4月上旬、裏庭の古い梨の木の花が満開になった。毎年これくらい花が咲くけれど、このところあまり実がならなくなった。
同じ梨でも種類の違う隣の梨の木の花がすごい。ほとんど葉が見えなくて真っ白に咲いている。
隣の木は若木だから実もそれなりにたくさんつくらしい。
上2枚の花はリンゴ。毎年たくさん実がついて、友達や隣近所に配って食べてもらっている。
やっぱり上げる時は虫が食って落ちたリンゴは上げられないから、大きくて虫食いは私が始末しなければならない。このクッキングアップルは日本にはあまりないらしい。熱を加えると溶けるからアップルパイには最適。
もう20年以上も前に帰国する友達からもらったボタンは毎年つぼみが増え続け、今年は35の花が咲いた。剪定しなければならないのか知らないから、大きくなるままに手入れしないのでますます大きくなっていく。
3月のまだ葉の出ていないイチジクの枝を切って、もう1ヵ月近く、葉が出始め高い枝には小さなイチジクがいっぱいついている。7月末から8月初めは食べごろで、毎年やってくるスターリングと言う鳥の群れと先を争うことになる。
大きな鉢に植えたクリスマスローズの間から生えだした鳴子百合。この花は奥能登の山では自然に生えていた懐かしいもの。こう思ってみると日本には英国では見られない自然の草花がいろいろ有る。
昨年の6月に開かれたチェルシーフラワーショウには日本のヤマユリが出品されていた。あの匂い気高いピンクの百合にはたくさんの思い出がある。
数年前に種をまいたカリフォルニアンポピーは畑の土では芽も出てこず、石畳の間で大きく成長して今年が一番きれいに咲いた。おかげで車の駐車場所が狭まってしまった。
最近見たテレビではカリフォルニアの山全体がこのポピーで覆われて真っ黄色になって壮観。行って見たいものだ。
ポルトガルの野生のアイリス。数年前に一株採ってきたら少しづつ増えてきている。花はここでのほうが大きいような気がする。
28年前に引っ越して来た時に在ったこのオフホワイトのライラック、真っ白の一重の花はよく見かけるが、この花の色は珍しい。
このダブルペタルのライラックも先住民が植えたもので巨大になっている。
この花だけはが我が庭のではなくて近くの街路樹、数年前から今の時期、咲き出してとっても可愛い花だ。この10年以内に街路樹として植えられた木でところどころ見かける。
森や林の下草として春には欠かせないブルーベルは、私の庭の至る所で繁殖して今の時期はこの有様。きれいな花だけど、これを絶滅させるのは至難の業らしい。