ブラスカル

元マラソンランナーですが、今や加齢と故障でお散歩専門、ブラタモリっぽく街歩きをしています。

喪中はがき

2006-12-18 23:00:48 | その他
今年は母方の祖母と義理の父が亡くなったので、我が家は喪中です。
昨年も、父方の祖父が亡くなったので2年続きの喪中、PCを入替えた拍子に年賀状用の住所録まで消してしまい、しこしこ手書きで喪中はがきを書きました。
年賀状だけのお付き合いになってしまっている方も多い中、賀状の来ない正月というのもさびしいもの。

そんなお付き合いの方の中に、昔の上司で、毎年自作の俳句を書いてくださる方がいます。
昨年の句は「残し柿夕日に溶けて冬になり」
柿を収穫するときに、全部取ってしまわないで、鳥や小動物たちにもおすそわけをと枝先の柿を残したままにする、それを残し柿というんだそうな。
日本らしい奥ゆかしい風習と色づいた柿、日が短くなり早くも夕暮れに染まる空、私は句心は全くありませんが、日本の美しい里山の情景が浮かんでくるような一句、この方の句が2年も続けて見れないなんてちょっと残念。

逆に、喪中はがきも10通くらいいただきました。
印象的だったのは、ご本人からの喪中はがき、というか挨拶状。「このはがきを読まれている頃は、もう私は黄泉の国へ旅立った後でしょう。生前のご厚情に感謝し、、、」というような内容でした。
私が新入社員だったころ、よく通った大阪の北新地のスナックのママさん。
年2回のボーナス払いという、とんでもない支払い条件で楽しいお酒を飲ませていただいてました。
常連客と言う枠組みを超えてすごくお世話になった方、あの人らしい、凛とした最期の便りでした。

もう1枚は、小学校時代の担任の先生のもの。
昔のままの達筆で、毎年しっかりとした内容の賀状をいただいていたので、お元気なんだなと思っていましたが、よく考えればもう90歳くらいになられていたはず。つい先日、息子さんから母が永眠した旨の喪中はがきをいただきました。

ご冥福をお祈りします。
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