御宿ひぐらし日記

田舎暮らしをはじめて、、日々の閑話、、

シュタイネッカーのマーラー

2024-07-24 13:40:36 | 音楽

   

初演当時のピリオド楽器を使用したマーラーの9番が出たとのことで

即購入。

  

古楽器奏者はオリジナル楽器という言葉に弱い。

  

100年強前の楽器(特に木管)って、どんな楽器を使っていたのか。

   

写真を見ると、オーボエとファゴットは、今との違いはよくわからない。

   

フルートは、ベーム式が発明された後だろうに、キーは少なめでツゲ製と

思われる楽器を吹いているヒトもいる。

   

クラリネットも同様。

   

木管の事はともかく、弦楽器はほとんどヴィブラートなしで、なおかつ

ポルタメントをかけまくっている。

  

ノンヴィブラートは、1,4楽章では効果抜群。

  

これほど透き通った、特に4楽章は、初めて聴いた。

  

ただ、随所に出てくるヴァイオリンソロは、違和感が拭いきれず、もう

チョット慣れが必要かな。

   

驚いたのが3楽章、はやい速い。

   

後半で4楽章の要素を並べて終わる部分は、文字通り鬼気迫る演奏。

  

ここを聴くだけで、買っても損しないと思う。

  

本当に久し振りに、素敵なマーラーの旅でした。

コメント
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