缶詰だけど、それが何か?

缶詰、レシピ、散歩、食べ歩き、いろんなものがあります

DoaU430日目_Part4_山下公園からまたぐるぐる

2010-05-05 22:16:06 | 散歩
♪赤い靴はいていた女の子♪
♪異人さんにつれられて行っちゃった♪

人買いか?そんな印象すらある詩だけれど、
アメリカ人宣教師夫妻の養子なった日本人の女の子を歌ったとも、
あくまで創造の産物であるとか、いろんな説がある。

ただ、創造だろうと想像だろうと、山下公園には30年前に像が建造された、
横浜とは一切関係ないのに。

フランス橋から山下公園に入る。



山下公園 横浜駅方面
ココ、公園南東のハズレは、以前は犯罪の巣窟だったようなところ。
今では世界の広場と名付けられて、キレイに整備されている。
北西の横浜駅方面を見ると、左からランドマークタワー、
クイーンズスクエア、インターコンチのヨット型の建物が望める。

てけてけ下って行く。



氷川丸
引退したんじゃなかったっけ?それでも観光客が入って行く。
単なる改修だったようで、今や普通に公開されている。

横浜港の海がキレイになった。
かつては緑色で、臭かったけれど、
キレイに澄んでいる、底が見えるぐらいに。異臭も無い。
これはいい進歩。

そのまま振り返る。



ホテルニューグランド
山下公園の芝生の緑、イチョウ並木の先に、本館が、
その右手に新館であるタワーが屹立する。
横浜市民だったのに、ここには何度か泊まった。
本館はもちろんタワーにも、何してたんだろね?アホだ。

そして、隣のアホが霧笛楼で買った横濱山手ふらんす山を取り出す。
上海飯店、さすがにちょっと塩分が強かったので、ノドが乾いている。
さらに口中から水分を奪いさるような食べ物をよく口にできるな、そう思う。
これで260円は高いな
ぶつぶつ文句を言いながら食べる嫁さん、なんだかねえ。

中央広場まで進むと、高橋尚子が走っている。
あん?
カメラが3台、何を撮ってたんだろ?

ちょっと戻ってスターライトホテル横のマックへ。
アイスコーヒーを飲みながらちょっと一息。
ニューグランド横を抜けて明治屋へ。
かつて大好きだったコンビーフは当然のように無い。
ただ、嫁さんはペパレッジファームのチャンクを掴んでいる。
また甘味?まあ小旅行みたいなもんだ、よしとしよう。
ただ、ペパリッジファームは横浜とは何の関係もない。



中華街東門
日の出を迎える門なので朝陽門の名がある。
また中華街に戻ってきた訳である、何をしてるんだか。
嫁さんが華正楼で月餅を掴むためである、いくつ目のスイーツ?
その後、腸詰めがないかとぐるぐるする。
かつてはどこの食材屋にもあったけれど、どこにもない。
あ~あ。

嫁さんが元町ユニオンに行きたい、そう言い出すので、また前田橋を渡る。
ちょっと南下する。



なんと解体工事中。
喜久家やパピー、FUKUZOなどなど、そのまま残っている店も多いけれど、
ABCマートができたり、元町商店街らしさは徐々に失われている。
もとまちユニオンはどんな姿になるんだろ?

市場通り橋を渡ってみる。



もとまちユニオン仮店舗
仮店舗と言えど、食料品はそれなりに充実。
生活雑貨はカードを渡してバックヤードから持ってきてもらうシステム。
ただ、輸入菓子などはかなり減った感じがする。
嫁さんの目当てだったハニーローストピーナッツはない。
ハニーローストピーナッツも、もちろん横浜とは何の関係もない。

手ぶらでまた市場通り橋を渡って元町に戻る。
約5km、さすがに嫁さんはへとへとである。
みなとみらい線に乗ってしばらく喋っていたけれど、すぐに熟睡。
もちろん嫁さんが熟睡するのはどこでも一緒、
横浜とは一切関係ない。

DoaU430日目_Part3_元町の記憶を辿る

2010-05-05 17:05:46 | 散歩
ニューヨーク、ブルックリンのペンキ屋、
そこで働くトニーは週末にディスコで踊り明かす。
ビージーズのステイン・アライブが流れる中。
白の三揃えのジョン・トラボルタは一躍スターに登り詰め、
「フィーバーする?」が流行語になる。

高校生になったばかりだったけれど、渋谷へ行く、
ミラーボールがぐるぐる回る、そんな空間へ。

元町にもディスコがあった、もちろん何度も行った。
ディスコブームが去り、カフェバーブームが訪れた大学の頃、
寂れていたけれど、それでもあった。
10代、20代をこの街で過ごした男にとって、
元町とは観光地ではなく、観光客をナンパする、そんな街だった。

上海飯店を出て、かつては無かった江戸清の前のタバコ屋で一服。
関帝廟通りを抜けると横浜大世界。なんだろね?ココ。
そこを右に曲がると唖然とする光景。



媽祖廟
門には天后宮の文字。
海の安全を祈願する女神らしいけれど、こんなん無かった。
高校時代の同級生だった女の子が住んでいた辺り。
日本名とともに中国名ももっていた彼女、今はどこで何を?

