公演も残り19席ほどになって来ていて、一席一席売れていくのがとても喜ばしい。恐らく一人暮らしの大人の常連さんなどが適当な価格を見つけて購入して行く。最高額席も通常売りで売切れそうで、その後に特別席の戻り券も出てくるだろう。

今年はクリスマスから年末にかけての催し物も予定しているのだが、そういう時にどのような人が劇場などに足を運ぶのかがとても興味深いのである。その前にバーデンバーデンではミュンヒナーフィルハーモニカーが来援して、ガランチャの歌でマーラーの交響曲三番が演奏される。しかし全く売れていないので安売りのオファーが来た。しかし自分自身のこの催しものへの予算ではいい席がなかった。半額でも選べない席や公演であるから倍では売れる訳がない。ミュンヒナーフィルハーモニカーはもう少し払ってミュンヘンに聴きに行く。



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朝食のガチョウ脂 2022-11-25 | 料理
独FBIの方からの電話 2022-09-29 | 暦
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冬のメルへェンへと

2022-11-27 | 
朝から一っ走り。篭り部屋の一晩目は、気持ちよく眠られた。夜中に温度を調整する必要はあったのだが、以前よりも安定して湯が流れていて、寝室にも薄っすらと暖房を入れることが可能となっている。先の冬までは夜中は完全に切ることで快眠を目指していたのだが、本当に薄っすらであると室温を上げることもなく凍えることもない。

ポムプなどを含む天然ガスのボイラーのお陰でもあるのだろうが、同時に交換した弁の機能向上もあるかもしれない。水の流れの音が継続的に流すことで無くなると同時に、安定して暖房体に貯まっているのは、前後の圧が上手に保たれているからだろう。以前は水量を絞ると貯まらなくなって直ぐに冷たくなった。冷たくなるなら完全に切るのと同じで殆ど意味をなさなかった。

要するに今までは負圧に負けていた。最上階にあるために最初から苦労していて、本来ならばそうあるべきの循環暖房が叶っていなかったのだ。上りと下りの水温差と水量をかける消費計算方法になっているので、室内を回っても戻って来る温度差があまり変わらないならば水量を抑えるほうが安く出て生温い湯を少しでも長く流しておく方が室内が温まる筈で、温度の高いお湯を大量に戻すよりも効率が良い筈だ。

こちらに住んでから漸く初めてセントラルヒーティングの良さを感じることになってる様である。今後は零下とか吹雪いたときにお湯の量を多くして流せるかどうかである。夜中に寒さで目が冷めないのは快適である。

外気温は摂氏7度ほどに上がり陽も射して気持ち良い数時間を楽しめた。流石に谷の道は濡れていたが、木こりの車が入っているぐらいでそれほど滑る感じではなかった。

足の調子は更に良くなった。医者はどのように判断するのか知らないが、自己判断では完治二週間だろう。2月の左足のときは場所が悪く二月掛かったことからすれば、軽症で済んだ。これで待降節も始まり、もう二つ三つ月末に処理できればなんとかなりそうである。

篭り部屋に初夏から使い始めた旅行用のミニノートブックを運んで使ってみた。思ったよりも使える。古いシステムなので、遅くて、使いづらいのだが、リモートでの動画も使えるので、もう少し事務作業用のプログラムをインスト−ルすればこれで応急用に足りるかもしれない。

更にWIN10のリモート操作通るようになったので、ミニノートブックを端末として使えるかもしれない。意外に画像操作が可能になっていて、少し画像を落とせばストレスなくリモートでも観れる。

そこで昨年一月のスーク作曲の「夏のメルヘン」を流してみた。マーラーなどよりも遥かに演奏の難しい曲で、当時の無人演奏会でバッチリと演奏録音している。このときに今日の演奏の準備が出来ていた、それはその夏のツアーでこの曲が演奏されたときにも明らかだったのだ。

プロムスでのマーラーの録音も流してみた。会場が会場だけに些か荒い演奏となっていて、ルツェルンとは大分落ちていた。指揮者のペトレンコにとっては「マンフレード交響曲」でミュンヘンからのオファーを断られた経過もあって今後共面白くない想いが脳裏に浮かぶ催し物だろうか。

ロジテックのマウスの電池が無くなった。前回が2019年7月31日とすると、三年半近く保って、宣伝文句同然となる。調べると2020年に一年しか保たずに交換後に、更に電池に塩が吹いて2021年1月に交換、つまりそこから二年近く使えた。まずまずだろうか。途中でレーザーの穴も掃除したのでもう少し寿命が伸びるか?



