缶詰だけど、それが何か?

缶詰、レシピ、散歩、食べ歩き、いろんなものがあります

DoaU447日目_Part2_大船軒「押寿し食べくらべ」

2010-05-25 18:13:24 | 食べ物
Nur ein Idiot glaubt , aus den eigenen Erfahrungen zu lernen.
バカだけが、自身の経験が学ぶためにあると信じる。

鉄血宰相オットー・フォン・ビスマルク自身は、
他人の経験から学ぶことを好む
そう言って、賢者ぶりをアピールした。
ただ、そうそう賢者はいない、
だから失敗した経験から学ぶ。
そして失敗を繰り返す。
そうやって愚行が積み上げられるのが世の中である。

18時過ぎにアウトレットを出て、すいすいと東名を走る。
帰りもまったく渋滞はない、ストレスもまったくない。
途中、海老名SAに寄る、晩ごはんと嫁さんの朝ごはんを買うために。

東京ICで下りて環八の内回りを走る。
瀬田歩道橋の下を潜り、瀬田第三歩道橋を通過してちょいと進む。
まだ半分ぐらいあるけれど、ガソリンを入れとくか、そう思って、
コスモ石油に乗り入れる。
いつも通り、コスモカードを入れて・・・とやっていたら、
スタンドのおにいちゃんがとことこやってくる。
携帯の会員にはなってますか?
なんのことだ?PCの会員にはなってますけれど、そう応える。
なんでも携帯の会員になれば、会員価格からさらに1円下がるとのこと。
QRを読んで、空メールを送ればいいだけ。
本来は次週からだけれど、おにいちゃんがパスを教えてくれる。
おお!ホントに1円下がった134円になっている。
ただ、1円下がったからと言って、あんまりクルマに乗らない
このアホ夫婦には・・・。

環八に復帰する。
どこもレギュラーは137円の表示。
高いまんま、えっと、なんて言うんだっけ?
高値安定のことか?
そうそう。でもさ、安定っていい状態を差すんじゃないの?
いい悪いという価値を与えるのは、個人であって、
安定という言葉自体に価値はない、そう説明する。
へりくつこきがぁ
そうキレられるかと思ったけれど、素直にうなずいている、不気味だ。

家に帰って海老名から買ってきたものを広げる。



海老名SAハンドタオル&大船軒「押寿し食べくらべ」
どうしようもない、ホントに、このアホ夫婦は。
海老名SAのハンドタオルはまあシャレだ、よしとしよう。
ただ、もう片方はどうしたことだ?
御殿場で、魚はしばらく食べなくてもいい、そう言い合ったのはどこのアホだ?



ただ、先週から喰いたくてしょうがなかったのだ、
大船軒の鯵の押し寿司が。
だから、ついつい海老名で売っているのを見た時に掴んじまった訳である。

もちろん、こんな上等なものはオレが高校の時にはなかった。
特アジってなんだ?小鯛ってなんだ?
どれもウマいからよしとはしよう、
でも、シソの葉で巻かれた寿司がないのはどうしたものか。
代わりに、神奈川名物ひょうたん漬なるものが入っている。
聞いたことがないんですけど、ひょうたんを食べるなんて。

食べながら鉄血宰相を思う、
アホは経験からも学ばない、と。

DoaU447日目_Part1_御殿場ドライブ

2010-05-25 17:14:47 | ドライブ
5/21(金)

草木の眠る丑三つ時

今の時間で言えば、2時から2時半。
電気のない江戸時代、真っ暗だし、シーンとしていた。
魔物が跳梁する時間、そんなことを言われる時間帯である。
人が生まれるのはそれから2時間後、
寅三つである4時前後から、卯三つである6時半までが多い。
潮の満ち引きに影響されるとか、いろんなことが言われるけれど、
真偽は定かではない。
だから、ドラマで見られるような、旦那が仕事中に病院に駆けつける、
新生児の泣き声を聞いて、やったぁ!そんなことはレアケースかもしれない。