そのまま進む。



朱雀門
かつて南門と書かれていたけれど、単に中華街の文字。
朱雀門とは南向きの門なので、最も重要な門。
ただ、南門だけれど、東を向いている、なぜだかは知らない。

この南門の右側、大学時代に入り浸っていたカフェバーがあった。
やんちゃの限りを尽くした頃の面影は5mmほどもない、
今ではフカヒレ専門店、ホントに時代は変わる。

前田橋を渡ると、すぐに元町。
もちろん、かつて行っていたディスコなんてとっくに姿を消している。
その代わりに嫁さんのテンションは急上昇する。
デート?デート?
知らんわ。
中華街から前田橋を渡り、元町商店街を突き抜ける。



霧笛楼
できたのは大学の頃、
和室で寛ぎながらフレンチを食べられる店だった。
今でも和室は残っているのかな?
嫁さんは右側のショップでお土産をお買い上げ、誰への?
山下公園で食べるのだあ
意味がわからん。

そのまま1本裏道を進む。



キャシーマム フラハワイ
キャシー中島の店である、これっぽっちも興味はないけれど、
嫁さんがてれてれ入って行く。
またお土産か?と思っていたら手ぶらで出てくる。
成長したな、ホント。

もちろん、この通りにはさほど人はいない。
これは昔から。
朱雀門にたもとにあったカフェバーの本店Jo's Barはこの通り沿い。
ただ、まだあるかどうかはわからないけれど。

そのまま進む。



ウチキパン
今となっては・・・だけれど、嫁さんはつかつか入って行く。
ただ15時近く、あらかたパンはなくなっていたらしく、また手ぶら。
てか、家にどんだけパンがあるんだ?

向かいの元町プラザで一休みする。
なぜか2階の喫煙所にはハエだらけ、なぜだ?

そのまま進んでフランス山公園へ。
フランス山、そして港の見える丘公園にも用は無い。



フランス橋
フランス山公園入口のアーチはこの橋の下部に当たる。
ココから人形の家を経由して山下公園まで空中で移動できる便利な橋。
当たり前のようにココから山下公園へと向かう。



横浜港方面
首都高神奈川3号狩場線をくぐり抜けるとこんな光景。
目の前に山下埠頭、その先にベイブリッジ。

人形の家にも用は無いので、そのまま山下公園へと空を歩く。



横浜駅方面
イチョウがの新緑がホントにキレイに並ぶ。
左手にマルパルク、そしてマリンタワー、そしてホテルニューグランドの新館。
正面にはみなとみらい地区にあるクイーンズスクエア。

中華街、元町、そして山下公園なんて完全にお上りさんだな、
そう思いながら山下公園へと足を進める。

DoaU430日目_Part2_上海飯店(中華料理/横浜中華街)

2010-05-05 11:37:27 | 食べ歩き
上海万博の公式テーマソングが岡本真夜のパクリ、
公式キャラクター海宝はガンビーのパクリ。

中国人にはそもそもユニバーサルな著作権という意識が無い。
北京の石景山遊楽園にはミッキーマウスやドラえもん、
トゥイーティーにキティだっている。
もちろん社会主義国なので、国営である。
中国の威信をかけたパクリなのだ。

いやはやどうにも

香港路の入口に、かつてはカセットテープ屋があった。
CDでもレコードでもなく、カセットである。
店内で流れるBGMとして使っていたんだろう、そんな代物。
パクリの曲も当たり前のようにあったんだろうなあ、そう思う。

やたらとこぎれいになった中華街からは姿を消していた。
そしてまたも後ろからどつかれ、キャリーバッグにひかれながら進む。
嫁さんの不安は無事に解消される。



上海飯店
相変わらず汚いまま、その店はそこにあった、
周りの景色はすっかり変わっていたけれど。
2人連れが3組待っているだけだけ。
ただし、この店で店外で待ったことはない。

後ろに着々と人が並びはじめる。
店の前でエアコンの室外機がうなりをあげ、後ろの人たちは悲鳴をあげる。
そして汗よりも大量の文句が流れ出す。

この店、料理人は1人だけ、だから1度に複数の料理が作れない。
だから時間がやたらとかかる、こればっかりはしょうがないのだ。
前の3組がようやく店内に消える頃、後ろの2組の文句を出し尽くす、
1時間近く待って、それで離脱する勇気は立派だけれど・・・。

ホントに1時間待って、ようやく店内へ。
ただ、ここからも待ちます、もちろん。



ビール(580円)
コレだって出てくるのに5分はかかる。
しかも、そんなに冷えていない。
1週間前なら十分うまかっただろうけれど、20度を越えたこの日にはちょっと。
ただ、キンキンに冷えていないビールは、のんびりちびちび飲るにはぴったり。
15分経過。



焼き餃子(580円)
ホントはシュウマイを食べたかった。
餃子だ、餃子、焼き餃子だあ!
かつてはなかった
うまっ餃子
そんな幟にのせられた嫁さんに、寄り切られた結果である。
基本は豚肉、シュウマイの餡と変わらないぐらい。
ただ、臭み消しに使っている紹興酒がほんわかと香る。
うまいな、ホント。

