Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

デュークの律動的力強さ

2024-09-17 | 
金曜日に数カ月ぶりに入浴した。垢を落として、ダージリンを飲んでから快眠した。次は何時になるだろうか?新しい靴で走った後での疲れも取れて、更に足の角質の整備できたか。

車の窓拭きはミラノに出かける前にするのは決まっている。因みに8月に塗ったラッカーは光が弱くなってより目立つようになって色褪せて来た。透明のコーティングをもう一度塗布しておく方がいいかもしれない。こうなれば輝きで誤魔化すだけだ。先ずは9月を乗り切るだけ。部屋の窓の陽射し避けは殆ど冬向きにしたので、窓拭きを何時頃にするかどうかである。
A Celebration for the ‘Duke’ (Teaser)

Duke Ellington, "Take the A Train"

Duke Ellington & John Coltrane - The Feeling Of Jazz (1962).


月曜日はベルリンで行われているフェスティヴァルでティテュス・エンゲルがデュークエリントンを振る。一昨年のミンガスの「エピタフ」に続く企画である。ドイツェオパーのジャズバンドとの協調が上手く行ったことの証明であり、今回はエリントンの生誕125周年且つ没後50周年を記念してフィルハーモニーから生中継される。ユーロアーツが共同制作しているので映像も撮られるのだろうが、CD化は決まっているとされている。

エンゲル本人の誘いのヴィデオも出ている。そこで語っている名人技やその音楽的な革新性、更に演奏作曲双方においてのエネルギー溢れるリズムがあって、具象的な像が脳裏にあったのがその音楽だとエンゲルは語っている。勿論ジャズバンドと管弦楽の融合がそのファンタジーであったとしている。

デュークと呼ばれるその音楽はスイングしているとぐらいしか思い描けないので、幾つかのヴィデオを観た。一番耳に残っているのは「ソフィスケテットレディー」とか「テークジエートレイン」とかの戦前の曲で、意識して聴いていたというよりもNHKの「夢で逢いましょう」での六八九とかの話しや演奏で子供の頃に耳にしていたのかもしれない。当時は少なくともスイングジャズは日本のお茶の間を席巻していたということか。

そして気が付くのはエンゲルが語っているようにそのキーボードプレーも若い時は凄く強かった。ノーシージャズフェスティヴァルなどの中継録音をNHKFMで聴いていた時にはこんな強い演奏はしていなかったのでその差が分かった。

ビッグバンドもどちらかというと若い時の仕事のようで、なるほど戦後も時間が経つと怠い印象しかなかったのも正しかったなと感じる。恐らくガーシュインとかその辺りの影響もあったのだろう。ベルリン出身のプレヴィンなどが映画音楽のミュージシャンとして活躍していたことや、またこうしたジャズの世界との関連などがよく分からないので興味がある。

11月のベルリナーフィルハーモニカーによる合衆国ツアーは大統領選挙後のワシントンDCでのキリル・ペトレンコデビューともなる。そこでヴィーンからの亡命映画作曲家コルンゴールトのヴァイオリン協奏曲がワイン街道のトラムプ家と隣町の出自を持つヒラリー・ハーンのソロで演奏される。来週末には彼女の演奏をフランクフルトで聴く予定だ。



参照:
追想の音響への眼差し 2024-09-16 | 音
Kamala IS Bratの意味 2024-07-25 | 文化一般
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする