先日大型書店をぶらぶらしていて、ふと
目についたのが「
無理なく続けられる年収
10倍アップ時間投資法
」です。
私は時間に対するこだわりはわりとある方
なんですが、そういえば時間管理の本は
買って読んだことがなかったな~……と思い、
購入することにしました。
著者はワーキングウーマンで子育てもしていて、
「時間」を徹底的かつ効率的に使うことで年収を
あげたという実績がある方です。
まず面白かったのが、自分の時間はどう使われて
いるのか? という点。これを以下の4項目に
分けたマトリックスを使ってチェックします。
1)消費の時間
2)浪費の時間
3)投資の時間
4)空費の時間
たとえば私のライフスタイルであれば、食事のしたくや
洗濯などの家事や事務ボランティアは 1)消費の時間、
ボランティア先など出かけるときの移動の時間が
2)浪費の時間、フィットネスクラブは 3)投資の時間、
ネットをだらだら見るのは 4)空費の時間、というように
分類される。
私は浪費の部分がかなり少なくて、消費と投資の時間が
多く、時間に余裕ができると空費の部分がどっと増える、
という感じでしょうか。
最近は以前より投資の時間が増えていますが、まだまだ
空費の時間が多いと反省~。
時間を見直すいい機会になりました。
他に印象に残ったことが「やることを効率化する」ではなく、
「やらなくていいことを決めること」とか、「いい人すぎる
ことをやめる。頼まれごとを引き受けすぎない」ということ。
この点は私は著者に深く共感いたします。
人は何かを得ることで成長・発展すると思われがちですが、
実は「捨てる」ことでさらに発展をする場合が多々あるん
ですね。
ふつうの人はここに気がつかず、気がついても捨てる
勇気がない(実行できない)。
「頼まれごとを引き受けすぎない」というのもまったく
その通りで、世の中には「あなたの時間は私の時間」と
思って何かを依頼する人というのが、本当にいる。
「時間は神様から万人に与えられた、唯一平等の
資本」と考えている人からすれば、「冗談やめてよ~」の
世界でございます。
ところが自分が「いい人」だと思われたいがゆえに、
たのまれたことを全部引き受けてしまう方が結構
いらしゃる。
その場合、結局ただの便利屋、雑用係にされてしまう
ことがあるんですね。。
私もときどき事務ボランティアをしていますが、「時間を
尊重しない人から依頼される」というのが一番、困る。
そういう場合は申し訳ないと思いつつ、たいがいお断り
させてもらいます。
なんでもかんでも断るだけなら単なるワガママな人かも
しれませんが、正当な仕事としていったん引き受けたら
スケジュールを調整して締め切りより早く仕事を終わらせ
たり、急ぎの仕事で他には誰もいないという場合は、
よほどのことがない限りは引き受けるようにしています。
こんな風にどこかでバランスをちゃんととっていれば、
依頼を全部引き受けなくても他の人との信頼関係はきちんと
築けるもんですよ~。
本書を読んで、他にもたくさん学ぶべきことがありました。
ビジネスマン向けの書籍ですが、忙しい専業主婦の方こそ、
おすすめです。
いつも「時間がない」と言っている方は一読して参考に
されてみるのもよいかと思います。
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■今日の小ネタコーナー 1■
時間マトリックスを見て、私が「ムッとする
ところ」がわかりました~。私は「浪費」の
時間が増えることにハラが立つ。たとえば
ムダに長い会議とか、効率的でない仕事の
すすめ方とか、必要でないと思われる
仕事をやるとか。勤めてないので「浪費」は
実際には移動時間ぐらいしかないのですが、
だからこそたまに他人によって浪費の
時間がもたらされたとき、すごく機嫌が
悪くなる。これ、新発見でした。
■今日の小ネタコーナー 2■
友人たちとランチしながら話をすることは、
私にはほとんど「投資」の時間にあたる。
友人たちから参考になることを教えて
もらえばもちろんプラスだけど、逆に何か
役に立つアドバイスをしてあげられたり、
おちこんでたりする人を元気にしてあげられた
なら、私にとってやっぱりプラス。
ただ、何回も会って、いろいろアドバイスを
しても、本人がいつまでたっても不幸の
ぬるま湯から出ようとしない場合は、残念
ながらマイナスの時間になってしまいます。
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