晩ごはんを片付けて、だらだらとアメトーーク、
そしたら日付が変わった。
嫁さんの誕生日である。



青柳総本家「カエルまんじゅう」
ういろうでおなじみの名古屋の青柳総本家のお菓子である。
名古屋で生活していた3年間で見たこともなかったけれど、
水曜日、東急東横店でまだ開催されていた大なごや祭で発見する。
バースデーまんじゅうかぁ?
いや、誕生日プレゼントだって。
食べなきゃ、食べなきゃ
いや、もう0時を過ぎてる、うほうほ顔の嫁さんを静めて寝かしつける。

翌朝、嫁さんは起きるなり言う。
お出かけ!お出かけ!
どうも先週、とんかつに変貌したファッションチェックに行きたいらしい。
JARTICを見れば、さすがに平日、がらがらである。
ただ、だらだら過ごしていたので、黄色いマーチが出発したのは11時過ぎ。
平日の高速はホントに走りやすい。
トラックを運転するプロフェッショナルばかり、
彼らはホントに100km弱ぐらいをキープする、上り坂でも下り坂でも。
無茶苦茶なボルボやミニバンはいない、
渋滞のストレスとは無縁で13時過ぎ、2か月ぶりの御殿場に着く。

当たり前のように沼津回転鮨魚がしに並ぶ。
ただ、やはり平日なのであっという間にカウンターで寿司をつまめる。
初鰹やサバ、活け〆ヒラメのエンガワなど、呆れるぐらいにうまい。
餓鬼状態をキープしたままの嫁さん、最後に呆れるようなものを頼む。



スズキの天ぷら寿司
いやはやどうにも
回っていても寿司屋である。
天ぷらをシャリにのせる必要はない。
スズキが自体がウマい上に、揚げ方もなかなか。
ほくほくとした食感もいいんだけれど、なぜに酢飯に?
寿司を食べるときは手づかみなのでデジカメなんて触りたくないけれど、
嫁さんがあまりにおかしいから撮っておけ、と。

スゴいな、2人で13皿も喰っちまった。
魚はしばらくいいかな
嫁さんがそう呟くほど。



呆れるぐらいに東側には青空が広がる。
のんびり散歩しながら西側へと向かうと、
富士山は厚い雲に、その姿を隠している。

ぐるっと1周すると、汗ばむぐらいのいい天気。
嫁さんがコールドストーンに引っかかる。
だってさ、半額だよ、半額
でもさ、これさあ、どうなのよ。



COLD STONE CREAMERY「COOLLY'S」
左がストロベリーチーズケーキ、右がダブルマンゴ。
ライクイットサイズという一番小さいサイズ。
ヨーグルトフラペチーノにアイスをトッピングしたもので、
死ねるほどの甘さではないし、ヨーグルト嫌いでもなんとか喰える。
ただ、よく喰えるな、寿司13貫を喰った後に・・・
オレがどう思おうと、誕生日の嫁さんは無敵だ。
デートだよね、スイーツまで食べて、デートだよね
知らん、そんなこと、そう思うけれど、誕生日なので逆らわない。

いつの間にか17時を過ぎている、
ぐるぐる歩き回ったけれど、結局、嫁さんはブラウスを1枚買っただけ。
まあ、寿司を食いにきた、そう、いつものように、そう思いながら、
タリーズでお茶を飲んでいたら、嫁さんが唸る。
あわわわわ、4時過ぎてる!
ヤツは世の中では激しく珍しい16時に生まれたのだ。
だから16時に、はっぴいばぁすでぃ♪とやりたかったらしい。
知らん、そんなこと、ただ、誕生日だ、やったかもしれない。
まだまだ明るい羊三つ時、バカな夫婦がようやく家路に着く。

