10月22日にこのカバナスのキャンプサイトに落ち着いて以来、すぐに始めたのが編み物。この夏ロンドンで日本人のTさんからグレイの毛糸をたくさんもらった。グレイだけで編んだら学生用のセーターぐらいで大人のセーターにはあまりに地味すぎる。それでTさんにお礼のつもりでピンクと合わせて縦じまのセータを編んだ。

縦じまにするには前後の脇から200目を作り編目が横になるように編んでいく。
一週間で仕上がったがT さんに連絡したところ自分も編んでいるからいらないとの返事、さて困った。私より小さいTさんのため私にはやや小さくて着られない。それでタヴィラから一緒のキャンプ仲間のシオナに着てもらったところサイズはピッタリ。彼女はスコットランド人で細身の背丈も私と変わらない。マーいいか。あなたに上げると言ったら大いに喜んでくれた。

カバナスの港周辺を歩いた時,小さな毛糸屋さんで見つけた極太毛糸、まるでうどんのように太い。値段を聞いたら1KGで20ユーロだという。ぎょっとしたが3束計ってもらったら3.5ユーロだというから喜んで買った。
太いから四日で完成、このポルトガルでも寒い時に着ることができる。

さて12月に入るとキャンプサイトも少しづつ混んできて、我がキャンパーの周囲に空いている場所がなくなってきた。12月末になると例年来るキャンパーがキャンセルするかどうかで、私たちがここで3月迄居られるかが判らない。
カバナスの周辺も毎年歩き回っていて、写真もブログもおなじみだから、あんまり写すものがなくなった。

昨年春にはこの広大な土地は真っ黄色のバミューダバタカップに覆われていた。それがどうだ。あたり一面オレンジの苗が植えられている。今年はあまり大きくないからオレンジも大してなっていないし、12月でも実はグリーンのまま。きっと3月くらいに実る種類かもしれない。これだけ規則正しく植えられているのはきっと機械を使っているのだと思う。


道端のコルク樫の木はもう数年前に皮をはぎ取られたものと思われる。何年もかかって新しい皮が出来それをまたはぎ取るのだろう。



散歩の途中で見かけたお屋敷。高い塀で囲まれ、正面の門もしっかりした鉄柵でその柵の間から前庭を眺めたもの。良く手入れされた庭にいろいろな飾りが面白い。それにしてもこの大きな庭。一体どんなお金持ちが住んでいるのか?
ヨーロッパでは貧しい部に入るポルトガルで、よくこのような豪邸を見かけるが、これらはヨーロッパの金持ちが買い占めているのかも???


カバナスの県道N125の道路わきの廃屋に描かれた巨大な落書き。落書きと言ってもこの素晴らしいコウノトリはどうだ。鳥も良くかけているが鳥の巣が実物のように見える。
最近のストリートアートも捨てたものじゃない。