大学の教務

大学にexamination officeというところがある。ここで受講する講義の登録を行うので、日本でいう「教務」にあたるのかなぁ、と思う。

ここは仕事が速い。確かに、窓口は1日中開いているわけではなく、だいたい1日に2時間半しか開いていないので、そのほかの時間に事務作業をしているわけではあるが。

冬学期に取る予定の講義を変更するために、火曜日の午前中にここのオフィスへ行き、書類を出した。そうしたら、今日の午前、変更完了の通知が郵送されていた。

そのほかにも、試験で「F」がつくとすぐに郵送で「あなたはこの講義はFでした」というお知らせが届く。このお知らせがなくても私たちは掲示板で確認しているので「F」かどうかは分かっているのだけど・・・しかも、そのときの郵便は普通郵便ではなく、受け取りにパスポートがいるもの。不便です。配達時に不在だったら、郵便局までパスポートを持って受け取りに行かないといけないので。

さらに、「F」がついた後、追試のお知らせも郵送でやってくる。追試のお知らせも掲示板に貼りだされるので不要、といえば不要。

でも、大学のオフィスから郵送で「あなたはこの講義、Fです」というお知らせが届くとやはり「ま、まずい」という気になるので、そういう意味ではあったほうがいいのかも。

いや、本当はそういう通知をもらわないようにするのが一番いいのだけど・・・

ヒーター＆シャワー

寒がりな私には早くもヒーターが欠かせない季節になりました。昼間、日が差せば暖かいけれど、最近曇りのことが多いし、午前中は霧が出ることが多くなった。

寮のヒーターはオイルヒーターで、去年、寮に入ったとき、なぜか暖かくなるのに一晩かかった。しかも、強弱は1～5まであるのに、3にすると切れてしまう。よって、1日中ヒーターをつけ、さらに強さは5（最強）。なのに、

夕方、ヒーターが止まる

なぜでしょう??でも、朝になるとまた動いている。夜、暖房が欲しいのに・・・

さらにシャワー。

湯が出ない

お湯の温度は多分、35,6度くらい。シャワーを浴びると身体が冷える・・・湯が出る気配がないので、ハウスマイスターに言いに行ったら、今、ヒーターのシステムが故障していて、直しているところ、だと。うーん。いつになったら暖かいお湯が出るようになるのでしょう・・・

私はシャワーは夜浴びているが、ちょっと厳しい。何しろ、お湯は出ず、ヒーターも止まるから。風邪を引く前に何とかなるといいな。

面接？

修論のテーマの話をするために教授に会った。先学期の最後にGISの講義を受け、GISでなにかできないかなぁ、と思い、自分のアイディアを持って話しに行った。

最初は普通にどんなことをしたいか、を話した。結局GISを使ってやってみたい内容がその教授の分野ではなく、別の教授の分野らしく、後日改めてアポイントメントを取ることになった。

そして面接のような会話が始まった。日本での学位、専門分野、仕事の経歴、卒業してからの仕事などはまぁ、修論にかかわることなのでアリだとは思ったけれど、

どうしてドイツに来たの？

と聞かれたときには「・・・」だった。「なぜこのプログラムを選んだのか」を聞かれないだけ良かったけれど。そんなに深く考えてドイツに来たわけではないし、まさか聞かれるとは思わなかったから答えの準備もしていない。

「・・・」を察したのか、教授が、「いや、こういうことを話す機会ってなかったでしょ。もちろん書類選考のときに見てはいるけど、大量に見ているから覚えていないし」と。いまさらどう答えても何も変わらないので思ったままを答えた。教授はどう思っただろう・・・


教授たちの部屋では、家族構成が想像できる。小さい子どもがいる教授たちは

子どもたちが書いた絵

を貼っていることが多い。「子どもたちの写真」ではなく。あとは、PCの壁紙が子どもたちだったりする。そしてたまに子どもたちが学校で遊んでいる。

筋肉痛

先週末、スポーツジムでお試しでマシントレーニングをしてきた。最初、15分走って、その後、1時間くらいかけて10種類くらいのマシンでトレーニング、最後また20分くらい走って終了。

私はスポーツジムは初体験。ランニングマシーンには消費カロリーが表示されるので思わずそれに見入ってしまった。隣では男性がものすごい速さで走っていた。私なら3分でへばってしまいそう。でもその人は10分以上その速さで走っていた。トレーニングの成果なのかしら。

