Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ざわざわした胸騒ぎ

2025-02-06 | ワイン
最低気温は氷点下が続いている。最高気温は摂氏数度まで上がるので、昼間はそれ程ではない。ヒーターはまた強めにした。ベットカヴァーも必要になる。朝が寒いと目が覚めても複数回以上トイレに立つだけで目覚めがよくない。

早朝には氷点下6度ぐらいまで下がった様で正午にも切りが晴れず寒い。BGMには過去のデジタルエアーチェックの録音の数々が続けて流れている。前夜はザルツブルクでのドホナーニ指揮の「コシファンテュッテ」全曲も流れた。実演で聴いて、若干の面もあったのだが、先ごろ亡くなったツァクロセック指揮の制作よりも遥かに印象に残っていた。バルトリがデスピーナを歌っていた1993年である。バルトリは既にシュヴェツィンゲンでシンデレラを歌っていたので馴染みの若手であった。

それでもまだまだ同じ会場でのベーム指揮の録音が耳に残っていて、その厳しさの無い音で、アーノンクールの刺激もない為に物足りなくも感じていた。然し流しているだけでとても幸せな音楽であった、最早ああいう音も聞けないのかと懐かしく思う。

モーツァルトのオペラ演奏はミュンヘンでも課題となっているが、中々容易ではなくて、その伝統がどのような形で守られるのかは想像もつかない。

此処まで冷えてくると食事も重要になる。抑々肉類を摂り過ぎなのであるが、それも効かなくなると、辛くて大蒜でも入ったものを摂ろうかとも思う。一寸激しいスパゲティ―ではなかろうか。

その前に一っ走りして新陳代謝を上げておけば、食事までに必要な精気が得られるだろうか。先週末に開けたブルゴーニュは珍しくボーヌ産であった。あまり好まないのは熟成に時間が掛かり、その分高価に販売されているからである。あまり早いうち開けると開いておらずその価値が分からない。今回は2018年物を一昨年ぐらいに30ユーロ台で購入できたから買った。それでも開けて仕舞った。

思いがけず開いての果実風味は強く、バランスが取れていたので、それなりに楽しめた。然し、これをあと数年待ってという程の価値は感じられなかった。キズがないという意味ではよく出来たブルゴーニュであった。兎も角、赤で温まるだけでよかったのだ。月内にはバーデンバーデンでの御呼ばれもあるので、途上でブルゴーニュを物色してくるつもりである。また対岸のベルクシュトラ―ゼにもシュペートブルグンダーを取りに行きたい。

余分に出してボーヌのものを購入するかどうかはやはり疑問で、もう少し安くてもより酸が効いて活き活きとした産地はその近辺にある。食事に合わせるにしてもそれ程腰のあるソーズなどは自宅で食さないので、あまり有り難くないのである。

日本から悪い知らせを受けた。先日統計的に走行距離15万キロに一度しかないパンクを経験した時に胸騒ぎを感じた。前の車でも似たようなことが間違いなく一回あった。その前の車でも一回か。時間的な軸の歪みで同時性を感じるのではなくて、原因やその不可解さを感じる、あのなんとも言えない焦燥感のようなものが繰り返された。



参照:
損害最小化の危機管理 2025-01-27 | 雑感
影を慕ってハムブルク 2018-12-16 | 文化一般
コメント
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