8月に読んだ本の数は11冊、低調ながらも何とか2桁読みました。
◆東京都同情塔(九段 理江)
第170回芥川賞受賞作。
ザハ・ハディドの国立競技場が建った並行世界の近未来、犯罪者を哀れな人として、そのユートピア(実はデストピア?)みたいな刑務所タワーが新宿御苑に建った。信条として反対の立場を取りながら、作品としてタワーの設計をした建築家マキナの独白を中心にした、いかにも芥川賞な作品、近年の芥川賞 . . . 本文を読む
NVL福岡ラウンドは、弱点を露呈し、課題を残しながらの出場権獲得でした。
韓国には勝って当然、最初からオリンピック出場県を持っていたセルビアは、本番で当たる可能性のある日本に手の内を見せなかった感あり。
逆に負けた2試合は、カナダ戦は、日本の得意な形を作っていたにもかかわらずの力負け、相変わらず絶対エースのいるチームには弱いところを露呈しました。
サーブで崩し、ブロックと一体の守備から、しつこ . . . 本文を読む
絶不調の7冊でした。( ;∀;)
GWにLA旅行行ったし、京極さんの「鵺の碑」が800ページもあったし、、、と言い訳。
そんな中、「午後のチャイムが鳴るまでは」「鵺の碑」を読んで、2023年の四大ミステリー・ランキング本のベスト10の19冊を読了しました。
◆午後のチャイムが鳴るまでは(阿津川 辰海)
阿津川さんの青春日常系短編ミステリー連作、1~4話までは連載物で最後の「過去からの挑戦」は書 . . . 本文を読む
米国はハワイを除くと20数年ぶり2回目、西海岸は初めて、ほぼお上りさんで戸惑うこと多数!
一番の目的はMLB、大谷翔平選手の応援です。
現地時間5月5日のブレーブスとのデーゲームを観戦。
荷物は透明のバッグしか持って入れないとのこと、知らなかった。荷物預けの場所を探すこと数十分、早速トラブル。
スタジアムはコンサート会場のような盛り上がり。
一塁側も三塁側も、ライトスタンドもレフトスタンドも . . . 本文を読む
4月は14冊でした。
毎年全部読むことにしている四大ミステリーランキングベスト10の本ですが、図書館の順番が回ってきて、一気に5冊進みました。残すところあと3冊。
◆可燃物(米澤穂信)
ミステリ三冠(本格ミステリは2位)作品。米澤さん、以前にも短編集「満願」で三冠取ったことあるけど、今度のは群馬県警の葛警部の短編連作。
「命の恩」「可燃物」「本物か」いずれ劣らぬ面白さ。葛警部のキャラとかそうい . . . 本文を読む
2024年3月は16冊、積読になっていた文庫本を中心に読みました。
◆女生徒 (角川文庫)(太宰 治)
表題作や「きりぎりす」など、女性のモノローグ形式の短編が8編、さすが色男の太宰さん、女性になり切ってます。女性の性、弱さと諦観、潔癖症的な強さ、思い込みとプライド、様々なものが垣間見えます。
◆意識のリボン (集英社文庫)(綿矢りさ)
積読本消化中。女性を語り手に日常を描いた短編が8編、最初 . . . 本文を読む
JR九州で久留米と大分を結ぶ久大線、単線で電化もされていません。
その久大線の一応急行停車駅の豊後森駅、駅前にはほとんど何もなく、乗降車するひともまばら。
でも、駅から徒歩で10分ほど、駅からも廃墟のように見える大きな建築物があります。
機関車の操車場と機関車庫跡。
この操車場跡が有名になったのは、新海誠監督のアニメ映画は「すずめの戸締り」で廃墟跡として登場したから。
アニメはこの九州か . . . 本文を読む
2月は15冊、600ぺージ超を2冊読んだので、まずまずでしょうか。
第170回直木賞およびその候補作を3冊。
◆八月の御所グラウンド(万城目 学)
