山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

「四月は君の嘘」を見た

2020-03-14 23:30:17 | テレビドラマ・映画

今日は、とても寒くて午後からは雪が降ってきた。大粒で水っぽい雪だったので積もりはしなかったが、こんな日は家の中にこもっている。

何をしようかと暇にしていたら、たまたまテレビで「四月は君の嘘」という映画を放送することがわかったので、見ることにした。

 

広瀬すずと山崎賢人が主役で、青春ドラマなんだろうと思った。

内容なんかまるで知らずに見ていたところ、ピアノとバイオリンの演奏が出てきたところで、音楽の映画なんだと初めて気付いた。

 

広瀬すず&山崎賢人がバイオリン&ピアノ演奏!『四月は君の嘘』本編映像

 

ところで、見ているうちに、何かに似ているぞと色々な作品が、頭に浮かんできてしまった。

 

有馬公生(山崎賢人)は、小さいころピアニストの母親を亡くし、それ以来精神的ショックにより、ピアノを弾くことができなくなった。それまでは、天才少年として注目されていたが、ピアノの演奏中に音が聴こえなくなってしまうという現象が起こり、ピアノを弾けなくなってしまった。そしてそのまま高校生になっているのだ。

そのような彼が、バイオリンのコンクールに出る宮園かをり(広瀬すず)によって、過去の精神的障壁を乗り越え、ピアノの世界に復帰するというストーリー。

しかし、一方、宮園かをりは不治の病になって、最後は亡くなってしまう。

どうして、有馬は母のみならず、かをりまで失うのか?と私はこの作品に納得できない。

有馬公生はコンクールで優勝し、かをりは危険な手術を受けて奇跡的に治るというような、ハッピーエンドでもよかったのに、と思った。

 

ところで、この作品の設定は何かに似ているぞ。

 

「蜜蜂と遠雷」

演奏会・ピアノコンクールの場面が出てきた。

母親が亡くなったのをきっかけに、コンクールの演奏の最中に急にピアノの演奏ができなくなり、それ以来、何年もピアノから離れていた少女が、大人になってまたコンクールに戻ってくる・・・

なんか似ているのでは?

何年もピアノに触れなかった天才少年や天才少女が、その精神的ショックを乗り越えて復帰し、やはり才能を発揮するという設定。

 

あれっ?

つい最近読んだ「どこかでベートーヴェン」では、急に左耳が聴こえなくなってピアノを断念する高校生の岬洋介。岬洋介は母親と死別している。

「もういちどベートーベン」では、法律の道に進んだ岬洋介を、友人がだましてピアノの演奏会に連れて行き、それをきっかけにピアノの世界に戻ることとなる。

ここでも、何年もピアノに触れないで生きてきた岬洋介が、コンクールで天才的能力を発揮する。

 

何か、どれもこれも似てやしないかい?

 

「四月は君の嘘」は2011年から2015年に月刊少年マガジンに連載された漫画が原作だそうだ。作者は新川直司。(映画は原作とは少し内容が違うとか?)

「蜜蜂と遠雷」は恩田陸の原作で、2009年から2016年までに幻冬舎の雑誌に連載されたようだ。

「どこかでベートーヴェン」は宝島社が2016年に発行、「もういちどベートーヴェン」は2019年に発行。これが一番遅く作られている。3番煎じ?

 

何が何を真似したんだか、偶然なんだか、影響を受けてるんだか?

共通点多すぎ~~~

 

まあ、それは良いとして。

 

今日テレビで見た「四月の君の嘘」は、友人との関係の描き方や、江ノ島の方のロケーションもきれいでよかった。

そして、最後にショパンの東日本コンクールで有馬公生が弾いていたのが、バラード№1、Op.23だった。

 

フォルテ君のCDの最後に入っている曲だ。

 

「四月は君の嘘」がアニメになったのは2014年で、この実写版映画は20169月に公開?

フォルテ君はこの映画を見たことがあるのかな?

 

ショパンのバラードは、コンクールでよく弾かれる曲なのかも。

フォルテ君は高校生のときにこの曲を弾いて大崩壊をしボロボロになったのだそうだ。

 

CD(24歳)では素晴らしい演奏。

 

今日は、意図せず偶然にもテレビでピアノに関係のある映画が見られてよかった。

 

Ballade No 1 in G Minor, Op 23 ~Kousei Piano - Kaori Violin clean ver~ (Shigatsu Wa Kimi No Uso)

 

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「 つべこべいわずにベートーヴェン」を読み終えた

2020-03-14 23:06:20 | 音楽

 

「つべこべいわずにベートーヴェン」(砂川しげひさ)を読み終えた。

軽く明るいエッセイ集なので、楽しく読むことができた。

著者は漫画家でもあるので、漫画の挿絵が面白かった。

後半になると、かなり悪ふざけしている感あり。

原稿が進まないので、出版社の人に缶詰めにされて強制されて書いている場面がある。

そんな中で、ついには過去にタイムスリップして、ベートーベンに会いに行き、言葉を交わしたりしているのだ。

 

