想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

一日のいのち

2011-03-17 12:09:19 | Weblog
(自衛隊ヘリから原発へ放水開始した!)続き。

東日本は壊滅するかもしれない、だから避難する、
いや今こそ祈る、ふたつの選択肢があるなかで避難
せずに仕事している人がいる。
米軍、仏部隊は退避勧告を出し撤退。いま日本人は
自らの力を出し切って闘っている、祈っている。

米軍は救援活動拡大して継続とのニュース

うさこ? ベイビーと雪の上を散歩しながら深呼吸した。
静か。明日ではなく、きょう一日を大切に。

相馬の病院から避難した所でお年寄り14人死亡という
ニュースは医療行為ができなかったためだろう。
看取った人はさぞ辛かったことだろう。

「絶望からの諦観でないことを祈る」と書いた記者が
いたが諦観は絶望を超えなければ生まれない。
望とはどう言い訳しようとホシミ(欲)なのだから。
なぜ避難している人が達観しているように見えるか!
離れた安全なところから思う、観念的思考なのだろうけれど。



生身と魂と両方あって人だ。
生身に付随するモノを失った今、人が魂の力で立っている。
その姿が外国人を驚嘆させる我慢(GAMAN)や行儀の良さとなる。
同胞の日本人には諦観に映るのだろうが、それは違う。
嘆いてもどうあがいても、無力だからだ。
無力ゆえに目覚める力があること。

無力非力な人々、これを弱者と官房長官が呼んだ。
弱者に優先的な救済をと。
非常時には色々と言葉を間違えたり選びそこなったり
するものだから揚げ足はとりたくない。
非力をわきまえ、それでも生きている命を、我が身を
抱きしめている人々は、明日は我が身であり、同胞だ。




小川の水を見て思う。放射能に汚染されればこの水は
もうベイビーがごくごくと飲むことはできなくなる。
空気も水も一続き、大地はつながっている。
人もつながっているはずだ。
地に祈ろう。
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復旧作業を見に行く

2011-03-17 10:47:01 | Weblog
昨日雪が小降りのうちに、がけ崩れの現場へ行く。
修復作業がどのくらい進んでいるかの確認だ。
東北道が通行止めなのでここだけ直っても出ていける
わけでもないが…用心のため(この大きい道は救急車両
走行時には必要なのだ)

意外に進んでいたのは岩石がなく土や桜の木だけ
だからだろうか。大岩があれば片付けるのに手間
どるが土は路肩に積み上げ、固めていくようだ。
地元の土木建設会社のダンプカーだった。
作業中の運転手さんに挨拶、お礼を言って帰った。



地震以前から工事中だった県道舗装工事は中断した
ままだ。土木関係の業者は市内あちこちの救援、復旧に
駆り出されているためだろう。

責任問題について今論じるのは目前の急務に差し支える
という意見がある。
だが、責任を問われないと動かない人や組織はどうか。
そっちのほうが多くはないか。

責任を明確にしてそれを背負って事に望むこと。
事に仕える(仕事)とはそういうことで、私事との境だ。
報酬を得れるのはそれゆえのこと。

楽に金を稼ごうというのがなぜ悪い、とか言う者が
いたが、ばか者である。
悪い良いをそんなのと論じるのはバカらしすぎる。
恥を知るか否かであるから。
楽してゴメンなさいくらい思っていろよってんだ。

(今、自衛隊ヘリから原発へ放水開始した!)


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