Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

英国式教会の結婚式

2022-08-03 03:42:22 | ロンドン周辺

娘の友達の結婚式に招待され、参加した。

娘の友達はジャマイカと白人とのハーフで、私の家から歩いて10分ほど、この街一番大きな教会で結婚式を挙げた。彼女には17歳と15歳の男の子がいて二人とも4分の1のジャマイカの血が入っている。この教会に籍を置く白人の夫婦に養女として育て上げられた。その夫婦はほかにジャマイカ人の女の子とアフリカ系の男の子2人も養子にしていて、一人でも大変なのに4人もそれも人種の違う子供たちをよく育て上げたと感服する。

お婿さんの方はスコットランド人で成人した息子がいて、今回の結婚式には息子の友達がスコットランドから大挙やってきた。それにお婿さんはウエールズに住んでいるそうで、そこからも友人たちがやってきた。

お嫁さんの方はこの教会で子供の時から遊び、学びで大きくなり教区の友達や知人を招いたため、総勢200人ほどの参加者だった。

 

 

私の娘が自分の着たウエディングドレスを彼女に着せ、お化粧からヘアーまで手掛け、パトリックの愛車の電動車の前に白いリボンを飾って運転手までしてあげた。

土曜日の午後1時ぴったりに花嫁と彼女の養父が教会に現れた。このお父さんはアルツハイマーを患っているそうで、歩くのもやや不自由そうだったが、最後のスピーチまでこなしたから、教区の人たち以外は彼がアルツハイマーだとは気が付かなかった。彼女は今最後の親孝行をしているのだった。

1時間にわたる式が執り行われたが、私には全く知らない讃美歌だったり、牧師さんの言ってる言葉も判らなかったりで、孫のジュードと隣り同士、全く退屈した。

 

式が終わって教会の外で写真撮影、何しろ大勢の人達で、カメラマンも大わらわ、隣の牧師館の二階の窓から全員を入れて写した。

二人とももう若くないから初ういさには欠けるが、彼女は見かけよりも人柄で彼を選んだと確信できた。

両家の兄弟たちが衣服も色合わせしていて、とってもいい雰囲気だった。

 

撮影会の後は教会の後ろに続いている別室で飲み物食べ物の立式パーティー、そこが狭いためあふれた人達が教会内のベンチで、飲み食いパーティが行われた。ウエディングケーキは日本人には信じられないくらい変わっている。

 

スコットランドの正装、3人の若者が着ていたがなかなか格好良かった。

 

 

昔は結婚式に参加する女性はこんな素敵な帽子?ヘアードレス?をかぶるのがファッションだったが、最近でははやらなくなった。名前も知らない奥さんだったけれど写真を撮らせてくれと頼んだら喜んで撮らせてもらったけど、ブログに載せるには顔を見せてなならないだろうと気を使った。

チーズの山で作られたケーキ、色々なアイデアがあるものだと感心した。

 

 

この日本当に驚き感心したのが上の二人のお嬢さん、私の娘の友達の娘たちで15歳と17歳、すっかり大人になって見違えた。下の写真を見てください。

 

2013年私の娘の結婚式にブライドメイドになった女の子たち。あれ以来一度も会っていなかった。昔の面影もないから言われても判らなかった。

 

 

花婿の息子さんがパーティの進行係、まるでプロのDJの様におしゃべりしながら参加者を楽しませてくれた。私はケーキカットまでいなくて帰ってきたが、この夜はまだローカルのパブで2次会パーティ、翌朝、花嫁は二日酔いでフラフラだったそう。

3ッ日後、彼らはハネムーンにアマルヒコーストのウオーキングツアーに出掛けた。

 

 

 

 


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7 コメント

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Unknown (旅人)
2022-08-07 02:35:29
玲子様。

私も、ロンドンの郊外在住のアイルランド人とイギリス人の結婚式に参加したことがありました。

立食パーティーの途中で突然「出て行って!」と女性の叫ぶ声が聞こえたと思ったら、数人の10代と思われる男の子のグループが走って逃げて行きました。近くにいたイギリス人に聞いたら、正装して結婚式の立食パーティーに紛れ込んで飲食する若い男の子のグループがいるのだとか。

