山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

どこかでベートーヴェン(中山七里)

2020-03-02 23:33:02 | 読書

本当に何年ぶりかで小説を読んだ。

元々は、ベートーヴェンの伝記を読みたいと思っていたのだが、題名にベートーヴェンが入っているというだけで、中身も確かめずに借りてきてしまった本を読むはめになった。

伝記でもエッセイでもなく、推理小説?

確かに、登場人物の一人が殺され、犯人を突きとめるというストーリーもあるのだが、音楽について、なかなか興味深い内容でもあった。

舞台は高校の音楽専攻コース。主人公、高村亮の母親はピアノ教師。

そして、本当の主役(?)岬洋介は天才的ピアノ少年。

小説の中では、この岬洋介が、ベートーヴェンのピアノソナタ「月光」1~3楽章を弾き、同級生に衝撃を与える。

この曲の演奏の様子に対して、作者中山七里の描写はすごい。曲の細部に至るまで、綿密に描いている。ピアノに詳しい人なのだな。

それから、岬が弾いたもう一曲は、悲愴の1・2楽章だった。

この途中で突発性難聴が発症し、演奏ができなくなってしまう。

ベートーヴェンが聴力を失ったように、岬という天才ピアニストが左耳の聴力を失う。

だが、ちょっとおかしいと思うのは、突発性難聴という病気についてだ。

この病気は治ったり発症したりを繰り返すものではない。

一度聴こえなくなったら、そのまま聴こえないから、なんとか聴力を回復させるべく治療をするのが普通で、その結果、いくらかは聴力が回復する。

元通りに完璧に戻るということは難しいそうだ。

小説の中では、演奏中に急に左耳が聴こえなくなり、左手の演奏ができなくなったなどと書かれていた。

ピアノの演奏は左手の音を左耳で聞き、右手の音を右耳で聴くわけではなかろう。(確かに左が聴こえなければバランスは悪くなるだろうが)

そして、ここでは突発性難聴は、一度発症した人は、何度も突然音が聴こえなくなる症状のように書かれているのだ。だから、恐ろしくて演奏も安心してできない等と記されているが、そういうものではない。

この辺は、思い込みではなく、ちゃんと調べて書いてもらいたかった。

・・・

高校のクラスメートの冷たい仕打ちなど、本当にそんなものなのかとげんなりするくらいだ。

名前のある登場人物は数えるばかりであり、悪い人間と良い人間に分かれる。

 

3/5追記:上記は、下書きのまま放置してあったものですが、一応公開にしておきます。内容は、本当は、ちゃんと書き直さないといけないのですが、とりあえず、読んだってことを記録しておくため、まとまらないままです。未完成です。

 

 

 

 

コメント

オキザリス

2020-03-02 22:38:52 | 植物・花・木

この花、オキザリスっていうらしい。

植えたわけでもないのに、ベランダのプランターに勝手に生えて、白い花を咲かせた。

初めて咲いたのは昨年の春だった。

白くて細長いつぼみができていたのを発見し、本当に驚いた。

しかし、昨年は、ひとつの花を見ただけで、そのあと葉っぱも消えてしまった。もう無くなってしまったのだと思っていた。

その後、このプランターではゴーヤを育てていた。

そうしたら、この冬になって、また葉っぱが出てきた。

クローバーみたいで、もう少し角ばった感じの葉っぱだ。

ゴーヤの肥料の栄養があるのか、かなり大きい。

そして、最初にこの二つの花が咲き、記念に撮影したのだが、その後、また次々に咲いている。株も大きくなり、プランター一面に広がっている。

このオキザリスは、いったいどこからきたのであろう?

思い当たるのは、実家からタマスダレをもらってきて、一時プランターに植えてあったのだが、おそらくそこに紛れ込んでいたのだろう。

確かに、実家の庭にもオキザリスがあるのだ。

白いオキザリスは、本当に真っ白で、清潔な感じである。

期待もしていないのに、こんな花を咲かせてくれるなんて、なんてラッキーなことだろう。

夏は消えちゃうみたいだけど、毎年咲いてくれるかな。

 

コメント (2)