Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

渡り鳥の旅 モンフラウェ自然公園2日目

2013-03-26 23:05:25 | キャンプ旅行ヨーロッパ各地 2012-2013

  



自然公園の観光案内所でもらった地図を頼りに昨日の川渕から上流へキャンパーを向ける。
この自然公園を流れる大河はポルトガルの首都リスボンへ流れ込むテージョ川の上流にあたり観光案内所近くで2手に別れた道の左手を行くと大きなダムに出会う。
このダムの対岸の荒々しい切り立った崖にも禿げ鷹が巣をつくり、上空では数十羽の禿げ鷹が舞っていた。

 

この地域はコルク樫の林で道端の草花もかわいい。ヘザーは白とピンクの花が今盛りと咲いているし高さ10cmくらいの野生の小さな水仙が下草の間に見え隠れする。

 

ロックローズの仲間でガム・シスタスと呼ばれるこの白い花は地中海沿岸の岩の多い荒地に生え、ポルトガル南部では今が盛りと咲いている。この自然公園では後2週間ほどですべての草薮が花いっぱいになるに違いない。
昔イタリアのカプリ島へ行った時、チェアリフトで山頂まで行ったが、その時山の斜面一面にこの白とピンクの花が咲いていた。あの時の情景は今でも忘れられない。私の前庭にはピンクの花の大きな株が植わっている。この花は咲いても一日しかもたない。

 

 

ダムの水辺には羽を乾かしている鵜が数羽居て動かない。人なれしているらしいブルーティッツが3メータくらい離れた柵に停まって写真のモデルになってくれた。まるで黒いベレー帽をかぶったような尾長も人なれしていて近くを飛び回っていた。

  



このダムからまた30分も上流に行ったところにも河の対岸に禿げ鷹の巣があった。なぜか禿げ鷹の巣のあるところは皆水辺に面した切り立った崖でそれらの岩が黄色になっている。これは禿げ鷹の糞かとも思ったが、岩コケなのかもしれない。
肉眼でも見える対岸の岩に停まった禿げ鷹が飛び立つまで連続撮影した。首の周りの白い羽が襟巻きのようでかわいい。

 

お昼近くに昨日のお城の下の駐車場へ行き、昼食にした。広い駐車場に観光バスが一台止まっている。自家用車はお城の中腹まで行けるがキャンパーやバスはこれ以上に駐車場が無い。そこでとにかく山上のお城を目指して急斜面の道路を歩いて登ってゆくことにした。この日はうす曇で風は冷たいがウインドヤッケで十分暑い位だった。

 

観光バス一台分の子供たちがお城の上で大騒ぎしている。その上を禿げ鷹が舞っていて、うるさいなーなんて思っているかもしれない。彼らの巣がお城の真下にあるから。

 

お城の上にたどり着いたときはすっかり汗をかいていた。そして上空から見えるテージョ側やコルクの森の連なりが素晴らしい。禿げ鷹が眼下にみえる。

 

  
散々写真とヴィデオを撮って満足してお城から下ったが翌日から3日は二人とも足の筋肉痛に悩まされた。

コメント
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