缶詰だけど、それが何か?

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DoaU439日目_Part1_トマトクリームパスタ

2010-05-14 20:11:01 | レシピ
5/13(木)

ウリ・ゲレル・フロイド

精神分析学の祖と言われるジークムント・フロイトの親類にあたることの男、
奇術の研究に励み、ついに超能力ショーを開くまでになる。
しかし、あまりにトリックがちゃちすぎて訴えられる。
今後、イスラエルと超能力ショーを行ってはならない、という判決が下る。
彼は新天地をアメリカに求め、そして日本にもやってくる。
テレビを通して念力を送る、そんなヤケクソのような奇術を行う。
スプーンを曲げ、止まっていた時計を動かす。
超能力者
彼はそう言われた、誰もそれを証明することはできなかったけれど。

超能力を真面目に研究するなんて奇特な人がいる、世の中には。
ジークムント・フロイトと同時代に生きたエミール・ブワラックというフランス人、
彼は19世紀にエスパーの語源となったESP、つまり超感覚を研究する。
フロイトの精神分析もどうよ、だけれど、このフランス人はさらに、である。
ただ、彼が唱えたもののなかで現在、日常的に使われている言葉がある。

デジャブ、もしくはデジャヴュ
既視感と訳されるこの言葉、この超能力研究者が唱えたものである。
初めて来たのに見たことがある、そう感じることである。
まあ、往々にして勘違いにしかすぎないんだけれど。

だらけまくった前日とはうってかわって、朝からちゃかちゃか動く。
掃除機をかけ、拭き掃除もしてから、水回りを磨く。
明日、朝からパン教室なので、やれることはやっておく。
てか、そんなこんなですぐに昼になる。

昨夜の鶏もも肉の煮込みに使ったトマトクリームソースが残っている。
それでパスタ・・・2日続けてだけれど、まあよしとしよう。
てか、パスタ以外に使い道がない、あんな濃いソース。

フライパンにオリーブオイルと乾燥ニンニク、唐辛子1/2本を入れて放置。
ニンニクが軟らかくなったら強火に。
ニンニクの香りがたったら、残りのトマトクリームソースを投入。



かなり濃くなっているので、白ワインと水でのばす。
中火でふつふつとしてきたら弱火に落とす。
フライドオニオンを追加して甘みを加える。

パスタはディチェコのスパゲッティーニ。
パスタの種類まで一緒・・・なんだかねえ。
8分で上げて、フライパンへ。
強火にして絡めて、最後にがりがりと黒コショウを挽いたら完成。



パスタにたどり着くまでの家庭はまったく違うけれど、
既視感すら覚えるような昼ごはんだけれど、こんなパスタを作ったことはない。
もちろん、ここにユリ・ゲラーがいてもフォークは曲げられない。

DoaU438日目_Part2_鶏もも肉のトマトクリーム煮

2010-05-14 08:45:44 | レシピ
Preta
へいれいた、そう読む。
そもそも死者を意味する言葉だったけれど、強欲な死者の意味となる。
このへいれいた、3種類に分けられる。
1. 何も食べられない
2. 少しは食べられるけれど、糞尿など不浄なものしか食べられない
3. いくらでも食べられるけれど、けっして満足できない

どれも最悪だ、しかし、それが餓鬼である。
餓鬼を鎮めるには地蔵に水や粥を備え、お経を唱えると鎮められるらしい。

昼ごはん後も、結局だらだらと過ごして1日が終わろうとする。
トマト1個と青梗菜を消費する、それが今日の課題である。
フレッシュトマトだけれど、日が経っている。
トマトソースで煮込み?

鶏もも肉を2口大に切り分ける。
塩、白コショウをふって冷蔵庫に入れる。

トマト1個を5mmぐらいに刻む。
ミディトマト2個も残っていたので、こちらは8等分に。
フライパンにオリーブオイルをひいて乾燥ニンニクを砕いていれる。
乾燥ニンニクがふやけたら、トマトを入れる。



白ワインをふり入れて強火に。
アルコールが飛んだら、ひたひたになるぐらい水をはる。



ローリエ1枚、ローズマリー、バジルを加えて弱火で煮込む、
水分が飛んだら、適宜、水を足しながら。

別のフライパンにオリーブオイルをひいて、
冷蔵庫から鶏もも肉を引っ張りだして、皮から焼く。



ナツメグをふりかけて、しっかりと。
切っているのでその断面も焼き固める。



鶏もも肉の表面の色が変わったら、トマトソースのフライパンへ放り込む。
鶏もも肉を焼いたフライパンに白ワインを注いで、
脂やコラーゲンをこそぎとって、トマトソースのフライパンへ。
あとは弱火でことこと煮込む。

嫁さんが火曜日のパン教室で使った生クリームを注ぎ入れる。



しっかりと撹拌して、とろ火に落として煮込む。

鍋に湯をわかして、青梗菜1株をばらばらにして放り込む。
さっと茹でたら水にさらして色留めを。



ソースうまいねえ、お代わり
嫁さんが餓鬼のようにかき込みながら言う。
いや、ソースだけだとかなり濃いので止めた方が・・・。
餓鬼の耳に念仏だ、忠告なんて嫁さんの耳には入らない。
うを!
いや、だからそのまんまじゃ濃いってば。
すでにお茶碗1膳の米を食べているのに、米を追加する。
おを!
食べてくれるのはうれしいけれど、餓鬼語はわからん、いやホントに。
水や粥を備えた所で、経が読めない。
福岡から坊さんを呼ぶか・・・ヤツのお経が効くとは思えないけれど。