Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

これが最後のキャンプ旅行―パンプローナからカセーレスへ

2018-10-15 17:56:49 | ポルトガル18-19

パンプローナのキャンプサイトには無料のWi-Fiがあったので早速使用。イギリス人2名からタヴィラのキャンプサイトのことでメールが来ていて、あけてびっくり。

タヴィラのキャンプサイトには今年新しいマネージャーが就任、彼は今までの放任主義のキャンプサイトに秩序をもたらすべく改革したらしい。今までキャンパーやキャラバンは勝手に場所を探してどこにでも停まることが出来た。このサイトには覆いをしてある駐車場が数か所あるが、その覆いを取り払い、その狭い駐車場に大きなキャンパーを停めること。

夏休みの警察官がこのキャンプ場に来て停まるのが、私たち冬の長期滞在者より高いと文句が出ていたそうで、値段を2倍に吊り上げた。そして私たち1か月以上滞在の場合は15%の割引があったが、それも撤廃したそうな。ペットは許されなくて、ほとんどフランス人の半数は犬を連れてくるが、それもダメ。

これでこのサイトに長期滞在者が何人来るのだろうか? 今まで一緒にラジオ体操をしたり、食事に行ったり、チャリティーウオークを楽しんだりした仲間が皆バラバラになってしまう。

タヴィラのキャンプ場がいいのはサイトの設備ではなくて、町に近いこと、マーケットやシネマやレストランにも歩いて行けるのが一番の魅力だった。それに電気も16アンプで、このサイトに居る間はガスを使わないで電熱だけで料理できる。

ポルトガルには安いサイトもいろいろあるがすべて 帯に短したすきに長し なのでショックがひどかった。いったんタヴィラに着いても長期滞在はしないでおこうと決めて翌日、カセーレスめがけて出発。

 

 

 

 

パンプローナからマドリッドまでの半分の距離には岩山や崖が多い。

 

 

この辺りはスペインの中央部から北半分、ほとんどが乾燥地帯の平野で木や森が少ない。

昨年このあたりを通った時に動物の死体に群がるハゲタカを見た。

 

 

スペインの町も地方によってこれだけ色彩が異なる。南に行けば行くほど白亜の村や町が出現する。

 

 

広大な盆地の平野を埋め尽くすひまわり畑。花が終わってできた種からひまわり油をとるのだろう。

 

 

ほとんど砂漠化しているこの辺りは夏は40度以上になり冬はどっさり雪が積もる。

パンプローナからソリア(Soria)の南まで309㎞ ただ一軒知っているキャンプサイトで一泊して翌日カセーレスまでの400㎞を走った。

 

 

マドリッドの北環状線を通ってプレサンシア(Plasancia)へ向かう。道路わきの宣伝看板がすごい。

 

 

高速道路わきの奇妙な建物も良く見ればレイ・ジーン・カーロス病院だそうな。スペインにはウルトラモダーンな建物が有名だ。

 

 

道端の宣伝ではスペイン中に見られる黒牛の看板。確かワインの宣伝だと思うが・・・・

 

 

マドリッドからカセーレスへの半分くらいからオリーヴ畑が広がってくる。

 

プレサンシアの近くは広大なモンフラギュ自然公園になっていて、高速道路から公園への細道に入った。道路の両脇はコルク樫の林で,皮をむかれた樫の幹には防腐剤の塗料が赤く塗ってあり、見た目が痛々しい。

 

 

この公園で有名なのがグリフィンボウチャーと呼ばれるハゲタカ。悠々と大空を旋回して死肉を探している。

 

 

 

 

川を挟んだ対岸の崖に巣を作っている。

 

 

 

 

今年の夏もほとんど雨が降らず水不足、それでも谷間に水があるだけでも素晴らしい。

 

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これが最後のキャンプ旅行―ドドインからスペインへ

2018-10-15 14:14:58 | ポルトガル18-19

 

 

