京都の洛北、大原にある実光院と勝林院の御朱印を頂きました
(2019年11月27日)
右 奉拝
梵音寂
大原 実光院
左 奉拝(印 法然上人廿五霊場第廿一番)
大原問答
魚山 勝林院(印同じ)
実光院の冊子によると
実光院は魚山大原寺勝林院を本堂に置く僧房の1つで
応永年間(1394年ー1428年)に宗信法院によって復興されたとあります
元は現在地向かいに大原陵(後鳥羽天皇陵・順徳天皇陵)が所在する場所にあり
明治以降、勝林院の僧房である普賢院・理覚院が無住となり
この2院と統合する形で現在にいたっているとのこと
勝林院の御朱印に書かれた大原問答とは
浄土宗の開祖・法然上人が勝林院において天台宗や真言宗などの他の仏教宗派の方達と論争をし
念仏すれば誰でも極楽浄土へ行けるという法然上人が勝ったということらしいです
細かい話はさておき
京都大原・実光院の客殿から契心園(けいしんえん)にかけての写真です
客殿は大正10年に建てられたとのこと
お庭を眺めながら抹茶と菓子が楽しめます
菓子(八つ橋饅頭)と抹茶は拝観料に含まれています
ちなみに拝観料は700円
お庭の契心園、左手が客殿
築山の松は鶴、池の島は亀を表しているそうです
それにしても京都のお庭はどこも苔が立派
実光院の紅葉は終わりかけでしたが
観光客もほとんどいなく、ゆっくり参拝できました
客殿からはスリッパを借り
庭へ出ることができます
ツツジが紅葉していて綺麗でした
奥に見える建物が客殿です
グルっと一周できます
この回遊式庭園は元は別の寺院の寺地で
実光院と統合後に荒廃していたのを歴代住職が整備していったとのこと
こちらが勝林院本堂
実光院のすぐ隣にあります
本堂は1736年の火災により焼失後、復興されましたが
250年経ち痛みが目立ち、さらにお堂が傾いていおり
応急的な修繕ではダメだということで
大改修の支援を募っています
一口2000円、詳しくは勝林院へ
勝林院本堂を横から見ました
縁側の柱奥にある土の亀腹と呼ばれる部分が崩れていました
京都大原バス停から三千院方向にある実光院と勝林院へ
途中畑があり
三千院に向かって歩いているとゆるやかな上り坂
土産物屋が数軒あります
漬物などを置いている店もあり
まだ時間が早く(午前9時前)、観光客の姿はあまり見かけませんでした
右手が大原三千院、左手に茶店
三千院は紅葉が綺麗でした
三千院を参拝後、実光院へ向かったのですが
午前10時頃になると団体のバスの方が多く見られました
右手、三千院の石塀の苔がすごい綺麗です
そして散り紅葉
三千院を通り過ぎると
律川の紅葉と散り紅葉が見事
もう少し先に行くと
こちらが先ほどの実光院の入り口
そのすぐ隣に
勝林院の入り口があります
京都駅から大原方面へ行くには
市営地下鉄烏丸線で国際会館まで乗り
(地下鉄乗車時間約20分)
国際会館駅前バス停より京都バス19系統(大原・小出石行)に乗り
(バス乗車時間約22分)
大原バス停より徒歩10分弱で三千院入口に着きます
トータルで1時間くらい見ておけばよろしいかと思います
大原は京都市街地から遠いのですが
見所がたくさんありました
今回の実光院、勝林院はもちろんのこと
なんといっても三千院がありますし
額縁構図の宝泉院や来迎院、寂光院もよかったですよ
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