ふたつのプランターの植物が、最近急に元気をなくしていた。
そうして、ひとつは青い葉っぱが何もない状態になってしまった。
それは、春にはこんなにたくさんの花を咲かせていた「キララ」という花。
今は、茶色い茎だけしかない。
普通なら、春と秋に花が咲くはずである。
数年前の母の日に夫が買ってくれたもので、それから冬も越して毎年咲き続けていたのだ。
この花は、サントリーの製品である。
インターネットで検索して調べてみると、花は3~6月と9~11月に咲くとのことなので、本当だったら今頃咲いているはずだった。
キク科オステオスペルマム属。
白と黄色があるが、白の花は表が白く裏が黄色っぽくてリバーシブルになっている。閉じていると黄色く見える。
それから、もう一つ元気をなくしたのはピンクのゼラニウム。
これも春にはたくさんの花を咲かせていたのに、今では花はおろか葉っぱもろくにないのである。ただ、こちらは新しい葉が出ようとしているので、なんとか勢力を取り戻せそうではある。
そうして、なんでこれらが絶滅しそうになっているのか、嫌な予感がして土を掘り返してみると、やっぱり居た。
コガネムシの幼虫。カブトムシの幼虫みたいな丸まったやつ。
ゼラニウムのほうには巨大なのが一匹。キララのほうには小さめのが1匹。
実際、キララのほうは、こんな小さいのが一匹で根を食べるかなと思うくらいだが・・・。
もっと掘れば、深いところにもっといるのか?
・・・
キララが弱ったのは、他にも原因がある。
あまりも茎が伸びてプランターの外のほうまで広がってきてしまったので、かなり切り戻したのだ。
それで葉っぱが減ったというのもあるのだが、残っている葉も枯れ始めてしまった。
葉があまりないのに水をたくさんやっていたので、水分が多すぎた感じもある。
土は乾燥気味でよかったみたいだ。
キララはもう生き返らないかもしれない。
・・・
コガネムシは、9月くらいまでよくベランダに出没していた。部屋の明かりめがけて飛んできて、翌朝ベランダを歩いていたりしたことがある。
みつけたら、ベランダから遠くに放り投げていたのだが、夜間に何をしていたかわかったもんじゃないし、プランターに幼虫がいるってことは、やはり卵を産み付けていたのだろう。