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二カ月で潮を吹く 2021-01-19 | 雑感
「音楽の都」の現代音楽祭 2020-11-09 | 女

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11月の古い鎮魂歌

2022-11-23 | 
陽が射さない、11月らしくなってきた。寒くなってきた。天気予想によると木曜日と金曜日は陽が出て、週末には本格的に寒くなる。もう耐えようがないだろう。それまでに準備をしておかないと駄目だ。月曜日に走っても足の調子は好転しているので、これで治ると思われる。内出血していたところに痒みが増してきているので、無理にでも使って早く散らしたい。

ミュンヘンの「ローエングリン」の立見席を売るつもりだが、まだ様子が分からない。安いので売り易く、当日でも可能であろうが、来週の初日次第であろう。その他では車の不凍液も準備しておかないといけない。

あとは冷蔵庫の掃除がまだ終わっていない。カビ取りを剤をどの様にするかである。厨房の換気扇掃除は済んだ。オーヴンの脂取り剤を使うと一番効果があるようだ。フィルターもそれ程古くなっておらず、新しくなると更に吸引力が上がる。

事務机にいて寒くなると早寝の習慣がつく。寝室は寒くても未だベットの中は温まる。それでも少し室温が下がり過ぎると頭痛になるので、その加減が難しい。

先日北ドイツ放送から流れた11月のレクイエム歴史的放送録音で作曲家ペンデレツキ指揮のドヴォルザークを聴いた。音楽祭の一貫としてリューベックのドームで1989年8月19日に演奏された生中継録音のようである。この作曲家の指揮は大阪の国際フェスティヴァルで自作の「失楽園」などを聴いて今も印象に残っている。よく言われる作曲家の指揮以上のもので流石に自作だけに適格な音を出して来ていて、NHK交響楽の生演奏としてはベストであった。それだけにレクイエムで、ソプラノに数年後に亡くなるルチア・ポップが澄んだ声を聴かせていて、それだけで価値がある。更にメゾソプラノは引退したクールマンが受け持っていて中々の華やかなレクイエムとなっていた。こうした作曲家がこうした曲を指揮するには何らかの思いがあるのだろうが、それはよく分からなかった。今年はその「ルードンの悪魔」も初めて体験できたので良かった。どうしても作曲者が指揮したらどのように響いただろうと考えてしまうのもそうした縁があるからでこそだ。

ストラスブールのガチョウのリレッテを購入した。チーズが切れたから、朝食用にである。結構なデリカテッセンであるが、やはり朝から満足感があって悪くない。古くなりかけたパンでも美味しく感じる

この辺りはストラスブールまでは車で一時間半ほど掛るのだが、恐らくガチョウを飼育しているのはよりドイツ国境に近い方で、その近くで調理までしているのではなかろうかと思う。だから、そこから直接配達されているのだろう。いつも新鮮な感じで、やはりそれだけ臭みも何もなくて美味しい。

奥地のチーズなどになるとアルザスのスーパーまで買いに行かないと特別安くはないのだが、こうしたデリカテッセンがあるだけでも豊かな生活の感じがする。



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聖マルティンを越えて 2022-11-21 | 暦
快気祝いのガチョウ二匹 2009-11-29 | 暦 
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聖マルティンを越えて

2022-11-21 | 
暖房を入れている。週半ばぐらいからだった。11月後半からとなる。雨勝ちで陽が射さなくなると寒い。それでもまだ篭り部屋には移動していない。理由は仕事机に座っていても未だ耐えられるからで、ヒーターを薄く入れているだけで足りているからである。寒くなると一つを完全に開けても耐えられなくなる。すると篭り部屋で暖かくしていた方が経済的で暖かい。

今年は11月としては異常に陽射しがあり暖かかった。如何に待降節までが苦しいか、これが欧州の冬である。篭り部屋は北向きの寝室なので、陽も射さなく、ヒーターを全開にするしかない、それよりは安くついているだろうということで、出来る限り陽射しを使いたい。

来夏のザルツブルク音楽祭などの日程が出てくる前に、それ以外の日程も押さえておきたい。ザルツブルクはお付き合いで一日ぐらいはと思うが全く分からない。ワイン祭りの6月も未だ押さえ切れていない。

来年の復活祭の演出と配役があるので、パリで上演された楽劇「サロメ」のラディオ放送を流していた。演出はヴィデオを待たなければいけないが、歌手のエルサファンデンヒーヴァ―は聴いた。来年は「影の無い女」の皇后なので、タイトルロールである。ミュンヘンではピエチョンカというカナダの歌手だったのだが、バーデンバーデンではこの南アフリカ出身の歌手が歌う。オランダ人かと思っていたら移民系の人の様なのでやはり独語歌唱は上手くない。更に声の制御ももう一つ精妙ではなくて若干期待外れだった。あと二人の歌手もそれ程細かな歌唱の出来る人ではないのでどうなるだろうか。些か心配である。

天才指揮者がそこまで考えての理想的選択をしている筈なので、心配は要らないのだが、ドイツでは特に批判の対象となる所なので、またミュンヘンとは異なってそこ迄の指導する人材が限られているとこでの上演なので心配でもある。

