実家をリフォームするため掃除をしていたら、こんな本が出てきたとか。
「画報躍進之日本」、戦争賛美の記事のオンパレード、紛れもなく戦時中の雑誌です。
アッツ島玉砕、とか、ソロモン沖海戦とか、リアルタイムの戦争がそこにあります。
バックナンバーも結構揃っていて、50冊くらいあります。
これって、もしかして、一級の歴史資料では。
「なんでも鑑定団」に出したら、そこそこの値段がつくのではないでしょうか。 . . . 本文を読む
本棚があふれてきたので、購入する書籍は文庫、新書のみ、単行本は体積の大きいものから再読してブックオフへ持っていくことにしています。
「国民の歴史」(西尾幹二/新しい歴史教科書をつくる会・編)は800ページ近い大書、再読するのに数か月かかりました。
日本と世界の関係史です。日本人の耳には心地よい、右寄りの史観の本。中韓や欧米には妄言、暴論と言われてしまうでしょうけど、正鵠を射ていると思われる部分も多 . . . 本文を読む
黒岩重吾さんの歴史小説を古い順に読んでいる、歴史ヲタクの私です。
前回は7世紀初頭までの3冊7巻について書きましたが、今回はその後の時代、聖徳太子がその全盛期を過ぎた611年から、645年の乙巳の変まで。
「斑鳩王の慟哭」(聖徳太子、山背大兄皇子)、「落日の王子」(蘇我入鹿)、「中大兄皇子伝(上)」(中大兄皇子)の3冊。「斑鳩王」と「落日の王子」は再読です。
蘇我馬子、推古女帝の兄妹と、その甥で . . . 本文を読む
古代史ヲタクの私です。
黒岩重吾さんの歴史小説を、古い順から読んで、もう16冊になりました。ちなみに、ほとんどが再読です。
卑弥呼から始まって、ヤマトタケル、神功皇后、雄略天皇、継体天皇、ここまでは各時代の代表的人物1人だったのですが、6世紀も後半に入って、同時代の人を主人公にしたものが並行で書かれるようになりました。
「紅蓮の女王」は推古女帝、「磐舟の光芒」は物部守屋、「聖徳太子~日と影の王 . . . 本文を読む
『東京都新宿区は30日、住宅街のマンション建設予定地から約4千年前の縄文時代のものとみられる11人分の人骨が見つかったと発表した。7人分は保存状態がよく、区は縄文人の暮らしぶりが分かる貴重な資料としている』
歴史好きの新宿区民としては、大いに興味をそそられるニュースです。
現場は新宿区市谷の住宅街。マンション建設のため民間業者が発掘調査し、人の脚の骨を発見。その後、約300平方メートルの地中から . . . 本文を読む
黒岩重吾さんの歴史小説を、古い順に再読しています。
一番古いのが「鬼道の女王卑弥呼」、魏志倭人伝の世界なので、3世紀前半です。
次が「白鳥の王子ヤマトタケル」第12代景行天皇の皇子ですから4世紀。
全6巻ということなのですが、1巻だけ読んで次に行くことにしました。
お次は「女龍王神功皇后」、14代仲哀天皇の皇后ですので、4世紀の後半の話かな。
3世紀の魏志と5世紀の宋書の間の、日本の記述が全 . . . 本文を読む
先日レビューを書いた「おやじの国史とむすこの日本史」の中に、「戦争体験を語り継ぐこと」という章がありました。
この本で言うおやじは昭和一ケタ生まれですから、実際に戦場には行っていない、そういう人は自らの戦争体験をよく語る。
でも、実際に戦場に行ったその上の世代は、悲惨な体験をあまり語りたがらない、あの戦争のと本当のところが見えてこないという話でした。
私の母は、終戦当時、小学校の高学年でした。
. . . 本文を読む
うーん、今朝方の金環日食の写真、のつもりだったのですが、やっぱり写ってないか。
妻と娘と3人で、交替でひとつの遮光グラスで日食を見てたのですが、薄曇りであったため、見てはいけないと言われていた肉眼でも日食の様子が観察出来ました
もっと暗くなるのかなと想像していたのですが、太陽の恵みは月の影程度ではあまり影響がないみたいですね。
金環日食が見られると聞いた時に頭に浮かんだのが「卑弥呼は日食のせ . . . 本文を読む
随分前に読んだ新書ですが、今上天皇まで125代の歴代天皇の名前を全部暗唱できるようになろうと思って再読してみました。
なんでそんなことをしようと思い立ったかというと、別に大した意味はありません。
何となく、なんかの機会に友達を驚かせられるかな、と思って。
神話時代の、実在が疑問視されている天皇は、暗記モノとして丸覚えしました。
第15代の応神天皇あたりからは、高校の教科書にも名前が出てきた天皇が . . . 本文を読む
高校の同窓の大学教授の推薦図書、「日本人の経済観念」、「それでも、日本人は戦争を選んだ」に続き3冊目。
ライトノベルに流れがちな私に難しい本を推薦してくれるM野教授、感謝しています。
坂野潤治さんという東大教授が最近書いた、新書のくせに460ページもある分厚い本で、幕末の1857年から日中戦争の1937年までの80年間を、「改革」「革命」「建設」「運用」「再編」「危機」の6段階に分けて解説してい . . . 本文を読む