万城目さん、直木賞受賞おめでとうございます。ほるもーとか、鹿男とか、トヨトミとか、ラクダ層だとか、コミカルで奇想天外な作品を書く人という印象なんだけど、今回のはかなり抑えめ、東京人の自分からしてみると、まあ、京都ならこれくらいのことは起きるんじゃない . . . 本文を読む
1月は17冊と、24年はまずまずの滑り出し。
まずは年越しをしてしまった昨年の「新潮文庫の100冊」の残り5冊を片付けました。
◆カーテンコール! (加納 朋子)
廃校が決まった女子大で、卒業ができなかった落ちこぼれ学生9名に対し行われた半年間の特別合宿補講。生きることに不器用で人と係わることが苦手だった彼女らが、理事長先生の角田の元で少しずつ自分を取り戻していく成長物語。菜々子の留年理由だけが . . . 本文を読む
高校生の頃から、明治神宮に初詣をして御神籤を1年間の座右の銘にするようにしています。
明治神宮の御神籤は運勢ではなく明治天皇・昭憲皇太后御製の和歌。
人生訓が込められた30首の和歌のなかからアットランダムに選ぶので、当然今までと一緒のものを引き当てることもある。
そして、なんと今年も昨年と一緒。
昨年は妻と行って、二人で同じものを引いてたいそう驚いたのですが、それをまた引いてしまいました。
人 . . . 本文を読む
2023年は久々にアクティブに動けた1年でした。
父の他界という悲しい出来事はありましたが、台湾、大分、宮古島、北海道、京都、福井、富山、黒部立山、近場ばかりですが旅行も行けたし、仕事でもいろんなところに行きました。
2022年の秋はコロナ第8波(私も感染した)、でも外国の風潮に追随するカタチで、コロナ騒動は終息に向かいました。実に日本らしい終息の仕方です。
23年1月は久々の海外、大学のバレー . . . 本文を読む
「一強」と言われた駒大に青学が大差をつけて往路優勝するとジャイアントキリングをやってみせました。
駒大とて完全優勝を果たした昨年の記録を上回る往路新記録だったのですから、それを上回った青学は本当にすごい。
勝因の第一はやはり「負けてたまるか大作戦」、原監督が最強王者・駒大と戦い、勝つんだという意思を明確に示したということだと思います。
駒大は、10000m27分台の篠原、鈴木、佐藤、学生ランナ . . . 本文を読む
11月は6冊しか読めなかったので、2か月分まとめての報告となります。12月は13冊読めたので、合計19冊。
挑戦中の新潮文庫の100冊から6作品・7冊。
9年連続で年内完読していたのですが、5冊持ち越しになってしまいました。
◆世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(下)(村上 春樹)
現実世界(といってもハードボイルドワンダーランドなのでかなり変)と深層心理の「世界の終わり」が交互 . . . 本文を読む
今年はずいぶんジムに通ったなーと思って、いったい何日行ったのか数えてみたら、日数にして277日、参加したスタジオプログラムが434回でした。
単純計算すると週5.3日になります。
旅行や出張も随分行ったし、父が亡くなったりもしたので、行きたくとも行けない日は一定数ありました。
それにしては、我ながらすごい日数だなと思います。
高校、大学時代はずっとバレー部で、バレーばっかりやっていた記憶があるので . . . 本文を読む
7月は絶不調の7冊でした。
◆恋とそれとあと全部(住野 よる)
相変わらず高校生の心理描写がマニアックで微笑ましくて上手な住野さん。女子高生のサブレはややこしいヒロイン、死と程遠いところにいるはずの高校生が死に纏わることに興味を持ち、自殺者の身内にインタビューに行く。
私も子供のころタナトフォビアだった気がして、また先月父を亡くしたこともあって、この本の本題とは違うんだろうけど、そっちの方に引っ . . . 本文を読む