Fuzetaのキャンプサイトですっかり仲良くなった長期滞在のキャロルや、オランダ人の隣人に別れを告げたのは一週間後で、海岸線に沿って西に向かった。
真夏のホリデータウンのアルガーヴを通り過ぎたアーマカウに町の入り口で大きなキャンプサイトを見つけ落ち着いてしまった。プールもバーベキューの設備も整ったとっても快適なサイトで3日以上滞在すると料金が半額になるという。
イギリス、ドイツ、オランダ人の年金退職者が多くて、各国ごとに小さなコミュニティができていた。着いて2日目には、この地長期滞在のイギリス人が訪ねてきて自己紹介、英国の家を売って、ポルトガルのキャンプサイトに2箇所キャンパーを置いて、交互に住んでいるそうな。年に何回かインドなどへホリデーに行くとのこと。英国よりも気候が良いのと、物価が安いので生涯この地で住むつもりだと言っていた。
私たちの隣人は大きなキャラバンに住むイギリス人のおじいさんで、数年ここに住んでいるらしいが、2年前に奥さんを癌で亡くし、今は一人だ。
キャンパーの周囲に植えられている大きな木の中に、ユーカリの白い花が満開でその下を通る度に素晴らしくいい香りがしてうっとりする。ユーカリの花は初めてで、寒い英国では花が咲かないのかもしれない。海岸近くの湿地帯にはここにもフラミンゴが小さな群れを作っていた。
暖かい南部は11月から12月がオレンジやミカンの収穫期で道端で安く売っている。マーケットで2Kgで40-50ペンスくらいだったから、毎日食べていた。右下の写真はコルクの樹皮。ポルトガルの名産品でこの干した皮を加工してワインボトルの栓にする。
港が無い砂浜の海岸は漁船を直接砂浜に引き上げ,獲った魚は近くのマーケットで売られていた。漁師が塩さばを漬けているのを写真に写させてもらった。
この町は夏のホリディ地・アルガーヴの郊外住宅地にあたり、真っ白のアパートや・モダンな高級住宅地などが広がっていて非常に静かだ。
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