今日はスペインのパンプローナへ行く予定で、カーナビを真南へセットした。狭い曲がりくねった田舎道を走っていると途中で道路閉鎖。カーナビはどんなことをしてでも真南へ行きたがるから途中で横道へそれる道路わきの町を設定したりする。

 

 

 

 

途中のドドイン河のわき道を走っていると次々に素敵なお城に出くわした。岩山にそそり立つお城はベイナック城という。狭い道路で後ろに車が来ているから途中で停まれず、通り過ぎるしかなかったが、このベイナックの村はフランスでも指折りの美しい村といわれる。

このお城は12世紀から17世紀にかけて近隣の城と戦に明け暮れた歴史があるとのインターネットの説明。帰りにもう一度通ってみたいところだ。

 

 

 

 

田舎道ではクルミ林に、網を被ったブドウ畑。

 

種類の異なるブドウ畑だろうか?

 

そしてまだ完全に実っていない広大なトウモロコシ畑が現れた。

 

機械で収穫中のトウモロコシ畑とトラクター。

 

 

こんな飾りの牛など必要ないほど、あちこちに放牧されている牛や羊。この牛はもう10年以上も前数百頭の飾り牛が売りに出された時の1頭らしい。

 

 

フランスの南からピレニー山脈に入り、この道は昨年も通った、サンティアゴ・コンポステーラへの道だと思い出す。

 

 

午後4時頃この道筋を歩いている巡礼達は、一体フランスのどこから来たのだろうか?

 

 

途中の山道では霧が深くなり、もし一人で歩いている巡礼がいたらどんなに心細いだろう。

 

 

サンティアゴ・コンポステーラまで790kmのサイン。

 

 

自転車で巡礼する人もいるのだなー。

 

 

 

巡礼者が宿泊するのは無料の僧院なのだろうが、この町にはきれいなホテルが並んでいた。

 

 

このサインが巡礼道のしるし。

 

途中の車の通れない、わき道の歩道が林の中へ入っていく。女性一人が歩いているのを見かけたが、こんな寂しい道はどうやって行くのだろうか? 

 

もうすぐパンプローナ、この日は朝8時50分から夕方5時まで田舎道ばかり446kmも走った。

 

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これが最後のキャンプ旅行―モンテナック(Montignac)

2018-10-15 11:25:53 | ポルトガル18-19

 

10月5日の朝ヴェンドーメから南下して一昨年キャンプしたことのある洞窟画のあるモンテナックへ向かった。

 

 

多分毎年同じ写真を載せているかもしれない道路わきのシャトウ、玄関門が真っ直ぐ道路に面していて、町をぐるっと一回りして裏の田舎道に出ると巨大な建築物が見えてくる。この道路では今まで停まってもらえたことがない。

ブロワ―(Brois) からチャートロック(Chartorox-発音がわからないので英語読み)を通って無料の高速道路A20に乗る。制限速度が130Km  亭主は大喜びで120㎞近くで邁進。

 

 

 

高速道路にかかる橋にはあらゆるカメラが取り付けられてあるが、今までオーバースピードで捕まったことがないから、亭主は結構楽しんで、今日の目的地まで378㎞ 走りまくった。

 

 

 

 

 

このドドイン地方はアヒルの脂肪肝・フォアグラとクルミで有名。クルミはお菓子からクルミ油までお土産にして売られている。

田舎道の両側はほとんどクルミ林。今からが収穫時期だけれど、個人の畑には絶対行ってはいけない。

 

 

 

この日の宿泊サイトは10月8日で来年まで閉まる田舎のキャンプ地、料金も安くて一泊14ユーロだった。

田舎道の両側は栗林であたりが黄葉した栗の葉ばかりだった。

 

 

 

キャンプサイトには私たちのほか1台のキャンパーが停まっているだけ、誰もいない。

サイトの両脇の林を歩くと栗のイガがたくさん落ちているところに出くわした。そこで大きな栗の実を大きな袋いっぱいに拾って、フライパンで蒸し焼きにした。

私一人で食べるのには多すぎるが亭主は食べてくれない。マー仕方がない、食べるか。

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