ふざけすぎてはいても、さすがにクラシックマニアだけあって、とても詳しい。

私にはついていけない部分もあった。そして、とても勉強になった。

 

これまでも最近のブログに感想などは書いているので、それ以外に印象に残ったことなどを書いておこうと思う。

 

ベートーヴェンは、頼まれた曲をお望みどおりに作るというような要領の良い作曲家ではなく、自分の理想や理念や想いに合わないものは作れない気質だったようだ。

だから、曲作りにおいては、自分自身が納得できるまでは、とことんこだわり続け、苦労して完成させた。それによって素晴らしい出来栄えの曲もあり、また逆に、世間に受けなかったこともあったようだ。

 

カタブツだから歌劇などはあまり得意ではなかったようだ。それに比べるとモーツアルトはのびのびと才能を発揮していたのだろう。

 

余り知られていない曲に、戦争交響曲「ウェリントンの勝利」というのがある。これは注文に従って、戦争に勝ったイギリスのために作った曲らしいが、銃の音などが多量にドンパチ入っていて、とても音楽を追及したものとは言えないように感じる。なんでこんなものを作ったのか、ベートーヴェンらしからぬ作品である。これはユーチューブで私も聴いてみたが、繰り返し聴きたいとは思えないものだった。しかしそのような曲を作ったこともあるということは、それがベートーヴェンの一面でもあることを知った。

 

 

ベートーヴェンについて、とても分かりやすいエピソードは有名な肖像画のことだ。

ヨーゼフ・カルル・シュティーラーという人が書いたもので、誰もが音楽室や教科書の中で目にしたことがある。

楽譜のようなものに、音符か何かを書き込んでいる場面である。

これは1819年に描かれたものだそうで、ベートーヴェンはこの肖像画のために3日しかモデルにならなかったのだそうだ。だから画家は細部を描くことはできず、手などは後で別人をモデルにして描いたと思われ、女性のような優しい手が描かれている。とてもベートーヴェンの手とは思えない。

 

そういわれてみると確かに顔などに比べると、手があまりにも白く柔らかそうで、きれいすぎる。もっとごつごつしていてもよさそうである。しかし、これまでこの肖像画を見て手に意識を向けたことがなかった。

それ以上に顔の表情や髪の毛が印象的だったからだろう。

 

そして、このベートーヴェンが持っている譜面のようなノートのようなものだが、その表紙には「ミサ・ソレムニス」と書かれているそうだ。当時、ベートーヴェンが作曲していたミサ曲だそうだ。

 

この曲は、ベートーヴェンの弟子でもあるルドルフ大公という人が、大司教に任命されたので、その式典に合うような壮大なミサ曲を作ろうと考えて、ベートーヴェンが作曲していたそうだが18203月の叙任式には間に合わず、1823年に完成したそうである。

 

「ミサ・ソレムニス」は、それだけ年月をかけて、ベートーヴェンが魂を込めて作った曲だ。

従来の儀礼的な音楽ではなく、ベートーヴェンの個人的な宗教精神が歌い上げられているそうである。

2000 ベートーヴェン 「ミサ・ソレムニス」(荘厳ミサ)ニ長調 作品123 BEETHOVEN 《MISSA SOLEMNIS》 D dur op.123

引き続き、ベートヴェンについての本を読みたいと思う。

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雪が降った

2020-03-14 20:05:15 | 日記2020

桜が咲き始めたのに、雪が降った。

これは昨日(3月13日)、近所で撮影した桜。ソメイヨシノだと思います。

これが東京の桜開花の基準木だったら、とうに開花宣言が出されていたのですが、昨日の時点では、靖国神社の桜はまだ1輪程度で5~6輪は咲かなかったようです

平日は、テレビ朝日で依田さんのお天気検定を見ています。

あれは、7時40分頃に放送されるのですが、依田さんはなかなかいい感じの人だなあ。気象予報士ですが、元々は大学では海洋工学を勉強されていたようですね。

依田さんの開花予想は、13日の金曜日で1番早かったのですが、外れてしまったみたいです。

そして、今日はとても寒くて、雪が降ってるんです。昨夕の天気予報では、森田さんも、雨と言っていたはずですが、外れたみたいですね。

こんなに寒い雪の日に、桜は縮こまってしまっただろうなあ。

と思いきや、なんと開花宣言が出されたらしい。

靖国神社の桜が5~6輪の花を咲かせたらしいですね。

今日は、天気が悪く撮影はできないので、やっぱり昨日の画像を載せておきます。

曇っていたので、あんまりきれいに撮れませんでした。

花の咲くのが早い木は、老木のようでした。

これは別の木ですが、こんな、幹のところからも花が咲いています。

早く晴れてきれいな桜がみたいなあ~

雪は止んだみたい。

昨日は、暇なので開花している桜を探しに散歩してきました。

全体的には、まだこんなもん。

つぼみは膨らんでいますが、ほとんど咲いていません。

今日は、家にこもりっきりでした。

昨日は椿なども撮影してきたので、暇があったら載せたいと思います。

 

