先週土曜日、パトリックがウインチェスターの友達のところへ遊びに行くという。
娘は翌月曜日からポーランドへ友達と遊びに行くのでその準備に忙しく、パトリックは私をさそってくれた。なんと素晴らしい娘婿よ。
その友達、3か月前にコッツウオルドからウィンチェスターの郊外へ引っ越したばかりで英国航空のパイロット。きれいな庭でラム肉のバーベキューを食べて、車で1時間ぐらいのデェーンバリーアイアン・エイジ・ヒル(Danebury Iron Age Hill Fort)へでかけた。
あの灼熱の太陽は午後の曇り空ですっかり影をひそめ、帽子もいらない気温20度そこそこ、
緩やかな丘に犬を連れて散歩している人たちが目立つ。立派なのは草原のわきに必ず犬の糞を入れるごみ箱が設置されていること。
丘の上から見渡す平野は実った麦畑か?枯れてしまった牧草か?どこもかしこも雨が降らなくて秋の気配。
英語ではファイヤーウィードと呼ばれる雑草が、今まで日本にはないと思っていたが、いつも愛読している モーズイカの裏庭 と呼ばれるブログに写真が載っていた。私が初めてこの花を見たのが50年前のスイスで、マッターホルンのふもとの草原だった。過去16年ヨーロッパ各地をキャンパーで旅行しているとこの花が北欧の夏には欠かせない。特に北極圏を超えた北方の道端はこの花で埋め尽くされている。
丘の散歩道の両側は色とりどりの野の花が咲き乱れている。
草むらの中のクモの巣もこんなトンネルを作る珍しいクモがあちこちにいた。
英語でティーゼル(Teasel)と呼ばれるこの花は、花が終わった後の乾燥したものを昔は毛織物のけば立てに用いた。日本にあるだろうか?
木登り大好きの孫のジュード、文句も言わず野原や森の中を2マイル以上も走り回っていた。
考えてみればこうして野原を歩き回り野の花をめでて歩いたのは久しぶり、イギリス人は野原や森を歩き回るのが好きだ。それも年寄りばかりでないところが日本と違うかも。
帰りに立ち寄ったパブ、メイフライ はこの辺りで一番有名なパブで、食事をしようと思えば早くから予約しないとできないそうだ。
この日は庭の川渕のベンチで、フルーツサイダーを飲んでご機嫌。サイダーは日本のと違ってアルコール入り、普通はリンゴから作られる。
夕方寒くなりおまけに車の中が冷房が効いていて、この夕からのどの痛みに鼻水でコロナ感染?と思ったが大丈夫、3日で治った。
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