想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

ハイパー消防車ケンザン

2011-03-18 22:08:27 | Weblog

今日は晴れて表も暖かかった。
東京からハイパーレスキュー隊がいわきへやってきた。
やっとコミック劇画みたいな展開になってきた。
ずっと思ってたんだ、映画海猿みたいに危機に臨んで
果敢に闘う隊員たちの画を思い浮かべてさ、
現実はコミックみたいにはいかんなー、とほほだなー
そう思うと、がっくりくるんだ、アニメに負けてるし。
遅かったけれど、いたわ、ホンモノと思って喜んだ。

縦割り行政越えてやっと必死体制が見えてきた。
遅すぎるけど…。ま、それは置いておいて。
「国運がかかっています、国民の命がかかっています」
と出発する隊員に総大将が檄を飛ばしてくれた。
涙が出た。
(先日の一番エライさんの歯の浮く会見と違ってて)

国運…、そうだ、社運ではなく国運なんだ。
東電の人もいまは社運なんて思ってないだろう。
もはや、私事は捨てただろう。
公を利することが私事になったことだろう。
やもうえずであっても私事を忘れ果てただろう。
必死とはそれだ。

そういえば小さな男の子のおもちゃに赤い消防車を
買ってあげたことがあった。
いっぱいホースをつけた赤い自動車。
男の子が好きなヒーローのブーブーだ。
青山2丁目のファイヤー通りにある消防署の正面で
母親に手を引かれた男の子が、あ、あ、と指差しながら
何台も並んだ消防車を一生懸命見ていたっけ。

あらたな赤い自動車伝説が生まれることを願って。
電気と暖房費節約のため、早寝しよう。


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ドンマイ猫、被災地から

2011-03-18 16:30:11 | Weblog
(ケータイ画像で粗くてスマンです)

一応、被災地ではあるが軽度であるので被災被災と
言うのにはばかられる。
原発から90キロ位であるので心配は心配だが30キロ
圏内ではないので不安がるのがはばかられる。
アネキが九州にいるが、見ないと悪い気もするし、
見てもどうもならんのだけれど申し訳なく知らん
ふりしてるみたいではばかられるのでテレビをつけ
ているよ職場で、とメールしてきた。
日本人的である。

うさこも同じであるが、本日ははばかっていない
どんまい猫を発見。
近づいて見ればシマコ嬢ではないか!(他にいないじゃん)
さすがカメのダーリンだけあって肝が据わっている。



情報を得たいし、進捗状況が気になってしかたがない
だろうけれど…。
茨木のり子の詩「苦しみの日々、哀しみの日々」をお一つ、
どうぞ。

苦しみの日々
哀しみの日々
それはひとを少しは深くするだろう
わずか五ミリぐらいではあろうけれど

さなかには心臓も凍結
息をするのさえ難しいほどだが
なんとか通り抜けたとき 初めて気付く
あれはみずからを養うに足る時間であったと

少しずつ 少しずつ深くなってゆけば
やがては解るようになるだろう
人の痛みも 柘榴のような傷口も
わかったとてどうになるものでもないけれど
(わからないよりはいいだろう)

苦しみに負けて
哀しみにひしがれて
とげとげのサボテンと化してしまうのは
ごめんである

受けとめるしかない
折々の小さな棘や 病でさえも
はしゃぎや 浮かれのなかには
自己省察の要素は皆無なのだから

(茨木のり子集 言の葉3ちくま文庫より)

本日差し入れが下の村からこの山ん中まで届き
ました。
知人のガソリン入りの車を借りれたからと言って。
ガソリン命はみな同じ。
小分けの食料はたぶん自分ちで食べる分を持ってきた
のだろうと、ラップに包まれた野菜を見て思った。
気持ちだけはどーんといただきました。
ありがとうございます。



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