参加者が多いと、外部の人間かどうか分かりにくいですよね。びっくりした出来事でした。
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Mrs. (玲子H)
2022-08-07 06:38:08
旅人様こんばんは、
そんなハプニングがあったのですね。
私は娘の結婚式と今回が2回目の結婚式の経験でしたからそんなことがなくてよかったです。
日本で兄や甥の結婚式に参列していましたから、こちらの結婚式の方が心温まる手製の結婚式で感激しました。
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教えてて下さい (fool1934725管理人)
2022-08-08 10:12:56
「fool1934725」です。
フォローありがとうございます。わたくしはたった15日間の25年前のイギリス旅行でしたがいろんなことを勉強しました。冒頭の結婚式で紹介されているようにイギリスは多民族国家だということもその一つでした。そこでわたくしがイギリス旅行で感じたことはたくさんありますが、そのうち2つのことを紹介してその当否の判断をあなた様にしていただきたいと思いこの文章を書きました。
 わたくしはイギリス旅行 前まではイギリス人は冷たい感じの人たちと思っていました。ところが、実際は(特に女性)非常に温かくやさしく親切な人たちだったということです。しかもその英語がわたくしのような語学音痴のもでも分かったように感じました。(ただし女性のみ。男性の英語はさっぱり)
 もう一つは、Glorious Revolutionについてです。日本では名誉革命という名前で高校の教科書にも記載されていて誰でも知っている名前です。ところが本家のイギリスではその名前を知らない人がいたということです。そこでわたくしが考えたのはスコットランドにとってはこの革命が無血ではなく血が流されたのでGloriousではないということからイギリス全体(Great Britain)ではGloriousではないということかなと考えました。
 以上の2点についてはわたくしのブログ、カテゴリ(イギリス)でわたくしとしてはかなり詳しく紹介しているのでよろしければお読みいただきご返事がいただければ幸いです。失礼で無遠慮なお願いでごめんなさい。
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Mrs. (玲子H)
2022-08-09 08:10:47
fool1934725管理人様
こんにちは、コメントありがとうございます。
色々勉強させていただきました。貴UKブログも全部読ませていただきました。
それで英国人は冷たいとの先入観はほとんどの日本人が持っているものではないでしょうか?いわゆる昔から言われる英国紳士、実はもうイギリスにはそういう紳士はいないのですよ。
貴方が接した英国人女性はほとんどがガイドの方たちの様ですね。彼女たちは日本人が英語が判らないと知っているからとっても易しい英語で話してくれたのだと思います。外国人に接したことの無い英国人の英語は判りにくく、また私たちの下手な英語を判ろうと努力しません。
今日は2人の英国人にGlorious Revolutionのことを聞きましたが誰も知りませんでした。でインターネットで調べたところこの名誉革命はカトリックの王がたたかわずに逃げて代わりにプロテスタントの王と女王になったのが1689年、同時に議会制が発足して無血革命、名誉革命と言われるのはフランスの血みどろの革命と対照しているためです。
スコットランドのジャコバイトの戦いは1746年、時代が違います。
ロンドンは今では住民の半数以上が英国人ではありません。私の通りでも半数は英国人以外の人達です(私も含めて)それと日本人あこがれの2階建てバス(ダブルデカーバス)は今も大活躍していますよ特に電車のストの時はね。
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ありがとうございます。 (fool1934725管理人)
2022-08-09 11:08:27
御親切なご返事ありがとうございます。『イギリス編」を全部読んでいたうえでのご返事、うれしく感謝の一言です。ありがとうございました。だいぶボケていましたが、今後ともよろしくお願いします。
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Unknown (旅人)
2022-08-10 15:53:32
玲子様。

親族の結婚式に参列するためロンドンに滞在していたアイルランド人とフランス人の友人夫婦が帰ってきました。

数日前には元気そうな写メが送られてきていましたけれど、誰もマスクをしていない。この夫婦は、欧州人には珍しくスーパーにも長い間行かなかった用心深い人達だったので少しびっくりでした。

式の後体調が悪くなり、抗原検査をしたけれど結果は陰性。やっとの思いで車を運転して帰国。PCRテストを受けたら陽性だったそうです。イギリスサイドでも、結婚式の参加者やその家族達が次々とPCRテストを受けている最中だとか。特に新婦のお母さんには心臓疾患があり、ドクターからコロナにはくれぐれも注意するよう言われていた方です。

折角の結婚式がねえ。新婦には彼女が子供の頃会ったことがあるのと、彼女のお父さんとは今も交流があるのでウエディングカードを送ったのですけれど、本当にお気の毒です。

コロナとの共生も、現実は難しいですね。それに、友人夫婦はフェリーで帰ってきたわけで、やはり公共交通機関は怖いと思いました。
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Mrs (玲子H)
2022-08-11 02:30:31
こんにちは、旅人様、
英国の感染者は減っていませんが、だれもマスクはしていません。今では人口の3分の1近くが感染しました。死者も10日間で約く1000人近くが亡くなっておりますが メディアでももう騒がれなくなりました。ほとんど亡くなるのはワクチンをしていない人たちだからです。
今日も娘の隣の夫妻がホリデーから感染して帰ってきましたから、1週間は自己隔離です。
今では高熱ぐらいでは、ドクターも来てくれません。やっぱり感染すると後遺症が大変らしいですね。お互い気をつけましょうと言ってもどうして良いか判りません。
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