てか、この店で餃子が最初に出てくるなんて奇跡に近い。
主食を食べてから主菜、デザートを食べ終わって前菜なんて当たり前。
要するにオヤジさんが作る順番がテキトーなのだ。
その順番で出てくるから、次にメインが来るなんて期待しない。
もちろん、期待は裏切らない。



五目そば(680円)
恐ろしく安い主食が登場する、予想通り。
スープをすすると八角が香る、何で?
片栗粉でまとめられたトッピングの中に牛バラ肉の煮込み。
そこからしみ出したのかな?
海老とイカのぷりぷり感は最高である。
ただ、それに白菜だけ、四目じゃん。
まあ気にするな、680円でコレだけのものが喰えるんだから。
2人でのんびり食べ進んでいると、ようやく主菜。



渡り蟹の玉子煮(1,680円)
コレを食べにきた訳です、片道440円かけて。
3月に再現しようとした、オリジナルがコレ。
以前は蟹の臭み消しに使うネギとショウガがたっぷりだったけれど、
ネギはもちろんショウガすら見当たらない、しかし蟹の臭みは一切無い。
むしろ蟹の旨味が全面に主張する。
どうすりゃ、こんな芸当ができるんだ?

箸でお上品に食べるものではない、蟹を手づかみにして、
蟹の旨味をまとめた玉子をすくいあげるようにむしゃぶりつく。
手はべたべたになるけれど、コレが一番ウマい食べ方。

一服してから、そう思ったけれど、振り返ればまだ列ができている。
無粋はキライだ、満足で満たされた腹をさすりながら店を出る。

DoaU430日目_Part1_中華街で迷子になる元横浜人

2010-05-05 11:06:50 | 散歩
5/4(火)

20年前、横浜市民だった。
だから元町から中華街、伊勢佐木町、桜木町まで知らん道はない、
それぐらいこの街を歩いた。
東京に引っ越してからも何度か来た。
10年前はどんな道もわかっていた、庭みたいなもんだ、別荘の。
それぐらいな感じ、だったけれど・・・。

さあ、どっちに行く?
たぶん三択の女王だった竹下景子さんだってわからん、二択なのに。
恵比寿と二子玉川、そこまで言わせるか?
残念ながら宜保愛子ほどの霊能力はこれっぽっちもないし、
その二択、どういう選択だ?
恵比寿三越で北海道展、10月に食べたが来ているらしい。
二子は大勝庵でそばを食べる、それが主目的らしい。
う~ん。
横浜でもいいぞ
ああ、久しぶりに横浜もいいね、シュウマイもいいね、蟹も素敵だ。

11時過ぎにようやく出発。
そして気付く、みなとみらい線に乗るのは初めてだ、と。
そう2004年以降、横浜に行っていないということになる。

元町・中華街駅なんてガキの頃にはなかったし。



元町・中華街駅ホーム
やたらとこぎれいなホーム。
TDLでアトラクションに向かう感じだね
スターツアーズな感じをかもす長大なエスカレーターで上って行く。
改札を出て階段をやたらと折り返して3番出口に出る。

あれ?ココどこですか?

それぐらいの変貌。
マリンタワーが見えるけれど、さっぱりわからん。
横浜天主堂跡交差点で左に曲がる。
横浜大世界って何だ?オレ、知らんぞ、マジで。



関帝廟通り
こんな門なんてなかった、ココはどこだ?
こんなに人が多い関帝廟通りなんてありえない、オレの中では。
飲食店よりも食材屋が多かったから、人なんてほとんどいなかった。
しかし、やたらと中華料理屋、土産物屋が増えて、
そこら中で天津甘栗を試食させている。



媽祖廟
関帝廟通りをちょっと進むとまたも見知らぬものが。
こんな広場だってなかったし、テントで焼き鳥を焼くおばちゃんたち。
どうなってるんだ?ココは?ホントに中華街か?

中華街大通りに戻ろう、そう思って市場通りへ入る。
いやはやなんとも
意味がわからん、市場通りだって大混雑。
TDLだって勝負を挑めないほどの人の波、
後ろからどつかれたって進めない。
この元横浜人はこんなに混んだ中華街を歩いたことがない。

這々の体で市場通りから抜け出すと中華街大通り。
聘珍楼など高級大型店が軒を連ねるこの通り、
かつてはこの通りだけに人がいたけれど、
デフレの影響なのか、こちらはむしろ人が少ない。
ちょっと一心地・・・



香港路
目指す中華料理屋はこの通りにある。
海員閣と順海閣は老舗だし、大通りの次に人気の通りだった。
ただ、ここまでの人はいなかったし、ベビーカーもいなかった。

お店、まだあるかなあ
嫁さんがつぶやく。
確かに、中華街は大変貌を遂げた、やたらとこぎれいに。
当時ですら汚かった上海飯店はどうなっているんだろ?
首を捻りながら香港路に入る。