重症筋無力症に負けてたまるか!

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電話にまつわる思い出

2007-10-04 22:50:24 | ノンジャンル
大学時代、確か2回生の時には携帯(もしくはPHS)を持ってる人が多かったのです。

その前はほとんどがポケットベルかな。

公衆電話で驚くほど早くポケベルに番号を打ち込む人をよく見かけたよ。

今でいう、パソコンのブラインドタッチ並みの速度でした。

10年ちょっと前の話です。


その頃、神戸で一人暮らしをしていました。

NTTから電話加入権を買い(7万ちょいくらい)、

部屋に電話を引いたのです。

一人暮らしの最初は、どうしても寂しいものだったので、

手当たりしだい電話した結果、月2万も電話代がかかっていたこともあったなぁ。


家に電話があるものだから、

携帯(あるいはPHS)は必要ないかと、漠然と思っていて。

その当時は、外出先まで用件が必要なことってあまりなかったよ。


でもあるとき、ふと外出先で連絡が欲しいことがあって。

公衆電話はこっちから電話がかけれるけど、

受けることができなくて、どうしようかと思ってたら、

NTTのサービスで『カードC』というものが誕生したのです。

料金後払いのテレフォンカードなんだけど、

これを使って、自宅の留守電を聞くことが多くなってました。

外出先で自分に用件のある方には、

家の留守電に用件を吹き込んでくれ、と頼んでました。

テレフォンカードは残金があっという間に減るから、

残金を気にせず使えるカードCは結構便利だったよ。


3回生以降、どんどん周りが携帯を持つようになり。

自分に対して

『あのなー、携帯を持ってくれへんと連絡つかないやんかー』

と言われるようになってきて。


その当時、ハイテク的なものがキライな時期だったんです。

パソコンも好きじゃなかったし、
(でもどうしてもCADを使うことがあったので後に買ったけど)

家庭用ファックスもダメで、

携帯なんてなおさらキライだったんだよ。


その当時のスキだった人、『大阪の人』という方なんですが、

彼女が携帯を持っていないことが一番大きな理由だったかな。

自分は女性からの影響が受けやすく、

何につけても感化されちゃって。

その方が携帯を持っていない、ということだけで自分も持たなかったんだ。

でも、自分の前で携帯を出さないだけで、

実は持っていた可能性はあるんだけどね。


それから数年後。

20歳を2年ほどすぎた辺りのことです。

もう周りはみんな携帯を持っていました。

友人達から『いい加減早く持て』と催促を受ける日々。


まあ家電から電話することが多かったし、

向こうもこっちの家電にかけてくるんだけど。

それでも、家からかけにくい電話というのがあって。

そういうときは、近所の公衆電話を使っていたよ。

冬の大雪のすっごい寒い日でも、

10円玉数枚を握り締めて、公衆電話まで行って。

それで相手が出ないことって、よくあった。


結局、こっちの都合もあったんだけど、

周りからの圧力があって携帯電話を持つことになりました。

それが7年前くらいかな。


7年前でもちゃんとメールってあったんだけど、

自分はメールの機能が使えなくて。

携帯電話の取り扱い説明書を読んでもチンプンカンプン。

弟に教えてもらいながら、

やっとメールが使えるようになったのは、ほんの5年前くらいです。


今ではすっかりメールがないと困るようになってます。

電話の方は、ほとんどかかってくることはないし、

こっちからかけることは滅多にないや。


メールだけじゃなく、電話で声が聞きたいときもあるけど、

それをグッと我慢して我慢して。

やっと会えたときに、

それまで会えなかった我慢、葛藤、苦悩とかを思いつつ、

直接顔を見て、お話できるという大きな喜びが、

自分の中でとっても大切なことなのです。