マシンは、最初に自分の力を試し、機械が勝手に負荷を決めてくれる。トレーニングしている、という気分になれるのもあれば、使い方が違うのか、違う筋肉を使っているのか、「あれ？これはどこを鍛えているのかしら？」というものもあった。

普段、重たいものを持っていないので、やはり腕が筋肉痛になった。普段、どれほど運動をしていないのかを痛感した。

前回エアロビクスをしたときも思ったけれど、運動しているときは余計なことを考えずにすむので、いい気分転換になる。

次回行ったら、気になる下半身のお肉を落とすプログラムを作ってもらおう。そしてサウナも体験してこよう。どうやら女性専用のサウナがあるらしいので。

日本人

新しく交換留学生の男の子がやってきた。今、私が通っている大学にいる日本人は全部で4人。1人は働いていて、1人はドクターの学生、そして新しく来た男の子と私。多いときは6～7人くらいいたはずなのに、ずいぶん減ってしまった。

留学をして日本人コミュニティに漬かることは「よくない」と言われるが、滞在許可などの事務手続きなどは前からいる人が経験していることが多いので、日本語で理解しておくと手続きがスムーズに行くような気がする。もっとも、私たちの場合、日本人の数も少ないし、働いている人、ドクターの人は実験で忙しく、日本人コミュニティにどっぷり漬かってしまうことはないけれど。

昨日は交換留学生の男の子の歓迎会、ということでみんなで夕食を作って食べた。ホワイトソースから手作りのシチューがすごくおいしかった。

結局深夜2時くらいまで飲みながら研究や就職、人生の話をした。いろいろ話をする、聞く、ということは自分の考えをまとめたり、考えの幅を増やすのに役立つ。

多分、次回集まるのは数ヵ月後くらいになるはず。これくらいのペースだからうまくいくのかな、と思う。←何事も「ちょっと足りないかも」くらいが次につながる。

車内検札

ドイツの駅には改札がない。だからと言って無賃乗車して良いわけではなく、長距離電車なら必ず車掌さんが検札に来る。

市内電車、バスは車内検札にあわないことが多いけれど、たまーにあう。検札する人は制服を着ているわけではなく、2人1組で乗客のように座っている。で、電車やバスが動き出すと身分証明を見せながら「はい、チケット見せて」とやってくる。

電車の場合は、駅に近づくとまた乗客のように座る。バスの場合はそのまま検札を続けていたような気がする（私が使っている路線は途中から乗る人はそれほど多くないので）。今までに無賃乗車でつかまった人は1人しか見ていない。やはりみんな、ちゃんとチケットを買っているのね、と思った。

先日日本から来た友達は、駅に改札がないことを大絶賛していた。確かに、ラッシュのときは自動改札は混むし、スーツケースのように大きい荷物を持っているときは自動改札は少し不便かも。

しかし、日本の新幹線の車内改札はなぜあるのでしょう？新幹線乗り場に行くには新幹線用の改札を通らないと行けないのに。寝ているところを起こされるのは少し不愉快。

スポーツジム

友達とスポーツジムに行ってきた。ここのところ、運動しないと、とは思っていたが、「何にしようかな、合気道とかやってみようかな」とのんきに考えているだけで調べることも何もしていなかった。

そこに友達がスポーツジムに誘ってくれ、体験をしてきた。昨日は、エアロビクスのようなものを1時間した。私は代謝があまりよくないせいか、汗をかきにくいのであるが、さすがに1時間もすると汗が出てきた。

曜日によっては「ボディバランス」「ピラティス」といった面白そうなものがあるので、参加してみてもいいな、と思う。

そのコースに日本語が堪能なセネガルの女性がいてびっくり。彼女は日本で育ったそう。1年間、週3日ほど通って12kgのダイエットに成功したとうれしそうに話してくれた。

今週末はマシンと温泉の体験。温泉+サウナで6,000m2もあるらしく、楽しみ。ただし、全裸。うーん、迷う。でもとりあえず友達と行ってこようと思う。

きれいなジムだし、温泉+サウナも楽しめるし、何より運動は重要、ということで、入会の意思はあるものの、やはり考えることは「お金」。入会金が2万円近く。月会費が9,000円くらい。入会金なしの回数券にしようかなぁ、いつまで続けるか分からないし。と考えていたら、10月16日までに入会を決めれば