個人的にもテキストが聴きとれるというよりも音楽的なアクセントが危なげなく出てくるかどうかが関心事なので、それ程気にしないのだが、音楽的な表現は誤魔化しが効かないのである。

その意味からは12月の新制作チャイコフスキー「魔女」はロシア指揮者との公演でもあり、それらを信用するしかない。総譜を見ればある程度そのあるべき姿も分るだろう。その後に「ローエングリン」と「ヘンゼルとグレーテル」となるので結構な分量となる。

パン屋で購入した11日に聖マルティンタークのガチョウの形である。このパン屋では初めてである。何か分からなかったので鳥と指さした。更にポイントカードで集めていて初めて換金で来た。胡桃のパン、4.20ユーロを無料で貰えた。一年近くでこうやって貰えるという事はまた一年後ぐらいにこうして貰える。カードを出すのは面倒であるが、その価値はあると初めて実感した。

ブロッツェンはおいしくないので、また少しだけ余分に車を走らせるので、パンと甘いものだけを週に一回購入するぐらいであるが、そうでなければ肉屋で他所のブロッツェンを買うだけなので、其れだけで助かる。



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子供提灯行列 2004-11-12 | 暦
冬籠りへの準備計画 2020-10-17 | 料理
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耳を掃除してチェック

2022-11-13 | 
本日は慰霊の日である。11月にある2日の万霊祭から水晶の夜とかの並びで暗い月の付き物だ。それゆえか知らないがまた街ではどんちゃん騒ぎをやっていた。祭りほどではないので問題はないのだが土曜の朝から地階ではバザーみたいなことをやっていて騒がしかった。足の故障で閉じ籠っていたので夕方になって始めて気が付いた。よそ者がどんどん入ってくるのでこちらは足を引きずり不機嫌な表情になる。嫌がらせに不自然な大咳を繰り返しておいた。でも以前と異なりコロナを怖がる者はそんなところには来ない。

序にニューヨークからの放送録音をチェックがてらに大音量で一部繰り返しで鳴らしてやった。また可笑しな評判が立つかもしれないが、それは仕方がない。こちらもドサクサに紛れて用を足せれば満足だ。

なによりも生中継放送の瑕疵を確認した。四楽章のマンドリンのところでの音飛びは明らかで、もう一つフィナーレの二回目のエピソードのところかでもう一度あった。生中継で気が付いたものばかりで、その他はやはり二回程舞台上での近接マイクが拾った雑音と一度は譜捲りの様な雑音、更に咳が一度ほどで修正するにしてもミニマムであった。演奏上の傷はリハーサルの音を録ってあれば修正できるのかもしれない。話題のセレナードのマンドリンの二拍目に入る鳥の鳴き声の正体は分からない。楽譜を見ても鳥笛が入る余裕はない。逆にコーダに掛けてのカウベルの音の鳴らし方が精妙に録れていて、あれは客席では音色としてしか聞こえなかったと思う。

ダイナミックスはやはり巨大でこうしたネット中継の圧縮したものでは到底適わない。120db以上は必要だと思われる。ハイレゾ音源しか無理であろう。また高音弦などに乗るサラサラのノイズ感も圧縮していなければ空気感若しくはマイクの特性として聞き取れる筈だ。この生中継サイトでは通常もオンデマンドで提供されるので、視聴者のコメントに「この演奏は二回三回と聞かないと駄目だからアーカイヴ化希望」とあったが、質が問われる。やはりこうしたエポックメーキングな録音なのでハイレゾでどこかでアーカイヴしてもらいたい。

こうしたチェックはヘッドフォーンでしか不可能であって、どんな遮音スタディオでスピーカーで鳴らしても、そうした耳による判断はそれ以外に方法はない。大音量で鳴らせば鳴らす程スピーカーの方も細かな音には対応できなくなり、ヘッドフォーンにそれも安物のイヤフォン程度の振動体の敏感さには到底及ばないのである。

プライヴェートでは全く殆どヘッドフォーンは使わないのだが、そうしたチェックとなると選択の余地が無い。つまり、このハイレゾ録音再生の時代になって、プロフェッショナルなそうしたスタディオモニターと全く同じ音を自宅で再生するのは万人にとって可能となっている。デジタルアナログ変換も変わりなく、精々使用ヘッドフォーンに準じたアムプの性能にしか差は出ない。それでも万人に手が出る価格で十分であり、それ以上には耳を掃除した方がいいぐらいである。

昭和時代に五味幸助というオーディオマニアがいて一軒の家屋以上の投資をその作家活動などの収益からしていた人がいたが、その実は最終的には自身のナショナルかどこかの汎用の補聴器を通して聞いていたという笑い話がある。



