週末に注文したものが届いた。一つはアメリカ製の可変式楔セットである。セットと言っても一つで三通りの開き方をするので、設置できる割れ目の範囲が大きいと言うものだ。その分価格も通常のもの倍以上であり、三倍まではしないという市場価格を保っている。クライミングの相棒がその四種類ある大きさの一番の大きなものを失くしたと騒いでいた。
そこで価格を調べるとドル安のお陰か通常のものよりも六割増しほどで購入できることが分った。実は通常の可変式楔の三種類の大きさを、最も売れている商品に手を出してそれを揃えようとしたのだが、その後によりよいウェールズ製の製品を集め出して、結局ポピュラー製品のそれらをウェールズ製のそれに取り替える気持ちになった。
とは言っても、通常のものでも60ユーロほどする高価なものであり、おいそれとは新たに買い換えられない。そこで気がついたのが、アルプス行きの軽量化を考えれば、今回の高価なアメリカ製を買い足すだけで殆ど目的が達成されることが分った。つまり、同じようなものを三個買い換えるよりも、全く異なったものを一個買うことで、少なくとも二個分は買い換えることになるのである。
そして調べると二倍の価格どころか百ユーロを切っていたのである。そもそもこの楔があれば凡その大きささえ合っていれば差し込んでみればどこかで効く可能性が強く、急いで確保点が欲しいときに助かるのである。要するにここぞと言うときの墜落の可能性を減少させるだけでなく、腕力を温存を図ることが可能だ。
但しこのオメガパシフィック社の商品である「リンクカム」の短所は、可変範囲が多いために中に入る込んでしまうとどこかで引っかかって中々抜けなくなってしまうことである。そして高価なのだ。偶々買い替えが必要だった大きさが最大の大きさに相当することで、割れ目から抜けなくなる可能性は少なく、更に抜くための小道具も同時に注文した。
所謂楔などを回収するために、下から小突いたりそれ以上にメカニックな部分を引っ張って引き抜くために、平板に打ち抜かれた板のフックを使用するのであるが、これが安い商品でありながら色々と使いやすさなどで違いがある。自分自身はロープをリードすることが多いので今まで購入したことはなかったのだが、人のものを使ってみて感じていたことである。
一番都合悪く感じたのは、平板の打ち抜きのために指を掛けると手が切れそうになるもので、作業効率がとても悪い。そして尖がった長いものを腰に付けて歩くのは滑落などのときの怪我の原因になるので、その点にも配慮した商品が欲しかった。怪我の面では十分には避けられそうにはないが、後続の者が持参することを前提とすればある程度許せるだろうか。
そこで再びウェールズ製のDMM社製のそれ「ナットバスター」を発注した。過去に使った経験では指あての穴がとても使いやすく力が入るので作業効率が抜群によくて、気持ちも良かったのだ。その部分の色は各種あるようだが、注文のときに指定は不可能だったが、結局欲しかった緑が配達されて喜んでいる。
値段で選んでネットで最も安かったミュンヘンのシュスターと言う市役所近くの老舗に注文した。僅か11ユーロの買い物ながら案内書まで入れてきて、それには恐れ入った。そこには、輝かしい伝統である大登山家ヘルマン・ブールが倉庫で働いていた写真までが含まれている。こうしたちょっとしたところにもその歴史を感じるのである。これでまたハイエンドエキュープメントのリストが伸びた。
参照:
友達の道具を使い続ける 2009-07-01 | 雑感
涼しい夏の岩場の一時 2013-06-28 | アウトドーア・環境
そこで価格を調べるとドル安のお陰か通常のものよりも六割増しほどで購入できることが分った。実は通常の可変式楔の三種類の大きさを、最も売れている商品に手を出してそれを揃えようとしたのだが、その後によりよいウェールズ製の製品を集め出して、結局ポピュラー製品のそれらをウェールズ製のそれに取り替える気持ちになった。
とは言っても、通常のものでも60ユーロほどする高価なものであり、おいそれとは新たに買い換えられない。そこで気がついたのが、アルプス行きの軽量化を考えれば、今回の高価なアメリカ製を買い足すだけで殆ど目的が達成されることが分った。つまり、同じようなものを三個買い換えるよりも、全く異なったものを一個買うことで、少なくとも二個分は買い換えることになるのである。
そして調べると二倍の価格どころか百ユーロを切っていたのである。そもそもこの楔があれば凡その大きささえ合っていれば差し込んでみればどこかで効く可能性が強く、急いで確保点が欲しいときに助かるのである。要するにここぞと言うときの墜落の可能性を減少させるだけでなく、腕力を温存を図ることが可能だ。
但しこのオメガパシフィック社の商品である「リンクカム」の短所は、可変範囲が多いために中に入る込んでしまうとどこかで引っかかって中々抜けなくなってしまうことである。そして高価なのだ。偶々買い替えが必要だった大きさが最大の大きさに相当することで、割れ目から抜けなくなる可能性は少なく、更に抜くための小道具も同時に注文した。
所謂楔などを回収するために、下から小突いたりそれ以上にメカニックな部分を引っ張って引き抜くために、平板に打ち抜かれた板のフックを使用するのであるが、これが安い商品でありながら色々と使いやすさなどで違いがある。自分自身はロープをリードすることが多いので今まで購入したことはなかったのだが、人のものを使ってみて感じていたことである。
一番都合悪く感じたのは、平板の打ち抜きのために指を掛けると手が切れそうになるもので、作業効率がとても悪い。そして尖がった長いものを腰に付けて歩くのは滑落などのときの怪我の原因になるので、その点にも配慮した商品が欲しかった。怪我の面では十分には避けられそうにはないが、後続の者が持参することを前提とすればある程度許せるだろうか。
そこで再びウェールズ製のDMM社製のそれ「ナットバスター」を発注した。過去に使った経験では指あての穴がとても使いやすく力が入るので作業効率が抜群によくて、気持ちも良かったのだ。その部分の色は各種あるようだが、注文のときに指定は不可能だったが、結局欲しかった緑が配達されて喜んでいる。
値段で選んでネットで最も安かったミュンヘンのシュスターと言う市役所近くの老舗に注文した。僅か11ユーロの買い物ながら案内書まで入れてきて、それには恐れ入った。そこには、輝かしい伝統である大登山家ヘルマン・ブールが倉庫で働いていた写真までが含まれている。こうしたちょっとしたところにもその歴史を感じるのである。これでまたハイエンドエキュープメントのリストが伸びた。
参照:
友達の道具を使い続ける 2009-07-01 | 雑感
涼しい夏の岩場の一時 2013-06-28 | アウトドーア・環境