入会金免除

ドイツにはこういう制度、ないと思っていたので驚き。というわけで、ジムに通って少し、身体を引き締めようと思う。

寮の掃除をするとき

今は夏休み中なので掃除当番がない。使っている人が「汚くなったなぁ」と思ったら掃除をする。

ある日、キッチンが汚く、私は「明日、掃除しようかな」と考えていた。そうしたら、その日寮に戻ってきたカップルが掃除をし始めた。私は「えっ。我慢できないほど汚いってこと??」と軽くショックを受けた。←「まだ今日はしなくても大丈夫」と思っていたので。

そうしたらその翌日、彼女のご両親が来た。あ、だから掃除をしたのね、と納得。

以前にも、私と同じバス・トイレを使っている女の子が突然掃除をしだしたことがある。その週は私が掃除当番で、たいてい週末に掃除をしていたが、その日は平日。「そんなに汚かったかしら？でも、掃除していないことだってあるわよね」と思っていたら、その週末、彼女のご両親がやってきた。

どうりでキッチンも当番ではないのにちゃんと掃除をしたわけだ。

そういう私も先日友達が来たとき、バス・トイレの掃除はしっかりしたので人のことはとやかく言えない。

こうして書いていて思うことは、「人が来るから、って掃除をするということは、普段、掃除当番が決まっていても汚いのね・・・」ということ。確かに当番でも掃除しない人がいるし。

滞在許可

来月の下旬で滞在許可が切れるので、役所から更新のお知らせが届いた。

予約の日時が既に決められている

確かにそのほうがお互い楽だけど、授業と重なっていたり、試験と重なっていたらどうするのだろう・・・一応、連絡先の電話番号は載っているけれど、おそらくドイツ語対応だと思う。だって、

書類が全部ドイツ語で書かれている

から。これって、どうなんでしょう？外国人に宛てる書類が全部ドイツ語って・・・しかも、役所の地図がない!!住所のみ。日本だったらきっと、地図くらいは入っていると思う。下見に行かないと。


日本人がドイツに入国する際、90日以内は観光ビザ（ビザなし）でOK（ワーホリ以外）。たとえ留学でも観光ビザでドイツに入国し、90日以内に滞在許可を取得すればよい（というより、無理やり日本で取れるビザは90日のもの＝観光ビザ、ということでとってもお金がかかるだけで意味なし）。

しかし、EU以外の多くの国の人はドイツに入国するのにビザがいる。なので、コーディネータの頭の中に「留学生＝ビザ必要」という公式ができており、私が、「ビザなしで入国した」と言ったら、あわてて留学生課に電話していた・・・

市役所で住民登録をした際も、担当の人が「90日以内は日本人はビザ不要」ということを知らず、「ビザは？」と聞かれた。ちなみに、担当者は私の言っていることは理解するものの、かたくなにドイツ語でしゃべり続けた。

問題なく1年間のビザが下りることを願っている。英語を話す人が担当だといいな。

ドイツの銀行

ドイツだけでなく、ヨーロッパ他国、アメリカでも同じかもしれませんが・・・

ドイツに来てすぐに銀行口座を開設した。必要書類を持って窓口に行き、「口座を開きたいのですが」と言った瞬間、

予約はされていますか？

と言われた。えっ??口座を開くのに予約するの??だって、電話番号とか知らないじゃん。

結局、その場で書類を受け取ってもらい、「では、明日の午後3時に来て下さい」となり、無事口座は開設できたけれど。タンデムくんに話をしたら、「普通は口座の開設に予約は要らないよ。きっと、その窓口の人が英語を話せなかったんだよ」と言われたが、窓口の人は英語を話した。

1週間後、郵送で暗証番号が届き、さらにその1週間後にキャッシュカードが届いた。安全のため、別々に送るのでしょう。そしてその暗証番号、自分で決められるわけではなく、銀行が勝手に決めてくれる。覚えるのに一苦労。

デビットカードとしても使え、普段の生活に大活躍。クレジットカードは不可でも、デビットカードはOK、というお店が多い。スーパーでも使える。眼鏡屋さんもVodafoneもクレジットカードは不可だった。

日本の銀行には「通帳」という便利なものがあるが、こちらではない。口座を開設したときに明細を閉じるためのファイルをもらい、ATMで必要なときに明細を取り出し、それにはさんでいくだけ。自分で明細を取り出さなければ時々銀行から明細が郵送されてくる。そしてそのときの封筒は、安全のためか、差出人の名前がない。

ちなみに、私が使っている銀行は、30歳未満は口座維持料が無料であるが、30歳以上の私はいくらか支払っている・・・