想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

2011-10-20 01:40:28 | Weblog
死のうと言われて一緒に死ねるもんでもないが、
生きるための話なら、少しはできよう。

たいしたことじゃなくて、その涙のわけや悔しさを
少し分けてくれるだけでいい。
生きるほうへと君の力が傾けばそれが万々歳で、
ちっとはましな友のふりができるというもの。



よく考えてみれば、ほんとうに死ぬ時はひとりさ。
声をかけてくれないか、ひとりになる前に。
夜更けに思いあまって、電話番号をなぞっては止め、
なぞっては止めたりしないでさっさとかければいい。

明日の話をふたりでしようぜ。
成功のときもしくじったときも、変わらないのさ。
まっすぐに歩けば、壁。
けれど、まっすぐを止めないから、友よ。

言葉をひとつふたつ交わしているあいだに、死神も不運も、
追っ払ってしまうさ。
ひとりではないことを、思い出してくれると、うれしいよ。

輝く朝日を、また迎えよう。






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