クイーンズ・ハウスの後ろから真っ直ぐ見える天文台への急坂や、見晴らし台の上の大勢の人々、これほど多くの人々がこの春の日曜日を楽しんでいる。
見晴らし台から見下ろしたグリニッチの素晴らしい展望。
真ん中の建物がクイーンズハウス。向かって左側が海洋博物館、後ろの右のタワーは教会で左のタワーはペインテッドホール。川向こうの近代ビル群はドックランドの高層ビル。
ブラックヒースの門から近いところに約20本くらいの八重桜の並木があり、今は3分咲きから7分咲き、ここもたくさんの人々が花見に来ていた。日本の花見と違って座って宴会などと言うことはないが、至る所でカメラを構えた人々が花を愛でていた。
一緒に行った日本からの友達は、日本ではこの毒々しいピンクの花を嫌うという。桜はソメイヨシノでなければ、と言うのを聞いて、日本人は軍国政府時代の政策―一斉に咲いて一斉に散る。に洗脳されていると思った。
英国には多種多様の桜があり長期間楽しめる。ソメイヨシノは桜でないと日本の桜博士が言っていたのを聞いて、昔からのいろいろな桜をないがしろにして、絶滅の危機に瀕している。
このピンクの椿は英語名でカメリア・ジャポニカ・エレガンス(Camellia Japonica Elegans) と言う。椿は日本と中国が原産。
これはカメリア・ジャポニカ・ルディゴア(Camellia Japonica Ruddigore)
この公園の椿はあまりに素晴らしくて、何度でも写真に撮り愛でている。このブログにも嫌になるほど載せている。
多分白の山桜にピンクの八重桜を挿し木したに違いない。一本の木から白とピンクの花が混じって咲いている。
この白い桜の大木はもう散り始めていて、ここでもいろいろな人たちが楽しんでいた。
遠くから特に目立つ激しい色のこの木の花は英国の通りの一角など一般に見られる花だが、数冊の花の本を探しても載っていない。
どなたか知っている方はいませんか?