参照:
カーネギーホールライヴ 2022-11-10 | 文化一般
携帯型DACの実力は? 2022-09-30 | 音
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来夏のツアーの予定

2022-11-12 | 
来年の夏以降の日程が出つつある。先ずはべルリナ―フィルハーモニカ―の夏のツアーのプログラムが分かった。初日は、レーガーのモーツァルトの主題による変奏曲とリヒャルト・シュトラウスの「英雄の生涯」、ツアーの裏プログラムはベルリンの一月定期で演奏され復活祭でも予定されてたシェーンベルク作曲「管弦楽の為の変奏曲」の前にブラームスのハイドン変奏曲、後半にベートーヴェンの八番である。

これのどちらかは11月の東京公演でも演奏される筈だ。どちらともいえない。なぜならば初日の「英雄の生涯」も既に復活祭で二回演奏されている。つまり初日は三回目の演奏で久しぶりにベルリンの聴衆もいい演奏が聴ける筈だ。しかしその後三回ぐらい演奏して全部で五回ほどの演奏になる。後者の方は、定期で三日演奏して、ツアーで三回とすると計六回程になる。どちらの方が数を重ねれば価値が出るかと言えば後者だろう。極東に持って行くと知れば全部で二桁ほどになるかもしれない。

これも今行われている米国ツアーと同じように聴衆を驚愕させる演奏となるだろう。それに比較すれば前者はカラヤンが得意とした曲であって今更カラヤン超えをアピールする必要などは毛頭ない。復活祭で聴けば既に超えている筈だ。「影の無い女」公演への練習曲のようなものだろう。

夏の音楽祭にはボストン交響楽団が来るようなのでこれは指揮者がネルソンズなので全く関心がない。アメリカからは夏のメトと秋のフィリーで十分である。更にピアノはトリフォノフが各地で弾きまくる。しかしこれも近場でリサイタルがありそうなので状況を見てみようと思う。秋には二日もフィリーとの協奏曲を買ったので合わせ物はそれほど必要ない。

その他ヴィーナーフィルハーモニカーなどのツアー予定も一部分かったが、相変わらず冴えない。それ以外では高齢者などが未だに予定表の中に名前を連ねているので、変更が当然の事ながら予定されている。以前のようにMeTooで降りてしまってヴェテランがそこに入るよりも急に興味深くなって出かけるという変更もあまりなさそうだ。

月曜日にフランクフルトから戻って来てから、右足の親指が捻挫したようになって、それが腫れて来て未だに走れない。前回は2月頃に左足をやったのだが、その時は場所が指よりも深かったので痛風を心配した。今度は反対側の足でより捻挫に近い感じだった。しかし腫れてくると付け根から奥に来た。もう一度痛風の可能性を疑ってネット検索してみるが、一般に言われるように風が吹いても痛いではない。浸からを入れられなくて痛いだけだ。前回は圧縮骨折の様なものを疑ったが、今回は捻挫系である。

怪我ならばそれ程は心配しないのだが、痛風とかなんかで食事制限がなによりも痛い。しかしビールは控えて出来るだけワインにしたいという気持ちはある。日曜日は試飲会である。ミッテルハールトのその醸造所にはコロナ前の2018年11月に出かけている。数年経っているので若干醸造などの条件が変わっているだろう。先ずは試してみないと現状は分からない。その意味で久しぶりなのは楽しみだ。



参照:
核レパートリーに組込み 2022-11-05 | 音
秋から来年を計画する 2022-06-19 | 生活
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時計の針を戻すとき

2022-10-31 | 
ワインを回収に行った。2021年産のグランクリュである。三本しか発注していなかったが、それも漸くで回して貰った。収穫量が限定されていたという事だが、やはり毎年購入する人には優先させるだろう。しかし2020年産は珍しくパスしたのだった。その分、追加で購入した2020年産の先落としの葡萄からの「雑食砂岩リースリング」は通常通り6本購入していた。

態々既購入分の数を調べて貰ったのは、試飲させて貰って、そのまだ開いていない味筋を確認したからだった。印象からすると2019年よりも酸がある感じがした。似ているという話しだったが、恐らく果実風味が強いのだろう。まだ明けられないが来春を過ぎればどんどんと9本開けれるので助かる。同時期に2022年産を試飲して購入も可能となる。

そういうことで日常消費用のその下のリースリングが売り切れていた。9本購入して残りは二本ぐらいである。これで新しい2021年産を二年間寝かし、2019年をゆっくり片付けて、同時にグランクリュの古いものも空けていける。

来月は地元のミッテルハールトの試飲会に行くので、その時の買い物も脳裏にあった。そこでも日常消費用のリースリングも試すのだが、簡単に開けて尚且つ楽しめるものはない。規模からすると少し大きいぐらいでそれ程の醸造所ではないのだが、やはりオーナー自体が熱心にやっているのではないので、どうしても量産的な味筋になってしまうのだ。しかし少し寝かしておくものになるとそこそこの土壌からこれはこれで楽しめるものがある筈だ。

