佐藤多佳子さんの短篇小説集『第二音楽室』内のFOURという一篇に、イザークの
インスブルックよさようならを練習するハナシがあると教えてもらって即購入。
内容は年少の読者を対象にしたもので、大人にはちょっとキツイけど楽しめた。
イザークの代表曲であるこの曲は、元は民謡かと言われることもある素朴な曲で、その歌詞と
相俟ってこの時代の沁みる曲代表だと思う。
インスブルックは一度だけ行ったことがあって、良い印象しか残っていない。
街中からアルプスの頂上直下まで、乗り物で上がれて、晴天の眺めは本当に素晴らしかった。
下に降りてから、教会でこの曲をオルガンで弾いていたのを偶然聴けたのも忘れがたい。
もう、行かないだろうなあ。