DoaU446日目_Part2_蒸し鶏とかき菜のからしマヨネーズ和え

2010-05-25 13:37:15 | レシピ
嫁さんの地理感覚はどこかおかしい。
横浜は東京の西にある!
譲らないのだ、そう言って。
だってさ、東横線の路線図でそうなってるじゃん
メルカトル図法以上におかしなものを信じる、その度胸は買う。
けれど、そのくそ度胸が悲劇を生むことだってある。
4年前の秋、起きてきた嫁さんが宣言する。
那須に行くぞ!
どこにあるのか知ってるのか?そう思う。
日帰りで行けるような所ではけっしてない。
佐野藤岡からすぐだって
いやはやどうにも
そもそも東北自動車道に入るまでにかなり走る。
その上、那須は栃木県というよりも、ほぼ福島県である。
蓮田SAで休み、佐野藤岡ICを過ぎて佐野SAで休む。
嫁さんのアタマの中ではそこから30分ぐらいで着く、そう思っていたらしい。
しかし、走っても走っても那須ICにはたどり着かない。
佐野藤岡ICから70km走った矢板PAでまた休む。
矢板PAを出る時に嫁さんが叫ぶ。
福島だって、福島だって
だからさ、最初から言ったじゃん、無茶だって。
栃木県に入ってすぐの佐野藤岡IC、福島直前の那須IC、その間、約100km。
4時間近くかけて来て、那須滞在は約2時間、2人で崩壊する。
完全に壊れて、何を言ってもおかしい、そんな状態で真っ暗な東北自動車を南下、
100km走って佐野SAで休んだ、ホントに無謀だ。

佐野ラーメンで有名な佐野には名産品がある。
かき菜というアブラナ科の葉物である。
アブラナ科は魚で言えばスズキ一家みたいなもので、
白菜やキャベツ、ブロッコリーや大根、ワサビまでアブラナ科である。
ただ、かき菜は去年食べたきりである。
どんな味だっけ?とりあえず茹でて灰汁を抜いて、食べてみる。
苦みと甘み、そしてちょっとクセがある。
う~む。

冷凍しておいた鶏胸肉に日本酒をふって解凍する。
ぐしぐちとフォークで突き刺して、かなり多めに塩をふる。
いちばんやから帰ってきてだらだら過ごしてしまったので、とっくに夕方、
だからちょっと強めに味をいれないと、嫁さんが食べられないからである。
耐熱皿に胸肉を入れて、さらに日本酒をふる、酒蒸しに近いぐらいに。
電子レンジの「肉・魚の蒸し物」を選んで加熱する。

ボウルにマヨネーズと辛子を入れて、しっかりと混ぜ合わせる。
マヨネーズはともかく、辛子はあとで追加しようがないので辛みはココで決める。

粗熱がとれたら鶏胸肉を、筋繊維に沿って手でほぐす。
300g近くあってかなり多いので、半分ぐらいは冷凍させておく。
かき菜の茎の部分を1cm幅ぐらいに刻む。
葉の部分はこれまた冷凍させておく。

残した鶏胸肉とかき菜をボウルに放り込む。
黒ごまをふり入れて、しっかりと撹拌する。

これだけでは繊維が足りないので、レタスを5mm幅ぐらいに刻む。
塩をふってしんなりさせて、繊維の摂取量を多くする。
水にさらして塩を抜いてから水気を切る。

それでも繊維が足りないような気がするので、
ピーラーでニンジン2/3本をごりごりと削る。
ごま油で炒めて、和風だしの素、白コショウを加える。
スタミナ源たれをたらして、味を調える。
ニンジンしりしり風にしたいので、卵1個を割りほぐして流し込む。
ただ、卵が多すぎだ、しょうがないので玉子焼き風というかオムレツ風になる。



微妙な食べ物になる。
スタミナ源たれなので、けっしてまずくはない、てか、うまい。
ただ、想定外のものなので・・・。

皿にレタスをひいて、マヨネーズで和えた鶏とかき菜をのせる。



これはかなりいい出来である。
レタスと一緒に食べると、辛子の辛みもちょうどいいし、
蒸し鶏の塩分もいい感じにである。

そして、餓鬼がまたも出現する。
佐野厄除け大師で落としてくればよかったのか?
いや、ヤツは水子ではないし、厄年でもない。
なんかいい方法がないものか・・・。