勿論、前記醸造所で今年になってから21本購入したことから考えれば、6本から少しぐらいしか購入しない。その半ダースが選べるかどうかだけである。軽食も出るので選べない程で苦労するならば良いのだが、どうしても他の醸造所などとの比較になるために品質が秀でていなければ買えないのだ。

木曜日の疲れがやはり土曜日にも残っている。腰は走っても張りがあって自由な動きを邪魔して、脚も疲れている。肩は凝っていて、指の爪の横がささくれたりしている。まだ上の力などは使い切っていないので、そこには来ていない。先ずは筋肉を使って軽い燃焼を起こさせるぐらいでないと、力が入る様にならないと思われる。背筋にも張りがあるので、少なくとも運動をして、事初めにはなったと思われる。

但しデスクに座っていても眼がしょぼしょぼとして眠たくなる。土曜日から日曜日で時計の針が一時間戻されるので一時間長く寝れることで調整が出来たらいいと思う。先ずは2018年産のラインガウのリースリングを開けて、ゆっくりと薄肉でも食したい。

気温は車に乗っていても外気温が20度を軽く超えるときがある。10月末としては最も暖かい感じがする。窓拭きが済んでいてよかった。太陽の恵みを万全に感じられる。



参照:
なかなかいい味わい 2021-08-13 | ワイン
示唆に富んだミラノの講話 2021-02-07 | ワイン
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まだまだ黄金の十月

2022-10-26 | 
月曜日にティケットを購入した。後で気が付いた。来年11月の丁度その頃ベルリナーフィルハーモニカーへの極東旅行壮行演奏会がアルテオパーで開かれるのだ。丁度重なるといけない。そしてもう二日フィリーが演奏する。少なくとももう一枚は確保しておかないと万が一の時に聴き逃す。追加で購入しておかないといけない。ダブルブッキングになるアルテオパーでも公演があるかもしれないが、日程が分からないので無駄が出ても致し方がない。万が一、一枚捨てても遠くに出かけるよりも安上がりである。その他にも二枚ほど購入するものがある。

明日にでも時間があればワインも回収しに行かなければいけないかもしれない。三本だけグロースゲヴェックスを予約してあるので、あと六本はその下のランク、その他何本を購入するか。11月13日にはノイシュタットの醸造所の試飲会があるので、そこでの本数も計算しておく必要がある。出来れば日常用のを余分に購入しておきたい。

なぜならば、コロナ期間で2020年に購入しなかった2019年物は殆どなく、今年開け頃のリーズリングがあまりないからだ。2020年物も殆どない。つまり来年の飲み頃リースリングも在庫手薄になっている。但し来年は来年春に日常消費用を多めに購入すれば何とかなる。問題はここから半年ぐらいの在庫だろう。ざっと最低ダースほどの余裕が欲しい。

月曜日は関節がスカスカした。久しぶりの風邪気味の時の感覚である。微熱もあったのかもしれない。発熱感は無かったのだが、疲れが出たのは分かった。ここ暫く可也暖かくなっていて黄金の十月を今頃になって愉しんでいるのだが、半袖になるほどの陽気でもない。どうしても身体が安心してしまう。

それでも一雨ごとに色づいてきていて、走っているときに思いきっり後頭部に栗の直撃を受けた。まるでアニメで上からリスに投げつけられた気分になった。

新聞にハムブルクのオペラでの新制作「タンホイザー」初日の評が載っている。演出はブーが出て評判は良くないのだが、音楽監督のケントナガノにもブーが飛んだようだ。以前にも「フィデリオ」を振った時に独墺レパートリーで駄目なことを露わにしていたのだが、今回も大分酷そうである。ミュンヘンにいた時からもそのヴァ―クナー作品指揮なども残されている映像等でも全然駄目なのだ。むしろバーデンバーデンの劇場でメルケル首相が訪問した節、手兵のベルリンの放送交響楽団を振って新制作「パルジファル」を振った時は勿論よくはなかったのだが、それほど目立たなかった。またザルツブルクでブゾーニの「ファウステュス博士」を振った時にも中々聴かせたのだ。それは昨年辞めさせられたミュンヘンのお別れ公演ガラにも出て来て、レパートリーによってはやはり聴かせた。

なるほどケントナガノは、フランスとドイツのオペラ座での長い経験もあるのだが、その基本は交響的な音楽表現なので、出来れば再び交響楽団で活躍して欲しいと思うのだ。コロナ前ぐらいから始めようとしていた歴史的奏法によるヴァ―クナーの楽劇上演などは端から成功するものではないので、無駄な活動でしかないだろう。

