Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

南アイルランドの旅 (22) Blarney Castle

2010-09-02 20:54:01 | 南アイルランド旅行 2011

コーク市へ訪れた翌日、フェリーポートへ向かってゆく前に訪れたのがブラニー城(Blarney Castle)。
ここはキャンプサイトから歩いて30分ほどで行ける距離だったが、そのままこの地を去るので、キャンパーで城へ向かった。ブラニーの村は大変きれいな村で、村への入り口に大きなウールミルの看板があった。羊毛の加工所だと思って立ち寄ったが、過去には羊毛の工場が今では上品なお土産屋さんになっていた。
二階建ての大きなお店でアイルランドの特産物が全部集められていた。ここで純毛の毛糸を買ったが以前に山間のお土産店で買ったのと同じ値段だった。店の大小や場所の違いにかかわらずアイルランドでは値段が統制されているのがわかった。

ブラニー城の駐車場はそのウールミルから近くにあり、大きな駐車場の一角にキャンパーを停めた。アイルランドではスーパーや町のの駐車場が狭くて、キャンパーを停めるのにいつも苦労していた。

 

ブラニー城は14世紀からの崩れ落ちたお城だがここのBlarney Stone(ブラニー石)が世界的に有名で、観光バスが何台もやってくる。ほとんどがアメリカ人の団体客だった。お城の最上階の片隅に設置されたブラニー石は、この石にキスすると、能弁になるか、ゴマすりがうまくなるという伝説があって、行列が絶えない。
ただこのキスも普通にかがんで出来るわけでなく、屋上の床に仰向けに寝て、そのまま上体を壁に沿って下げ一番下の石にキスする。
もちろん私もやってみたが、そんなに大騒ぎするほど、怖くはなかった。その言い伝えが本当にあたるかどうかは、今のところ定かでない。


 


  

城の内部の床は全部落ちているので、昔は豪華だっただろう居間や食堂なども大きな暖炉を残すのみだ。つわものどもの夢の跡・・・の風情だった。


  
 

城の庭も60エーカーと広くてゆっくり回れば一日中楽しめそうだが、午後はウオータフォードの南のキャンプサイトを目指してブラニー城を後にした。

 

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