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また日付の偶然

2020-03-14 12:41:00 | 読書

「つべこべいわずにベートーヴェン」を読んでいたら、荻窪という地名がよく出てきた。

著者が「新宿の母」ならぬ「荻窪の母」という占い師に占ってもらったことや、荻窪で電車を降りるなどと書いてある。

この人は荻窪と関連が深いらしいと思い「砂川しげひさ荻窪」という言葉で検索をしてみた。

すると、「富樫鉄火のグル新」というサイトが出てきて「第231回 バッハのオペラ<村の出戻り娘>」という記事があった。

これが、なんと2019年3月14日、ちょうど昨年の今日書かれた記事で、次のように始まっている。

「 3月6日に亡くなった漫画家の砂川しげひささん(享年77)とは、1990年代の前半、担当編集者としてお付き合いがあった。だが、実際には、仕事を離れて、ご自宅そばの西荻窪駅前の焼き鳥屋で、音楽の話ばかりしていた。
 ご存知の通り、砂川さんは、たいへんなクラシック・マニアである。一時期、漫画よりも、クラシックに関するエッセイ本のほうが多かったくらいだ。
 砂川さんと語り合う音楽の話は、ほんとうに楽しかった。」

砂川さんが昨年の3月6日に亡くなったことを、私は今年の3月7日にwikiを読んで初めて知った。ちょうど1年後だったという偶然は以前の記事に書いた。

77歳で亡くなられたのは早すぎたなと思う。死因は、うっ血性心不全だそうだ。

上の記事より、西荻窪に住んでいたらしいことがわかった。

マンガ家であり、クラシック・マニアとのこと。

そして、この記事は「のぼりつめたら大バッハ」の話でもあった。

砂川さんはバッハのカンタータ約200曲から抜き出した部分を並べて新作オペラ「村の出戻り娘」を作り、CDに録音して富樫さんに送ったそうだ。

宗教曲が人間臭い世俗カンタータになっているそうである。

これが本当に演奏されたら面白いことだろう。そしてこの世俗カンタータ構想については「のぼりつめたら大バッハ」に書かれているそうだ。

私が読んでいる「つべこべいわずにベートーヴェン」は1991年の本である。一方「のぼりつめたら大バッハ」は1993年に出版されたらしい。(今は絶版)

「つべこべいわずにベートーヴェン」出版の時には、まだバッハについては書かれていないので、巻末の書籍紹介にも載っていない。だから、私はバッハの本の存在を知らなかった。

バッハは音楽史上ベートーヴェンの父のような存在である。

ベートーヴェンが長男で、次男がモーツアルトだけど、先に「なんたってモーツアルト」を書き、次にベートーベン、そのあとで父バッハの順で書いたってことなのだなあ。

「つべこべいわずにベートーヴェン」を読みながらユーチューブで「ミサ・ソレムニス」「フィデリオ」などの曲を探して聴いていたら、なぜかナタリーシュトゥッツマンがフォーレの「夢のあとに」を歌う音声映像が出てきたので、関係ないがそれに聴き入ってしまった。それは以前この人の歌をよく視聴していたからなのかもしれない。

私はベートーヴェンがミサ曲やオペラを作ったというのは、以前は全然知らなくて、歌と言えば第九くらいしか思いつかなかったが、この本を読んで歌に関する作品もあるんだなあと初めて知った。

それだったら、私が好きなナタリーシュトゥッツマンがベートーヴェンの曲を歌っていないか?とふと思い、探してみたが、あんまり歌っていないようだ。少なくともユーチューブでの映像はみつからない。バッハ・ヘンデル・ビバルディ・シューベルトあたりが多いような気がする。

で、ちょっとがっかりしたのだけど、砂川しげひさつながりだったら「のぼりつめたら大バッハ」の中に出てくる曲で、ナタリーシュトゥッツマンが歌っている曲がたくさんありそうな気がする。そうしたら、またユーチューブでそれを聴きながら、この本を読むのは楽しそうだ。

ああ、これも神のお導きか!

富樫鉄火のグル新」というのはFCブログの記事らしく、今現在も更新されている。

実は、第231回の3月14日の記事は、昨夜見つけたものであり、厳密にいうとまだ3月13日だったのだけど、もうすぐ日付が変わる時刻だった。

何で1日前?

そう、私がこのことについてブログを書く時間を経ると、3月14日になるってことだから、1日前に発見する必要あり。やっぱりドンピシャ。

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