Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

これが最後のキャンプ旅行―ポルトガル

2018-10-27 21:53:51 | ポルトガル18-19

 

国境の橋はただいま改修工事中、つり橋の吊りロープがダブルに見える。

 

橋の真ん中が国境線。

 

入国してすぐに目に入るのがカステルマリムの巨大な城塞。この城塞のすぐ下にはフリーのキャンピングプラッツがあるが、電気もトイレも水もないから皆どうしてここに居るのだろうと思う。

 

 

途中の店でショッピングをしたり、タヴィラのキャンプサイトの変革にすぐ反応したマイク夫妻がキャンプしているカバナス(Cabanas)のキャンプサイトを訪ねたりした後、タヴィラのキャンプサイトへ入る前に大きく迂回して、道端に生っていて誰もとらず、朽ち果てていくザクロの実を袋いっぱいに採った。

タヴィラのサイトは設備は一切変わらず、値段を2倍に上げ、今まで最高で150台もキャンプしていたキャンパーやキャラバンを、30台のみにした。それでも今まで15台が最高だそうで、私たちが滞在した3日間は9台しかいなかった。

 

 

今まで勝手に停車していたのを紅白のテープで停車場所を指定し、キャンプサイトの支払いも前払いに決まった。

 

昨年も一緒にラジオ体操をしたり早朝速歩をした友達二組のほか、英国人キャンパー2台、ドイツキャンパー1台。フランス2台がまだ残っていた。友達2組は長さ10メータの巨大キャンパーで、キャンパーのサイズで値段が決まるサイトでは高くなりすぎるため、たとえ値段が2倍に上がってもこのタヴィラが良いのだそうな。

私にとってはタヴィラの町や、シネマ、ショッピングセンター、マーケットが歩いて行けることが何よりも良かったので、残念でならない。

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これが最後のキャンプ旅行―フエルバ最後の3日間

2018-10-27 18:20:17 | ポルトガル18-19

水曜日の朝、ホテルの受付の女性に、ガレージへ電話をしてもらう。

彼女は結構長い間話していたがその会話の中に マニヤーナ と言ったのが聞き取れて、エー、マニヤーナ―(えー明日なの)と言ったら,貴女スペイン語が話せるの?とききかえされた。マニヤーナ―だけね。スペインの一番有名な言葉だもの。

仕方がないからもう一晩泊ることにして、この日の散歩は郊外へ。

 

ホテルの裏道から郊外へ行く広い道路にはフエルバの鉄道駅があった。普通駅と言えば必ず人がいっぱいのイメージだがこの駅は異常にガラーンとしていて、警備員のおじさん一人が立っていた。

駅は最終駅のフエルバからセビリアへの直線であまりお客がないのかもしれない。駅の裏側を歩くとこのスマートな電車が停まっていた。

 

郊外の大きなラウンドアバウト、南国らしくヤシの木が林立している。

フエルバのフットボールスタジアムはまだ新しく見える。ウィークデーの昼間では人ひとりも見えない。

 

 

オディエル川の河口は海のように広々としている。暑い夏の夜にはこの川渕(プロムナード)を歩く人たちでいっぱいだっただろう。

 

 

川向こうの塩の山や長く突き出た鉄の桟橋など、今もこの河口は船の出入りが盛んらしい。コロンバスがこの町へやってきたのもきっと船で来たのだろう。

 

 

通りのあちこちに咲く紫色の花、この木は花も素晴らしいが葉が繊細で非常にきれいな色合いをしている。英国では観葉植物として室内で栽培される下の写真のつる性の植物には、まるで水芭蕉のような花が咲いていた。初めて見た花だった。

 

 

木曜日の朝、また受付の女性にガレージへ電話してもらうと、今日の夕6時までにはエンジンも完成するという。夕方ではもう一晩泊っていくかと思ったのに、ホテルはこの夜は満杯だと断られた。

お昼前には荷物を持ってタクシーでガレージに行き、半日をキャンパーで過ごす。

ちょうど6時にエンジンが快調に働いていて、近辺を一回り、やっとガレージを後にすることが出来た。ガレージの女性事務員が、近くの無料駐車場に停まったらと教えてくれ、この夜は駐車場で一夜を明かした。

 

 

 

スペインの朝は8時近くにやっと空が明るくなり、朝焼けの不気味な赤さの空模様、朝焼けは雨が降る前兆とかで、あまりうれしくない。

 

 

 

9時5分過ぎにフエルバを出て、一路ポルトガルへ向かう。ポルトガルとの国境の橋が見えてきたのはポルトガル時間の8時45分だった。ポルトガルとスペインは1時間の時差があるから、こんな変なことになる。

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