独墺レパートリーは誰かに任して、他のレパートリーに専念できる様な交響楽団でシェフとしてもう一華を咲かせて欲しいと思うのである。



参照:
黄金の十月の美しい残照 2011-10-16 | アウトドーア・環境
一級のオペラ指揮者の仕事 2019-01-14 | 音
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ワークシェアーの工程票

2022-10-24 | 
窓拭きが一通り終わった。これで一週間後の冬時間になっても篭り部屋移動を遅らせることが可能だろう。天気予想を見ると少なくとも11月第二週までは陽射しがありそうだ。そこからどれだけ太陽が出る日があるかどうかで冷え方が変わってくる。週に日照時間数時間では厳しくなる。

長袖のシャツとセーターに作業着の白衣を羽織っていれば最高気温摂氏一桁でも何とかなるかどうか。摂氏五度ぐらいになると厳しい。そして風が吹いて葡萄の黄色い葉が落ちると暖房が必要になってくる。そこで篭り部屋への移動となる。

今年の様にロシアのガスの関係で燃料費高騰となって、連邦政府もシャワーの浴び方まで指導するようになり、催し物会場も設定温度を下げた。そのようなご時世で如何に暖房を入れずに過ごすかが山となっている。

一昨年までは一度篭り部屋に入ると新春までは夜中以外は入れっぱなしになっていたが、昨年は陽がある時にはそこから出て太陽光を浴びるように仕事をしていた。ノートブックの移動などが面倒なのだが若干PCごとのシェアーワーキングを増やせるのではないかと思ってる。恐らく旅行用にミニノートブックとの間でで少なくとも同一テキスト編集ぐらいは日常化できるだろうと思う。

技術的にはNAS経由なので問題はない筈だが、ミニノートブックはLINUXで音楽用に使っていたので、今年になってから初めて旅行用としてテキストを書けるようにしたのだった。そう言えば未だにそのLINUXからメインのノートブックへの遠隔操作はまだ試していなかった。

年内の大掃除としては、冷蔵庫、グリル、そして換気扇のフィルター替えぐらいであろうか。あとは、一度布団替えぐらいで何とかなる筈だ。

中共の大会の胡の退場場面は面白かった。なぜあの時点で追い出されることになったのかは知らないが、切っ掛けは何かあったのだろう。なによりも本人の顔が老けていて同定できない程だった。更に興味深いのは習に話しかけ更に首相に後を頼んだと出ていくところだ。もうなにも残されていないようで、零コロナ政策も首相のせいにして逃げようとしている習の思惑を表していた。

いずれにしても中共におけるコロナ禍はどこの国よりも深刻であり今後数年間はその付けに苦しむことになる。人民の多くはそのコロナ政策の失敗に気が付いていて、習独裁体制への最強の敵はコロナに違いない。

広東や上海の江沢民らの勢力が動けるのかどうかは分からないが、中共コロナ政策における地域確立は統一中国の大きな亀裂となるのではなかろうか。台湾への軍事介入を示唆する一方で、今後の経済的な崩壊状況によっては中共内の統一が難しくなる可能性すらある。その経済的な影響はニュージーランドの様な比ではない。

朝食のパンがなかったので、冷蔵庫にとっておいた薄い色の炸醤麺をブランチとした。醤油を使わずに白みそを使ったのだが北京風ではないかと思う。



参照:
相似となっている風景 2021-04-12 | 雑感
安定作動で目指す10時間 2022-08-17 | テクニック
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透過性を上げる試み

2022-10-18 | 
ガラスに筋が垂れていようがどちらでもいいのだ。神経性のものではなくてただただ日射量を通すだけの目的である。その効果は実際に試してみると考えるよりも遙かに大きい。肌感覚としても、これから鬱陶しい季節でも室内の光度が全く変わる。曇天であろうが太陽光線の赤外線部分が通れば効果覿面である。

特にバスルームなどは黴防止の為にも冬季も窓を開けるのだが、陽射しの恩恵が無いと湿度が上がる。更に室温も上がり難くなるのでとても影響が多い。バスルームが冷え込むとなると厳しいので、以前は暖房を入れていた。しかし最近はそこに通っているお湯の熱を出来る限り生かす形で、年に数えるぐらいにしか暖房を入れないことにしている。

篭り部屋に移動するようになったのも大きく、その屋根裏部屋に出来る限りの太陽光を活かすことになった。陽射しが戻ってくる新年になれば積雪があろうが、凍結があっても温室効果でぽかぽかとなる。熱遮断と窓ガラスの透過性が全てである。

夜半には雨になるだろう。天窓は直ぐに雨に洗われる。その他はぼちぼちだろう。兎に角暖かいうちに終わらしてしまうのがよい。雨が降って来週はまた気温も元に戻ってと、日々晩秋らしく葉が色づいていく。来週末には夏時間が終わる。

