ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

祖母永眠す

2006-06-26 22:17:11 | その他
昨晩10時半、母方の祖母が天寿を全うしました。享年98歳。

昨年1月、102歳で他界した父方の祖父に続いて、これで祖父母は皆鬼籍に入ってしまいました。
自分の年を考えれば祖父母が存命している方が珍しいのですが、「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼べる人が相次いでいなくなってみると、何か自分が年をとったような気分になります。

昨日の朝、2週間ほど前から発熱で入院していた祖母の様態が悪化したという連絡が、母より入りました。
大江戸飛脚会の練習日だったのですが、そんなことも言ってられません。
練習場所の光が丘公園に顔だけ出して、実家で母と合流して、祖母が入院している横浜・本牧の病院に向かいました。
病院で、ずっと祖母の面倒を見てくれている伯父・伯母に合流、祖母を見舞います。

久々に会う祖母は、本当に痩せて小さくなっていました。
呼吸が上手くいかず、酸素マスクをはずせない状態です。
嚥下が上手くいかずに、食べ物も飲み物ももう受けつけないようです。
昨年の祖父の時もそうでしたが、1週間前くらい前まで元気だったのが、食事が上手くできなくなるとどんどん衰弱していってしまいます。
「食べる」ということは、生命の根源の所作なのです。

手を握りながら話しかけると反応するので、意識はあるのでしょうが、目は開くことなく、言葉も出てきません。
「100歳まで頑張るって言ってたじゃない。」と言うと、「うんうん」というように頷きます。
数日前に、伯母に「私の夢を見た。」と話していたそうなので、夢の続きを見ていると思っているのかもしれません。
1時間ほど手を握って話をしていると、眠ったようなので、そのままそっと病院を後にしました。

私が子供の頃、母方の実家は月島にありました。
最近、またよく月島近辺をジョグするようになりました。
タワーマンションだらけで、すっかりその姿を変えてしまったようでいて、随所に昔の面影を残していて、祖父母と歩いた子供の頃の記憶が、断片的によみがえるような気がしました。

月島のおばあちゃん、本当にお疲れ様でした。
ゆっくりおやすみください。
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご愁傷様です (kinoko)
2006-06-26 23:24:10
随分ご長命な家系ですね。孫やひ孫に看取られてお幸せな最期で、うらやましい限りです。

私は父を27歳で亡くしており、2年前に母がくも膜下で倒れ、今は回復してきてますが、介護問題に直面し、人の死に方・生き方についても考えさせられています。

人はどう生きるかが、死んでいくときに凝縮されるのでしょうか?天寿を全うするって、若くして死んでいく人にはどうなんでしょう。寿命って生まれた時に決まっているって、だから病気や事故で死ぬのではなく、寿命で死んでいくって解釈もあります。

おばあさまのご葬儀では心からのありがとうが伝えられますね。ご冥福をお祈りします。
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ご冥福をお祈り申し上げます。 (aloha!moana)
2006-06-27 06:55:19
眠るように永眠されたようですね。

大切な人は逝ってしまうことは、本当に辛くて寂しいものです。

家族に看取られて、手を強く握られながらの旅立ちです・・・・祖母さまが如何に愛されたのか、文面から理解できます。愛しい祖母様のご冥福をお祈りします。
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天寿 (RASCAL)
2006-06-27 22:45:51
kinokoさん

祖母は、本当に老衰って感じでした。

自力で食事ができなくなり、呼吸も上手くできなくなり、自然に命の営みを止めていきました。

病院も、点滴をしたりして無理して延命して余計に患者を苦しませることなく、自然に死なせてくれたという印象でした。

本当に幸せな死に方と思います。

若くして死ぬのは悲しいですよ。

身体にまだ生きたいという力があるのに、どこか一箇所が悪くて死ぬのは。。。。



aloha!moanaさん

祖母は、子供が5人、孫が12人、ひ孫が何人だろ、20人かな。

私以外にも、孫たちが入れ替わり来てました。

幸せな人ですよね。
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