Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

変わり目の季節に

2024-09-07 | 
発注した夏用パジャマが届いた。早速手触りを確かめた。完全に危惧が外れた。ジャージであるからシングルでもどれだけの厚さになるかは一切分らなかった。誰かが分厚いと書いていたのはボーデンゼーのシーサーのセカンドブランドの極薄生地と比較してだ。その生地も純綿としてもその表面加工や織機の薬剤の使い方などによっては若干変わる。つまり余りに密で空気を通さないと身体にくっつく感じで暑くて着ていられない時もある。

それに比較すると分厚いのだが表面がメッシュ状なのでくっつきはしない。冬物がダブルにしているのは空気を通すと寒いからで、夏用としてこれはいいのではないか。洗濯しても密にならなければいいが、試してみないと分からない。後ほど袖を通してみて、大きさも含めて検討する。

月曜日に走りに出かけると、大きな摘み取り機が走って来た。この高級の地所しかないこの辺りでは見かけることは少ないのだが、農協や大手の醸造所では使うこともある、特に今摘み取るのはどぶろく用の単純な葡萄の実なのでごっそりと人手を掛けずにやる。砂糖を入れて簡単に発酵したまま市場に出す。週末から世界一のワインフェストとなれば掻き入れ時となる。

そこで金曜日には毎年の様に予約していたナーヘのグローセスゲヴェックスをとって更に谷奥で試飲してくるのをどうしようか考えている。先ず車を無駄に走らせたくない事、更にそこで何を購入してというのが若干迷いがある。そこのリースリングは先日も開けたのだが今一つだった。つまりグローセスゲヴェックスには価値があるがそれ以外は果実風味が強過ぎて甘すぎると感じるからだ。先日試飲した様に超辛口に慣れてくると、少しでも残糖が多いと盃が進まない。量を制限するようになるとその質の厳選も進むのは当然だろうか。アルコールの為に飲まなくなったというのが大きい。

そこで、既にラインガウで6本を安売り価格で予約してあるが、更に買う6本は通常飲み用になる。本年は最も困るのはそこの価格帯のリースリングが揃っていないことで、すっきりしていてどんな食事にでも合うものが欲しい。2021年のラインガウは素晴らしかったのだが、2023年はそこ迄期待できないとしても、もしかすると9本買えないかとも思ったりする。これは試してみないとなんとも言えない。先日の試飲会でお気に入りが売り切れていて買えなかったからである。ワイン街道で調達してもいいのだが、ラインガウの土壌の良さはまた様々な食事に楽しめる品がある。

一本22,50ユーロを高いと思うか。一人で二回ぐらいで飲み干してしまうと、一食10ユーロ以上だ。遥かに食事の材料費よりも高価だ。毎日ではないが週に三回ワインを飲むと、一人で月150ユーロを超える。それに引き換え缶ビールは一食50セントである。20倍のこの差は大きい。

月曜日にグランクリュのリースリングの熟成度を見てきた。既に柔らかくなっていた。大きさに二種類あるのは、小さい方は寒の戻りで後に展葉したものかもしれない。然し総じて出来は悪くなさそうで色づいて早めに熟成しそうなので、場合によって先落としヴィラージュでいいものが出来上がるかもしれない。なにもワインはグローセスゲヴェックスばかりとは限らない。



参照:
三日間の運動日を経て 2024-08-08 | アウトドーア・環境
味のあるフラッシュ 2024-09-04 | 雑感
コメント
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