日曜日にはミュンヘンに一枚予約を申し込んだ。結構迷ったのだが、他の曜日の出方などを見ると、それ程容易ではないが配券される可能性もある。もう一枚の申し込みもする。これも希望の席への期待を掛ける。

土曜日の午前中スロヴァニアの首都リュブリャナで行われたレクチャーのヴィデオが出ていた。水曜日に演奏会のある作曲家ネヴィル・ホールとハンス・アブラハムセンが自作に対してティテュス・エンゲル指揮スロヴァニアフィルハーモニー管弦楽団で音出ししながらのヴィデオが上がっていた。後者のヴィデオは無かったが、ベルリンのフィルハーモニカーで初演された曲「レットミ―テルユウ」が演奏される。この曲に関しては、サイモン・ラトル指揮でルツェルンの音楽祭で献呈されたバーバラ・ハニンガムの歌で演奏されたのだが、演奏会前に作曲家が出て来て内心カンカンに怒っていたことが知れた。ラトルが真面に準備もせずに練習をしていなかったからである。
Barbara Hannigan - Let Me Tell You (Hans Abrahamsen) - Berlin, Nelsons


その様なこともあり、更にこの管弦楽団の音出しを観ていると想定以上にやれそうな楽団であり、実際に意欲に溢れたプログラミングで結構な指揮者が客演していて期待される。映像を流して欲しい。歌手は、ロングラン中のバーゼルの「魔弾の射手」でアガーテを歌っているニコール・シェヴァリエである。勿論全然ハニンガムには追い付かないのだが、米国出身で英語歌唱の方が上手いかもしれない。

ホールという作曲家は知らなかったが、ウェリントン出身でスロヴァニアに住んでいるらしく、フィボナッチ数列を使って、音の群化からの作曲のようだが、そこで出している音と注文が取り分け複雑そうで、到底数列程度のものではないと思った。それに輪をかけて司会の大学教授がフォームとその内容に関して、作曲家が指揮者に譲る形で英語で小難しい質問をエンゲルにしていて、指揮者の仕事として答えていたのは賢明だと思った。勿論後半のニールセンの交響曲も聴きたい。なぜならば昨年オペラ「仮面舞踏会」が素晴らしかったからだ。
Sobotna izobraževalna matineja / SIM 2



参照:
「ありの侭の私」にスポット 2021-11-05 | マスメディア批評
ラトルファンの嘆き 2019-09-10 | 音
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独FBIの方からの電話

2022-09-29 | 
散髪に行った。前回は7月10日頃なので、二か月以上伸ばした。先日の寒気がなければ早く言っていただろうか予想外に冷えた。ここに来て雨となって冷えが和らいだ。チャンスであった。来週中頃からは摂氏20度近くまで上がりそうなので、気持ちの良い黄金のオクトーバーを過ごせるだろう。

最近は日の出が7時半近くになっていて、朝が起きれなくなっている。早く夏時間が終わって欲しい。夜は反面19時過ぎ迄は野外活動が可能である。床屋ではもうマスクが要らなかった。10月1日からどうなるかと四方山話を振ると、まだ決まっていないというのである。土曜日が初日なので、恐らくこのまま突き進むのだろう。

流石にやり手婆も、近隣交通機関やお店では必要になるのにおかしいと話している。勿論誰もマスクなどは望んでいない。勿論婆らはブースターを何回も打っているのだろう。こちらはお構いなしで、此の侭推移して欲しいものだ。ワイン祭りのことも話していたので、それは当然だと思う。

しかしこれで次の散髪も混む前に出かけられると思う。11月の待降節前に予約を取っておけば、新年迄は引き延ばせる。もうそこはお正月だ。現金を使ったので、新たに現金を下ろしに行った。上手くいけばこちらも年内はこれで済ませれるかもしれない。年四回200ユーロもあれば現金はそれで十分か。もう一つ必要なのが洗濯屋のシャツ一枚2,20ユーロぐらいである。その他は音楽会などのプログラムぐらいか。

税務当局から入金確認は来たもののまだ口座が閉鎖されている。閉鎖を開放するだけの判断とは別の様で約束が違うといいたいが、遅れ過ぎて次の支払いが出来ないでいる。何とかしろと言いたいが、銀行で遅れている可能性もある。発注したDACは支払い不履行なのだが、商品だけは送られてくる。実は次の発注を考えている。

冬の篭り部屋の机を見たら奥にオーラトーンの5cのモニタースピーカーが置いてあるのに気が付いた。この春から仕事机のそれを片付けて篭り部屋に送り込んでいたのだった。昨今人気のデジタルアンプを使ってみたいと思った。調べてみると出力60wぐらいでも使えそうなのだ。勿論上で発注したDACからのラインアウトからラインインに送り込む。PCから直でデジタルで出してスピーカー迄直結となるので、YouTubeぐらいはそれで聴けるのではないかと思う。NASのシステムやサブのスピーカーシステムにも満足はしているのだがもっとシムプルなシステムも使い易いと思う。

