1960年
先発は東映・金山、阪急・秋本。秋本は二十一回戦で二打席連続本塁打を打たれているトップ島田にしょっぱなヒットされて不安な立ち上がりだが、先取点は阪急があげた。二回増田が中前安打、岡本の二ゴロで二進し、中田の連続内野安打、一、三塁となったあと岡田の三ゴロで増田がかえった。しかしこれは三塁西園寺がホームに投げるのをためらうボーン・ヘッドでひろったようなもの。東映もその裏無死から吉田右中間二塁打、山本(八)四球で一、二塁の好機をつかんだがラドラがバント失敗で三振。保井監督代理もここで秋本をつぶそうと思ったか不調と思えない金山を引っ込めて代打策に出た。しかし岡島、高木ともに秋本のカーブとシュートにまどわされて凡打に終わり、この好機を生かせなかった。六回阪急は中越二塁打の田中(守)が衆樹の中前安打でホームをついたが、中堅ラドラの好返球で直前アウト。東映はその裏稲垣の遊撃右の安打、西園寺の左翼線二塁打で無死二、三塁のチャンスだが吉田三振。ここでリリーフした足立にも山本(八)が投ゴロと粗雑なバッティング。幸運にもラドラの連ゴロ失で同点とした。東映は八回三人目の米田から稲垣が右前安打、西園寺の三ゴロで稲垣は二封されたが西園寺二盗のあと、吉田が右前にたたいて逆転した。いままでチグハグな攻撃ぶりをみせていた東映がやっと有効打が出て得点に結びつけたわけだ。三回からリリーフしたプロ一年生の橋詰はシュートとカーブをうまくミックスして阪急をかわした。
先発は東映・金山、阪急・秋本。秋本は二十一回戦で二打席連続本塁打を打たれているトップ島田にしょっぱなヒットされて不安な立ち上がりだが、先取点は阪急があげた。二回増田が中前安打、岡本の二ゴロで二進し、中田の連続内野安打、一、三塁となったあと岡田の三ゴロで増田がかえった。しかしこれは三塁西園寺がホームに投げるのをためらうボーン・ヘッドでひろったようなもの。東映もその裏無死から吉田右中間二塁打、山本(八)四球で一、二塁の好機をつかんだがラドラがバント失敗で三振。保井監督代理もここで秋本をつぶそうと思ったか不調と思えない金山を引っ込めて代打策に出た。しかし岡島、高木ともに秋本のカーブとシュートにまどわされて凡打に終わり、この好機を生かせなかった。六回阪急は中越二塁打の田中(守)が衆樹の中前安打でホームをついたが、中堅ラドラの好返球で直前アウト。東映はその裏稲垣の遊撃右の安打、西園寺の左翼線二塁打で無死二、三塁のチャンスだが吉田三振。ここでリリーフした足立にも山本(八)が投ゴロと粗雑なバッティング。幸運にもラドラの連ゴロ失で同点とした。東映は八回三人目の米田から稲垣が右前安打、西園寺の三ゴロで稲垣は二封されたが西園寺二盗のあと、吉田が右前にたたいて逆転した。いままでチグハグな攻撃ぶりをみせていた東映がやっと有効打が出て得点に結びつけたわけだ。三回からリリーフしたプロ一年生の橋詰はシュートとカーブをうまくミックスして阪急をかわした。