山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

永平寺

2022-07-02 17:01:51 | 日記2022

北陸旅行の3日目、福井県では永平寺に行きました。

この度、北陸旅行を選んだのは、北陸に一度も行ったことがなかったからですが、その中で永平寺に立ち寄るというのも、興味のわく理由でした。

我が家は、偶然にも夫方と私方の菩提寺が曹洞宗で、宗派が一致していました。そして、永平寺は道元が建立した曹洞宗の本山ですので、一度行ってみたいと思っていたのです。

本山なので大きいという空想はしていましたが、実際に行って本当に驚きました。

単に大きいだけではなく、美しい仏教建築物と、そして歴史を感じさせる樹木の緑も素晴らしいです。

建物は傾斜地に、様々な用途に応じた立派な建造物が建ち、それをつなぐ回廊と階段がすごいです。

特に階段には驚きました。

一番高いところにご本尊のある本堂がありますが、そこまで上っていくのが大変です。

(上の写真の階段ではなく屋内の長い階段を登ります。)

(これが、階段の窓ですが、傾斜に合わせて平行四辺形に作られています。)

やっと上までたどり着き、本堂でお参りしたら、多くの人が外の段になっているところに座って、美しい緑と建物を眺めながら休憩しています。それが一番心地よいです。

(たまたまどこかの御夫婦が座っておられたので、いい感じだなと持って撮影させていただきました。)

そうして、また階段を下りるのでした。

寺の中はどこも撮影が許されており、ただ僧侶の方にだけはカメラを向けないようにとの条件があったので、行くところ行くところ写真を撮ってきました。

建物の中も庭も、すべて掃除が行き届き、きれいになっています。修行僧の方がたくさんいて厳しい修行生活をしているそうです。

階段や廊下は外気がそのまま通っているので、冬にはとても寒いのではないでしょうか。

実家のお寺のお上人さんもここで修行をされたのかなと思いました。今度お盆に帰省したときは、永平寺に行ってきたと、報告しようかと思います。

永平寺では、法話などを聴いて教えを授かったわけでもないですが、ただ建物を見物させてもらっただけで、心が清められるような不思議な空間でした。

・・・

余談ですが、旅行というものは体力がないとできないものだなあと、つくづく感じました。

この階段を自力で登る力がなければ、エレベーターなどは無いので上に上がれません。

老後、仕事を辞めて時間ができたら旅行に行こうなんて思っていて、いざ行こうとしたら、足腰が弱ってしまって動けなかったなどということになってしまいます。

今後、自由に動き回れそうな体力のある年月は、数年しかなさそうなので、旅行に行くなら今のうちだと思います。

永平寺には、きっともう行くことはないでしょうけど、日本にたくさんある色々な場所を見て歩きたいと思いました。

 

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東尋坊と城ケ崎

2022-07-02 00:32:52 | 日記2022

最近は、6月に行った北陸旅行のことを、少しずつ思い出して、思いつくままに書いています。

3日目の観光は、福井県でした。

福井の観光といえば、東尋坊で、その昔からのイメージは恐ろしい断崖絶壁の海だというものです。
よく、サスペンスドラマの最後のシーンで、この断崖から海に突き落とそうとしたり、飛び降りようとしたりするのがあって、そのロケ地として使われる定番です。私は東尋坊はこれまで行ったことはありませんでした。

ここについて、私はサスペンスドラマを見ていて、「あ、あれは静岡県の城ケ崎だな」と思うと、東尋坊だったり、「東尋坊だろう」と思うと城ケ崎だったりすることがあり、これらは似ているというイメージがありました。

ただ、東尋坊は日本海側にあり、なんとなく冷たく恐ろし気な感じがするのです。城ケ崎は太平洋側で数回行ったことがあり、見慣れているせいか、確かに海に落ちたら危ないけど、それ以外にはどうということはありません。
そういえば「東尋坊」というのは、何よりも名前が恐ろし気な感じがするのかもしれないです。

そうして、私は「日本海」というものもよく見たことがないので、見てみたいと思っていました。

・・・

さてさて、そんなわけで、バスに揺られて海沿いの道路を走っていると、道端の草木の生え方などが伊豆の城ケ崎海岸や伊豆高原あたりの雰囲気と似ているなあと思いました。

日本海だろうが太平洋だろうが、日本だから似ているのかもしれません。

そうして、いよいよ到着しバスをおりました。

それから驚いたのは、土産物屋が立ちならんでいたことです。なんじゃこりゃ、ずいぶんと観光化されているんだなあ~と思いました。

自殺の名所なんて言いますが、こんなに土産物屋が海岸まで並び、人が多かったら人目について海になんか飛び込めないのでは?

この土産物屋の多さにはちょっと興ざめでした。また海岸の傍まで舗装されたりしています。

何かと静岡県の城ケ崎と比べますが、城ケ崎海岸にはそんな土産物屋は並んでいないのです。

また、東尋坊には展望台のようなタワーが海から離れたところにありますが、あれも観光地っぽいです。一方、城ケ崎海岸には、海のそばに無人の白い灯台があります。

そんなわけで、まず驚いたのは、東尋坊はかなり観光化されたものだということでした。

そうして、海岸に出ると、やっと自然の風景がありました。確かに珍しい岩の形で、自然の景色を楽しむことができました。

遠くのほうの景色もとてもれいでした。

そして、驚くべきは、波が全くなかったということです。寄せては返す波というものがほとんどなかったのです。

それは、たまたまそんなに静かな波の日だったに違いありませんが、伊豆の城ケ崎海岸であんなに波の静かなときは無いのではないかと思うのでした。

一般には、東尋坊のほうが日本海の荒波がおそろしく、城ケ崎ではそんなことはない言う人が多いようです。東尋坊は冬になると荒れるのかもしれません。

伊豆の城ケ崎海岸は、火山の溶岩が流れたものですが、東尋坊は何か珍しい石だそうで、柱状節理とかいう巨大な柱の形状をしていて、これほど大規模なものは世界に3か所しかないのだそうです。

東尋坊について「ふくいドットコム」によれば

荒々しい岩肌の柱状節理が延々と1kmに渡って続く勇壮そのものの東尋坊は、国の名勝・天然記念物に指定されています。なかでも岸壁の高さが20メートル以上に及ぶ大地の断崖は勇壮というより壮絶で、日本海の荒波が打ち寄せる姿は恐ろしいほどの迫力です。遊覧船ではライオン岩、ろうそく岩など自然の造形が目を楽しませてくれます。

と紹介されています。

短い時間で、近辺をちょっと見まわしただけだったので、じっくり見ることが出来ず残念でした。

一方、城ケ崎海岸も、今度改めて観光に行って、様子を見てみたいなと思います。城ケ崎海岸のことを「ミニ東尋坊」という人がいるようですが、そんなにミニだったのかなと思います。

「ハローナビしずおか」によれば

伊豆ジオパークを代表する景観の一つとなっている伊東市の城ヶ崎海岸も、約4000年前の火山活動によって形成されたもの。大室山付近の火口から流れ出した大量の溶岩が相模湾まで流れ下り、その末端が荒々しい岩場の断崖として屹立しています。海水で冷やされた溶岩に見られる、柱状節理も見事。数千年前の太古の時間がそのまま岩塊化したような景観は、悠久の大地の中にうごめく巨大な力を想像させてくれます。

これを読むと、こっちも「柱状節理」っていうものらしく、やっぱり似ているのかと思った次第です。

どっちの観光地も。もっとゆっくりじっくり見てみたいものです。

 

 

 

 

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