想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

志なかば…のとき

2011-03-01 10:12:38 | Weblog
先週はこの冬一番の大嵐、突風強風が通り抜けた。
森の樹々が揺れて唸り声、きしみ声が響いてくるので夜半も
目覚めてしまうほどであった。
朝になれば静まるが風は強く、冬がドスドスと足踏みしながら
旅立ちの支度でもしてるんじゃないかと暗い空をやぶ睨みして
思ったりする。
この風に慣れて平気になったら森の住人だなあ、まだまだである。



裏山の道を散歩していると行く手には松の木が倒れていた。
道をはさんで向かいの自分より細い木の枝に寄りかかり
まだ地面にどーっと落ちてきてはいないが、ざっくりと
地上1メートルあたりで裂け折れている。

まだそんなに歳のいかない、ヒトでいえば30歳半ばの
人生面白くなってきたぞという頃か。
かわいそうにと思う。何が起きるかわからないもんだね
ヒトも木も生きていれば予想もしないことに見舞われて
志半ばに倒れることもある。

先に何かを為そうと期していても、先のことはどうなるか
誰にもわからない。
誰にもわからないことを、しかしわかりたいのだ、みな。

昨日の「急がばまわる」の秘訣はというご質問にはこう思います、
急がない慌てない省略しない、そのためには忍耐力をまず先に
身につける。耐える力がないのにあれこれ先走っているのは
慌てて逃げるに等しく、ひねったつもりの知恵も浅知恵に過ぎず、
結局元の木阿弥になるのですね、だからまずは落ち着いて耐えよ、
そこをしっかりと鍛えることだなあと思います、何事も。
あ、これ、我慢比べのアレとは全然違うからね。アレは我が
強くなってるだけで意味ない意味ない。
取り急ぎこのくらいしか書けなくて、失礼します。
ではまた。


コメント
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