公開している番号の電話が鳴ったので珍しく年に二三度出るときの一回として受話器を上げた。するとおばさんの真面目そうな声で、独連邦犯罪局の依頼で電話していると話した。そして私の名前を出して本人かと聞かれたので、即座に「彼は居ない」と居留守を使った。そもそもそんなところから電話が依頼者を通じて掛かるのかも疑問だった。調べると広域犯罪も扱っているようで、所謂独連邦共和国におけるFBIらしい。余計に電話で問い合わせというのが不思議だった。思い当たることは幾つかある。例えば復活祭での刃傷沙汰とか、必ずしもこちらに犯罪容疑が掛かっていなくても聴取して欲しいことは幾らかある。確かに態々書類を送ってくるという問題では無かろう。そもそも犯罪容疑なら呼び出しが直ぐに掛かる。また掛けるといったが、でも調査ならばやはり所轄の警察を通じるか、直接しかないと思うのでやはりフィッシングか。



参照:
ワークステーション仕舞 2021-09-20 | 生活
批判的に処する冷静な感覚 2012-05-16 | 雑感
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冬タイヤ装着への準備

2022-09-20 | 
アルプスの峠では積雪のようだ。まだ10月晴れが期待できるが、ミュンヘンなどへ向かうとどこで降られるか分からなくなる。今年は早く冬タイヤに替える事にした。既に予約を取っておいた。そのあとでミュンヘンに向かう。不安定要素を除いておきたい。

EU統一の夏時間終了になってから遅くなる傾向があった。以前は4月~10月が夏タイヤで、11月第一週のスキーシーズンに合わせていた。其れからすると早いのだが、今年は雪が降りそうなので、勘を働かして勝負である。冬タイヤ二本はまだ新しいので、残り二本さえ使えれば問題がない筈だ。燃費はあまり変わらない。そもそも遠出する回数は限られる。

それでも9月にしては寒い。布団などはまだいいのだが半袖短パンで寝るのは寒くなった。今晩から長袖長ズボンにする。朝走る時も走って温まるまでは裸では寒かった。日曜日には大きなザウマーゲンのスライスがあったのでそれを焼いた。平素は2kg以上になる胃袋詰めは中々買えず、膀胱詰めなので、やはリ胃袋の方が美味いと思った。それも真ん中あたりのスライスなので、幽門とかも遠いのかおかしな味わいもなく、コリコリと楽しめた。

通常ならば地元のリースリングを開けるのだが、ラインガウで購入したキードリッヒのオルツリースリングを開けた。試飲会で飲んだ時も以前のものと比較して悪くはないと思ったが、食事に合わせると更によかった。ヴィラージュワインなので土壌的には最大公約数的な千畳岩であり、様々な樽からのミックスとなっている。昔からのカルタヴァインの様に味の方向性を整えているというよりも、土壌感が楽しめる。但し上位のプリミエクリュなどに比較するとどうしても焦点が暈けた感じになるのだが、それを比較してみないと分からない様に醸造してあってVDPの方針であるブルゴーニュシステムの造り方がコロナ禍以前よりも研ぎ澄まされてきている。

日曜日のSWRからの復活祭「スペードの女王」の録音中継は素晴らしかった。音源は既放送済みのArteの映像と同じ筈なのだが、音質が違った。エンコーディングはAACで同じ筈でも、ヴィデオの方はやはり映像に合わせて最後に音響調整をしていると気が付いた。要するにラディオ放送の様にステレオ感や音場感よりも映像と違和感がないことの方が重要だからだ。それだけ放送は音場感が優れていて、舞台の上と奈落との鳴りの違いが余計に明白になり、その合わせ方も具にわかる。なによりも奈落でのベルリナーフォルハ―モニカーの苦心が手に取る様に分かってとても面白い。

つまり歌に楽器がどうやって合わせるかに尽きて、キリル・ペトレンコの腕の見せどころである。会場で四日左右や正面などで聴いた経験からすると、生においても若干低弦などが威圧感を以て響いたところもあるのだが、来年の復活祭の「影の無い女」では更にその辺りのバランスは微妙になってくると思う。新たに活躍するアシスタントにも期待したいところだ。その反面、ここぞという時には鳴らしてくるのがフィルハーモニカーで、それはフォンカラヤン時代の録音などでお馴染みだ。その鳴り方が当時よりもはるかにシャープにスピード感を以て響くので生においても引き締まっている。まさしく指揮者も楽団も大満足したのはそこであるという事だ。それが開幕のマーラー作第七交響曲で決まっていた。



参照:
バッテリーチェック 2020-11-11 | 暦
まるで億万長者ゲーム 2017-11-25 | 雑感
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