内藤対亀田の試合は酷かったねぇ。
最後の12Rなんて、
ありゃボクシングじゃなくてレスリングみたい。
内藤勝ってよかったー。
秋は食欲もモリモリなんだけど、
読書でまいります。
なんで『読書の秋』っていうのだろ?
秋なんて、日が暮れるのが早いから、
暗くなって目が疲れるのに。
まあ、内藤が勝ったから今日は深く考えないどくね。
まずは小林信彦の、
『唐獅子株式会社』と『唐獅子源氏物語』です。
ヤクザの親分さんが、
放送局を作ったり、映画を作ったり。
野球のチームを作ったり、レイダースやスターウォーズにはまったりするんです。
そして源氏物語同様、親分が須磨にお隠れになっちゃったり。
そのヤクザの親分さんに惑わされながらも、
主人公のヤクザさんが親分をちゃんと立ててるのです。
親分はトンチンカンなものだから、
ハチャメチャで面白いのです。
つづいて、
同じく小林信彦の『紳士同盟』と『紳士同盟ふたたび』
これはコン・ゲームという、いわゆる詐欺の話です。
お金で失敗しちゃった元テレビマンが、仲間と一緒に詐欺をしちゃいます。
詐欺の被害者に、詐欺だと思われず、
むしろ幸福を与えてあげる、というのが信念のようです。
なかなか面白いのではあるけど、
唐獅子の二作にはかなわないかな。
唐獅子の二作は、ほんと笑っちゃって読めなかったよ。
矢作俊彦の『スズキさんの休日と遍歴』も笑っちゃったけど、
唐獅子はホントに笑える。
頭も使わなくていいし、気楽に読めたよ。