山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

つながる記憶

2010-03-11 19:45:04 | 日記
久しぶりの良い天気。朝から富士山も見えたが、それほどくっきりとはしていない。
先日の雪で、周囲の山まで白くなっている。そんな景色を写真に撮りたいが、残念ながらそこまでの鮮明さはなかった。夕方もシルエットがぼんやりと見えるばかりだ。

このごろはずいぶんと日が伸びてきた。5時半を過ぎてもまだ陽が照っている。
仕事は年度末で忙しいので20分くらいサービス残業をしてきた。車でどこかに行こうかと思ったけど、またすぐに薄暗がりになってしまうので、でかけないことにした。

でも、帰宅して窓から外を見ていると、なんだかもったいないような気がしてきた。
いったい、何のために生きているのだろうか。
昼間中働き、家に帰って夕飯を食べて寝る。それでいいのか?
人は、対価を得るために労働をしているのだ。自分の時間を売って生きているのだ。
給料をもらうためには、自分の時間はなくなるのがあたりまえだ。
でも、それにしても、それだけの生活はあまりにもつまらない。

それに、一日中、机の前に座ってて、全然うごかなくていいのか?
最近、また太ってきたではないか・・・。

そうだ、会社に行って働くだけじゃなくて、1日に何か自分独自のことをしなくちゃ、自分の人生じゃないんじゃないかな。

そこで、自転車ででかけることにした。
このごろはやっぱり、なにかと車で移動することが多くなってきた。ちょっと距離があるところには、自転車で行くのは億劫になってしまった。
でも、そんなことではいけない。
そうだ、地下駐車場のあるスーパーを偵察に行こう。いきなり車で行くのはこわいのだから、今日のうちに自転車で偵察しておけば、今度は車で行けるはずだ。

それで、久しぶりに自転車で遠出した。いや、30分もかかりはしないところだ。

一度も入ったことのない店だが、そのあたりまで行ってみると、ふと10年以上前の記憶がよみがえってきた。
ここ、来たことあるぞ。
そうだ、その店は知らない店だと思っていたのだが、昔は家具屋さんだったのだ。
そして、そこで家具を買ったこともあるのだ。そうだ、今使っている自宅の私の机の椅子もそこで買ったのだった。当時は、バスに乗って行ったのだった。
でも、何処行きのバスに乗り、何というバス停で降りたのかも覚えていないし、それがこのへんの地域だったとは認識していなかった。
いつのまにか、家具屋さんは閉店してしまった。そのあとがスーパーになったのだ。
店の中に入ると、この場所に家具が並んでいたんだな、と不思議な気がした。外の駐輪場は変わっていなかった。地下駐車場を見に行くと、がらがらだった。
これなら、私にも車で行けそうだ。
しかし、お客さんも少ないし、車も少ないということは、この店大丈夫か?と思ってしまった。実際、近辺にはいろいろとお店があるようだ。
家具屋さんと同じように閉店しちゃうんじゃなかろうか。
その店は、私が時々車で行くスーパーと同じ系列の店で、同じポイントカードが使えるし、駐車場はレシートなどを見せなくても無料で停められる点では同じだから、私にとっては都合がいい店だった。
前の道路は、横断しにくそうなので、左方向に出た場合の帰りの道順も自転車で走ってみた。

現在の家や今日行ったスーパーのある地域は、引っ越す前は全く縁もゆかりもない土地だったわけだが、10年くらい前に、地域を歩き回る仕事をしていて、少なくとも1度は訪れたことのある場所なのだった。そのときの記憶がときどきふわっとよみがえるのだ。
「あっ、この道歩いたことある!」と思う。この先に、有名人の家があったなとか、いろいろと思いだす。反対方向から進んで行って「ああ、ここか」と気付いたりする。路地を出たら、「ああここに出るのか」と急に記憶がつながったりする。記憶喪失が戻るときは、こんなかんじなのかもしれない。

今住んでいる家の場所も、絶対に来たことがあるはずなのだが、なにぶん建物が建て替えられているので当時の記憶は蘇ってこない。
でも、なにかのきっかけで思い出すことがあるかもしれない。

いろいろなところを歩いてみよう。
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